●「 自民党よ、負けるなら潔く負けよ 民主党と議論を戦わせて 」〜保守派評論家の論説の一部に顕著な変化 いずれにしても衆議院議員の任期は9月までであり、近々の選挙は避けられない。そんなときに総裁を代えるのは無意味だと、総裁選挙を主張する人たちは考えないのか。安倍晋三、福田康夫両首相がおのおの、1年で辞任したとき、自民党はそれなりに考えてわずか20人の小派閥の麻生氏を選び党の運命を託したはずだ。支持率急落だからといって、またもや次の人物を選ぶ心算(つも)りか。 だが、新総裁を選んでも、自民党は負けるだろう。誰が次の総裁になっても、勝てないだろう。時の流れと、国民の心を読み取ることのできる人には、十分にわかるはずだ。敗北が避けられない自民党にとって、今、最も重要なのは、いかにきちんとした負け方をするかということだと。きちんとした負け方とは、敗北の後の自民党の再生につながる負け方である。 自民党