政府は最近、香港観光の魅力を高めるために地域の観光名物を積極的に開発している。1月13日付香港各紙によると、尖沙咀にある旧水上警察本部建築物群は 130 年以上の歴史があり、修復および再利用され「1881ヘリテージ」と名付けられた。 この物件を所有する長実集団は最近、都市計画委員会に総合的な改修・保存プロジェクトを申請し、円筒形のプランター(展望台全体)を解体し、「ガラスのカーテンウォール」デザインの建物に建て直す計画だ。新しい展望デッキ、ショップ、屋外レストランの導入、そして建物の東に文化遺産センターを追加する。申請計画図によると、今回の区画整理は主にプロジェクトの東側と西側に緑地を追加し、建物の東側は九龍公園歩道に面し、ショップやオープンエアのレストランを導入し、文化遺産センターを設置して、その歴史的価値に対する市民の理解を深めることができ、それによって九龍公園トレイルがより活気に満ち
これまで、アジアの旅で朝食に困ることなどほとんどなかった。中国・上海では、地下鉄駅の周辺に必ず食堂や屋台があった。シンガポールやマレーシアでも身近なところに安くておいしい食堂があった。 筆者は、香港にもそれを期待していた。2000年初頭に訪れた香港には、朝から営業して庶民の胃袋を満たしてくれる食堂がたくさんあったからだ。中には何十年と同じ味を守る老舗の食堂もあった。 だが、今年(2018年)4月、十数年ぶりに訪れた香港の繁華街・旺角(モンコック)は様変わりしていた。“お手軽な食堂”は姿を消し、代わりにドラッグストアが林立していたのだ。 旺角がこれほどまでにドラッグストア天国になってしまったことの背景には、近年の不動産賃料の高騰がある。 香港の主要な観光地の商業ビルでは賃料が高騰し、庶民相手の食堂は経営が成り立たなくなってしまった。そのためビルから追い出され、その場所に新たなテナントとしてド
中環にある飲茶の老舗「蓮香楼(Lin Heung Tea House)」(160-164 Wellington Street, Central, Hong Kong TEL 2544 4556)の建物のオーナーが変わり、2019年に建物の建て替え工事が始まると政府へ申請書が提出されていることから、近いうちに経営判断があると香港で話題になっている。同店は、現在では数少ないワゴン式スタイルの飲茶が楽しめる店として知られ、昔ながらの雰囲気で食事をできることから、地元の人のみならず観光客の間でもよく知られる店である。 蓮香楼の外観 蓮香楼は1889年、広州市西部に「連香楼」として開業。「蓮蓉」という蓮の餡(あん)を使ったお菓子で有名となり、後の広東スタイルの月餅の原型になったともいわれる。「連」の上に草かんむりを付けて「蓮香楼」と改名し、1908年、広州で「茶楼王」と呼ばれていた譚新義に買収され、
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