マイクロソフトの黄金時代を築いたとされるOS「Windows 95」。その開発チームでチーフアーキテクトを務めていた日本人、中島聡。彼はWindows95のプロトタイプをはりぼてのコードで作り、5分間のデモでビル・ゲイツの承認を得たといいます。 我々の生活にAIが浸透し、あらゆることが効率化すると、人間の仕事がなくなり、働かなくても良くなるのではないかと言われます。この「超AI時代」に向けて、テクノロジーを使う側と使われる側に分断される社会でどう生きていくか? インターネット黎明期からテクノロジーを追い続ける中島氏に聞きました。 テクノロジーを理解する若い人たちが勝つ時代――作る人が増え、さらにテクノロジーが発展する。するとあらゆるものが効率化され、社会が使う側と使われる側に分断されると思うのですが、どうでしょう? ――中島 「そうですね。間違いなく、テクノロジーで生産性は上がっていきます
