【3月30日 Xinhua News】中国石油・ガス生産大手の中国海洋石油集団(CNOOC)はこのほど、広東省(Guangdong)沖のにある2海上石油生産プラットフォーム「恩平15ー1」で19日、二酸化炭素(CO2)貯留用圧入井の掘削が始まったと明らかにした。南中国海・珠江口盆地に位置する「恩平15ー1」は22年12月7日に運用を開始したアジア最大の海上石油生産プラットフォームで、海域におけるCO2貯留圧入井の掘削は中国で初となる。 圧入井は稼働後、同プラットフォームの石油・天然ガス採掘で産出されたCO2を海底地層に大規模に圧入・貯留するために使用される。年間貯留規模はピーク時に30万トンに達し、累計150万トン以上を貯留できる。これは1400万本近くの植樹、あるいは乗用車約100万台の運転停止による排出削減効果に匹敵する。 恩平15ー1油田は南中国海初のCO2含量の多い油田。中国海洋石