C言語を勉強するとき,文法や標準関数をマスターすることに並ぶくらい重要なのが,デバッガを使いこなせるようになることです.C言語を習いたての頃は,書いたコードが予期せぬ動作をしたり,ポインタの使い方を間違えてプロセスを落とすこと(セグメンテーション違反)なんてザラです.そういう失敗をたくさん経験して,自分の書いたコードの間違いに気づき,修正していくことでコーディング力が養われていきます.しかし,自分の書いたプログラムの何処が悪いのか,皆目見当もつかないような状況に陥ってしまうと,プログラミングが嫌いになってしまいます. デバッガを文字通りに解釈すると「バグを取る」ためのツールで,プログラマにとってはコードの間違いを発見するための検証手段として欠かせません.これに加えて,正しいコードをデバッガ上で動かしてみることも,C言語の理解促進のために重要であると私は考えています.ループや条件分岐でプログ