台湾・台北で、「銅鑼湾書店」を再開した林栄基店長(中央、2020年4月25日撮影)。(c)Sam Yeh / AFP 【4月25日 AFP】香港で中国本土の禁書を販売していた書店の店長を務め、中国当局から拘束された林栄基(Lam Wing-kee)氏(64)が25日、台湾で書店を再開した。 林氏は昨年、香港政府が本土に容疑者の身柄引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案を発表したことを受け、台湾に移住。それから1年を経て「銅鑼湾書店(Causeway Bay Books)」を再開した。同条例の改正案は、現在撤回されている。 林氏は、中国の指導者らのスキャンダル暴露本を扱う銅鑼湾書店の関係者で、2015年に中国本土で拘束されていることが後に明らかとなった5人のうちの一人。 林氏は翌年、書店の顧客リストが入ったハードディスクを持って戻ることを条件に香港への帰還が認められた。だが保釈条件を破り
2015年、中国共産党政権にとって有害な禁書を中国に持ち込んで利益を得ていたなどとして、中国当局によって拉致された香港の書店の店主、林榮基氏に新たな動きが見られた。2020年5月、台湾の台北市内で、かつて経営していた「銅羅湾書店」をオープンする計画であることが明らかになったのだ。 台湾の独立を目指しているなどとして、中国は民進党政権を強く警戒しているが、台北市内での銅羅湾書店の開店が中台関係を一段と悪化させ、習近平指導部の蔡英文・総統批判が強まることが予想される。 林氏は2015年に拉致されたあと、中国福建省泉州市内の中国の情報機関、国家安全省管理下の施設に閉じ込められ、外出も許されず、3か月間取り調べを受けていた。その後、香港内にある書店の書類などを証拠品として提出することを口実として、香港に戻った際、香港の知人らと記者会見。中国当局によって不当に拉致された事実を暴露し、中国当局の手を逃
香港のスターバックス店舗で、外壁にスプレーで落書きされた文字を消す男性(2019年9月30日撮影)。(c)Jerome TAYLOR / AFP 【9月30日 AFP】香港で飲食店チェーンを展開する外食大手の創業者の娘が、民主派デモの参加者らを批判したことを受け、傘下のスターバックス(Starbucks)や吉野家(Yoshinoya)などがデモ隊の新たな標的となっている。 強硬派のデモ隊と警察機動隊の間で、ここ数週間で最大規模の衝突が発生したこの週末には、香港外食大手の美心食品(Maxim's Caterers)傘下の複数の店舗がスプレーを使った落書き被害を受けた。 湾仔(Wan Chai)地区のスターバックス店舗には、ボイコットを促す文言や、警察や美心食品を中傷する言葉が落書きされた。 中国政府は企業各社に対し、デモを公然と非難するよう圧力を強めている。 美心食品の創業者の娘の伍淑清(ア
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