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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (19)

  • Linus Torvalds様、ユーザースペースの互換性を壊した開発者に強い態度をお示しになる

    Linuxカーネル4.18から、userns mountに対して暗黙にSB_I_NODEVを設定するようになったために、既存のsystemdのnspawn実装が壊れた。 以下が問題のパッチだ。 https://github.com/torvalds/linux/commit/55956b59df336f6738da916dbb520b6e37df9fbd Linuxカーネルにおいては、ユーザースペースの挙動は変えないという強い下位互換保障がある。以前のバージョンのカーネルで動いていたユーザースペースのコードが新しいバージョンのカーネルで動かなくなった場合、それは理由が何であれ新しいバージョンのカーネルのバグであるとみなされる。たとえそれが、ドキュメント化していない明示的に保証されているわけではない昔のカーネルの暗黙の挙動であれ、その挙動に依存している既存のユーザースペースのコードがあるので

  • 本の虫: 帰ってきたきれいなリーナス・トーバルズ、無作法な開発者をたしなめる

    Linus Torvalds Shows His New Polite Side While Pointing Out Bad Kernel Code - Phoronix 人の心の読み方を学んで復帰したリーナス・トーバルズは、さっそく無作法なプルリクエストをたしなめている。その文章は大文字センテンスも4文字言葉も使っていない優しいものに変わっている。 問題はプルリクエストはBigBenゲームコントローラーに対するドライバーの追加で、このドライバーはデフォルトで有効にされていた。これはLinuxカーネルの慣習にそぐわないものだ。新しく追加された名前もきいたこともないようなデバイス用のドライバーが、いきなりカーネルでデフォルトで有効にはされないものだ。新参者のドライバー開発者は、大抵自分のドライバーはとても重要で、自分の所有しているデバイスは全員所有しているのでデフォルトで有効にするのは当然

  • 本の虫: Linus、今までの行いを謝罪し一時的にカーネルメンテナーの立場を退いて人の気持ちを勉強してくると発言

    Linus、今までの行いを謝罪し一時的にカーネルメンテナーの立場を退いて人の気持ちを勉強してくると発言 完全に背景事情を調べ上げたわけではないのだが、どうもLinusが毎年参加しているLinuxカーネルの会議に、Linusがスケジュールを間違えて参加できなくなるという事態が発生した。当のLinus人はもう20年も続いている会議だし自分がいなくてもやっていけるだろうと楽観視していたが、会議自体がLinusの都合にあわせてリスケジュールされた。 LinuxにおいてLinus Torvaldsといえば第一人者であり極めて重要な存在で、そのLinusが毎年参加している重要な会議にLinusが参加できないとあれば、その他のあらゆるコストを度外視して根回し調整を行い、Linusが参加できるようにイベント全体のリスケジュールを行うのは人間の感情から考えて当然である。しかし当のLinus人は他人の感情

  • LLVMで5番目に貢献の多い開発者、LLVMの最近のSJW運動に反対して開発をやめると表明

    One Of LLVM's Top Contributors Quits Development Over CoC, Outreach Program - Phoronix [llvm-dev] I am leaving llvm Rafael Avila de Espindolaは2006年からLLVMに対して4300以上もコミットした開発者で、現在LLVMの全Authorの中で第5位のコミット数を保有する開発者である。Rafaelは最近のLLVM Code of Conductと今年のアウトリーチプログラムへの参加を、「社会不正義」(Social Injustice)だと吐き捨ててLLVMの開発をやめる声明を出した。 LLVMのCode of Conductは以下の通り。 LLVM Community Code of Conduct — LLVM 7 documentation 仲良く

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    manFromTomorrow 2018/05/07
    Outreachyはクソ
  • VimConf 2017に行ってきた

    以下で告知されているVimConf 2017に行ってきた。 vim-jp » VimConf 2017を開催します 私はVimを毎日使っているし、実際このブログ記事もNeovimで書いているが、肝心のVim力はさほど高くない。私はHJKLではなくArrow Keyを使うし、マウスも使う。大抵のテキスト編集作業はInsert Modeで行う。ノーマルモードで行う作業はペースト(これも面倒なのでInsert Mode内でCtrl+Rを使うこともしばしばあるのだが)やgJ、数行の自作の関数によるHTMLでエスケープが必要な文字のエスケープとか、ブログ記事をBloggerで公開するときに文やタイトルをコピーしたり、Bloggerへのリンクを挿入したりする作業だ。その他には:makeも使っているが、これは別にVimとはあまり関係がない。人から「でもあなたはoを使っているでしょう。他のエディターには

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    manFromTomorrow 2017/11/06
    “壇上にmattnとk_tanakaとkaoriyaが上がって弁当を食べるところを眺めながら弁当を食べた” じわる
  • PornhubはWebSocketを使ってAdBlockを回避している

    BugReplay あるWeb開発者が、開発のためにchromeで通信内容をキャプチャしたいと考えchrome.webRequestを使ったが、WebSocket経由の通信は得られないことを発見した。さっそくこれをバグ報告した。 その後、インターネット上でわいせつ動画を頒布する大手Webサイトとして有名なPornhubの運営会社であるMindGeek社の社員がこのバグを修正しないようコメントした。 不思議に思って調べてみると、PornhubはWebSocketを使って広告データをやり取りすることで、AdBlock系のブラウザー拡張による広告除去を回避していることが判明した。 なお、この記事を公開して程なくして、AdBlock PlusとuBlock OriginはPornhubに対するWebSocket経由の広告除去も実装した。 技術的に可能であることを示すことと、実際に労力を割いてまで実

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    manFromTomorrow 2016/11/04
    “Pornhubの運営会社であるMindGeek社”
  • npm、一見無意味なパッケージを消したら1000件ものパッケージが依存するパッケージであったことが判明

    npm、一見無意味なパッケージを消したら1000件ものパッケージが依存するパッケージであったことが判明 npmが一見無意味に思えるfsというパッケージをSPAMとみなして削除したところ、1000件ほどのパッケージが依存するパッケージだったので、削除を取り消した。 npm, Inc. Status - "fs" unpublished and restored 今日、数分ほど、"fs"というパッケージが、ユーザーからSPAMであるという報告を受けて、レジストリから非公開にされた。これは現在復旧されている。これは私(@seldo)による人為的なミスである。私は非公開が安全であるかを確認する内部のガイドラインに従っていなかった。ビルドが阻害されたユーザーに謝罪する。 詳細:"fs"というパッケージは、無意味なパッケージである。これは単に"I am fs"をログに残して終了する。このパッケージが何

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    manFromTomorrow 2016/08/24
    “いずれにせよnode.jsはクソ”w
  • WindowsにLinuxサブシステムを載せてUbuntuのユーザースペースが動く未来が来る?

    Microsoft and Canonical partner to bring Ubuntu to Windows 10 | ZDNet 詳しいことは明日発表されるということで、未だに公式の確証はないのだが、MicrosoftとCanonicalが提携してUbuntuをWindowsに持ってくるという話が上がっている。 現在予測されている内容では、これは単にWindows上で動く仮想環境でUbuntu GNU/Linuxを動かすという話ではなく、WindowsLinux互換サブシステムを実装して、その上でUbuntuのGNU/Linux上で動くユーザースペースをそのまま持ち込むのではないかという憶測が出ている。つまり、aptでパッケージを管理してbashが使えてその他諸々のUbuntuのユーザースペースのCLIツールが全部使えるということだ。 これは、技術的に可能であろうが、Wind

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    manFromTomorrow 2016/03/31
    某所で”there are some imperfections still, especially around tty's an the vt100. My beloved byobu, screen, and tmux don't quite work yet”という話があって(察し)ってなった
  • HTTPステータスコード451(政治的な検閲)が正式に承認される

    mnot’s blog: Why 451? draft-ietf-httpbis-legally-restricted-status-04 HTTPステータスコード451がIETFで正式に承認された。近いうちにRFCとしても発行される。 元ネタは、Ray BradburyのFahrenheit 451(華氏451)というタイトルの小説で、これはディストピアな検閲社会を描いている。 451の意味は、403(禁止/権限がない)と似ているが、正確な意味は、ドラフトを引用すると、以下の通り。 このドキュメントはサーバーオペレーターが、あるリソース、あるいはあるリソースを含むリソース群に対し、閲覧を検閲するよう法的な命令を受け取った時に使うHypertext Transfer Protocol(HTTP)ステータスコードを規定するものである。 このステータスコードは、法律や一般大衆の雰囲気がサーバー

  • Sarah Sharp、Linuxカーネルコミュニティの暴力性に嫌気がさして貢献をやめる

    Closing a door | The Geekess ドアは閉められた この記事は一年もの間、下書きフォルダーに入れてた。いまこそ投稿すべき時。炎上は怖かったので、この問題について触れるのはなるべく避けてきたのだけれど、部屋の中の象を指摘しないのはもやもやする。そういうわけで、公開する。 つまりこういうこと。私はもうLinuxカーネル開発者じゃなくなった。2014年の5月にUSB 3.0ホストコントローラードライバーのメンテナーの座を明け渡したし、2015年の1月には女性向けFOSS推進計画(FOSS Outreach Program for Women)のLinuxカーネル部門とかその他の役職も降りたし、2014年12月6日には、最後のLinuxカーネル開発のプレゼンをした。2015年8月のシアトルでのLinux Plumbers Conferenceへの協力は断った。Linux財団

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    manFromTomorrow 2015/10/07
    参加するも退くも自由であるべきなので道義的には何も問題ないんじゃないスかね(はなほじ
  • ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について

    ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について The sad state of sysadmin in the age of containers コンテナー時代のシステム管理者の惨状 システム管理は惨劇に見舞われている。現状は悲惨だ。 筆者は昔気質のシステム管理者に不満はない。システムの稼働を維持し、アップデートし、アップグレードする方法を知っている者達だ。 この憤りは、コンテナーと構築済みVMと、それらがもたらす、「信頼」や「アップグレード」の欠如による悲惨な惨劇に対するものだ。 例えば、Hadoopを見てみろ。誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知っているようには見えないぞ。依存性とバージョンとビルドツールが悲惨なほどに絡まりあっている。 この手のイケてるツールの中で、古典的なmake

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    manFromTomorrow 2015/04/28
    “そびえ立つクソ”
  • コンパイラーを負かす

    roguelazer's website: beating the compiler なかなか面白かったので翻訳して紹介する。 たとえば、97%の場合において、僅かな効率など忘れるべきである。。早すぎる最適化は諸悪の根源である。とはいえ、残りの重要な3%の機会を逃すべからず。 -- Donald Knuth 計測せよ。計測するまで速度の最適化を施してはならぬ。たとえ計測したにせよ、一部のコードが残りを圧倒するまではまだ最適化してはならぬ。 Rob Pike 最新のWebサービスを主体とした技術の業界に長年浸かった我々は、パフォーマンスの問題を忘れがちである。SQLAlchemy ORMの中で行うリクエスト一つが8,9秒かかる中で、関数呼び出しひとつを3ミリ秒最適化したところで何になるというのか。とはいえ、時にはそのような最適化スキルを養っておくのもいいことだ。今回は、ある簡単な課題を最適化

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    manFromTomorrow 2015/03/30
    こういうF1みたいな世界観すき
  • The Old New Thing: 実行ファイルのベースアドレスが0x00400000である理由

    古参MS社員のRaymond Chenが、なぜWindowsのデフォルトのベースアドレスは0x00400000に配置されているのか。最初の4MBは何だという質問に答えている。 Why is 0x00400000 the default base address for an executable? - The Old New Thing - Site Home - MSDN Blogs DLLのデフォルトのベースアドレスは0x10000000だが、なぜEXEのデフォルトのベースアドレスは0x00400000なのか。なぜこの値なのか。4メガバイトに何の意味があるのか。 これには、x86のディレクトリエントリひとつでマップできるアドレス空間であることと、1987年に決められた設計のためだ。 EXEのベースアドレスの制約としては、64KBの倍数であることのみだ。しかし、ベースアドレスを選ぶ理由に

  • 8086のバイナリが汚すぎる

    池袋バイナリ勉強会に参加して、8086の逆アセンブラーを作成しようとしているのだが、これが思いの外に難しい。いや、めんどくさい。 筆者は、これまでx86アセンブリには、ニーモニック経由でしか触れてこなかった。movはmovであり、それ以外の何者でもなかった。 mov ax, bx などと書いたら、これをアセンブラーにビット列に変換させて、その後は何も考えなかった。 既存のバイナリを逆アセンブラーにかけて読む場合でも、やはり逆アセンブラーがバイナリをニーモニックに変換してくれるので、やはりビット列による表現方法に関しては、考えたこともなかった。 さて、池袋バイナリ勉強会に参加したので、この機会に、逆アセンブラーでも実装しようと思い立った。そこで、Intelの当時の8086の資料を読んでみた。 Index of /Intel/x86/808x/datashts/8086 そして、絶望した。80

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    manFromTomorrow 2014/06/14
    汚ないバイナリだなぁ(迫真)
  • OpenBSD、怒りのコミット

    OpenSSLのheatbeatバグの対応のため、OpenBSDはOpenSSLのheatbeatを無効にするコミットをした。ただし・・・ src/lib/libssl/ssl/Makefile - view - 1.29 SegglemannのRFC520 heatbeatを無効化。 あのまともなプロトコルひとつ制定できないIETFの無能集団が、超重要なプロトコルで64Kの穴をこしらえるとか、マジであきれてものも言えねーわ。奴らはマジこの問題を気で検証すべきだろ。なんでこんなことをしでかしたのか。こんな事態を承認した責任ある連中を全員、意思決定プロセスから取り除く必要がある。IETF、てめーは信用なんねぇ。 このコミットは、Makefileの中で、OpenSSLでheatbeatを無効にするマクロを定義するよう、コンパイラーオプションを指定するものだ。ただし、無効にするマクロは、OPE

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    manFromTomorrow 2014/04/11
    ほのぼのエピソードやでえ…
  • Linus様がSystemdにぶちきれる

    systemdは、/proc/cmdlineをパースして、もし、その中に"debug"という文字列を発見した場合、大量の冗長なデバッグメッセージをdmsegに出力する。これは様々な問題を引き起こす。まず、"debug"というあまりに一般的すぎる文字列に勝手に反応してしまうことがひとつ。dmseg、すなわちカーネルのリングバッファーをsystemdの冗長なデバッグメッセージだけで溢れ返させてしまうことがひとつ。そして、なぜかLinuxカーネルのブートに失敗してしまうことがひとつ。 Bug 76935 – Do not parse "debug" command line parameter カーネルコマンドラインに"debug"を与えると、systemdによりパースされる。適当なassertに引っかかると、こんな風にぶっ放される。 [ 150.308000] systemd-journald

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    manFromTomorrow 2014/04/03
    Linus江戸っ子説
  • クッキー・クリッカー物語

    この物語は、クッキー・クリッカーを題材としている。先に書いた、の虫: クッキー・クリッカーについてと、の虫: ババア補完計画の続編に当たるものだ。私の文章が思いの外人気なので、当初の予定とは変更して、気で文章を書いてみようと思う。先に書いた二編は、この物語を理解するために必須ではないが、あらかじめ読んでおくといいだろう。 の虫: クッキー・クリッカーについて の虫: ババア補完計画 私は前々から、小説が書きたかった。しかし、いい趣向が思い浮かばなかった。私は玉たる文章力を持っていると半ば信じ、あるいは己の玉たらざることを半ばおそれるがために、ただ趣向のせいにして、あまり文章力を世間に行うこともなく、また鍛えることもなかった。今では、その文章力も錆び付いている。しかし、それでも、今は書こうと思う。昔果たせなかったおぼろげな小説を、いま、再び書いて形にすることを試みよう。かつて、私は

  • クッキー・クリッカー:リセットのループ

    この話はの虫: クッキー・クリッカー物語の続編である。 の虫: クッキー・クリッカーについて の虫: ババア補完計画 の虫: クッキー・クリッカー物語 の虫: クッキー・クリッカー:リセットの効果 クッキーで宇宙を支配した年老いたオスのエゾエは、別宇宙から現れたセールスマン、メフィストフェレスと契約して、意識だけはそのままに、昔の状態の宇宙に移動した。これは、クッキーに魅せられた知的生命のオス、エゾエの愛と勇気と感動の物語である。 2週目 エゾエが契約書に署名捺印したその刹那、世界が変わった。エゾエは周りを大勢のオス達とメス達に囲まれていたのだ。 「おい、エゾちゃん、いったい何をしようっていうんだ」 「そうだエゾエ。お前が何か重大なことを発表したいというから、こうしてお友達や親戚一同に集まってもらったんだぞ」 エゾエはこの場面を知っている。どうして忘れられようか。この場所、この時

  • LinuxカーネルのMLにおける悪口の励行についての議論勃発

    Linuxカーネルのメーリングリストは、常に罵詈雑言に満ち溢れているが、そういうのは辞めて大人になろうという主張がSarah Sharp[1]によってなされた。なかなか面白い。 きっかけは、いたって日常的な罵倒混じりの議論に、Sarah Sharpが横槍を入れたところから始まった。 LKML: Sarah Sharp: Re: [ 00/19] 3.10.1-stable review On Fri, 12 Jul 2013 18:17:08 +0200, Ingo Molnar <mingo@kernel.org> wrote: * Linus Torvalds <torvalds@linux-foundation.org> wrote: On Fri, Jul 12, 2013 at 8:47 AM, Steven Rostedt <rostedt@goodmis.org> wrote

    manFromTomorrow
    manFromTomorrow 2013/07/17
    アタイ嫌いじゃないよ
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