2011年1月24日。4時間遅れで出発したチューリッヒ行きのスイス航空機内で英Financial Times紙を広げると、ダボス会議に関する記事がいくつも出ていた。 今年の参加者については、メルケル、サルコジ、キャメロン、オズボーン英財務相などが参加することから、ユーロをどうするかということが舞台裏で議論されるだろう、と書かれていた。加えて、メドベージェフ大統領が開会スピーチをすることが西から東へのパワーシフトの象徴だということや、オバマ政権がガイトナー財務長官以外は高官を派遣していないのは(GEのイメルト会長も参加しない)、国内の高い失業率を抱えるなかスイスの山奥で銀行家たちとパーティを楽しんでいると思われることが世論的に厳しいから、といったことを指摘している。 ちなみに参加者一覧のリストをダウンロードしてみたところ、全部で111カ国から約2,500人が参加し、このうち米国が約700名、
![ダボス会議体験記 (2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ca3e12d98a36e5b182766185b63cd33c26a509a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F07%2Fagora-twitter.jpg)