牛は季節には関係なく(周年性)、21日間隔で発情を繰り返します。発情は雄を受け入れる期間で、この時期に交配が行われ、受胎すると発情が停止します。 人工授精ではこの発情を管理者が的確に発見し、種付けを行う必要があります。 1)雄子牛の追従、乗駕 発情期には発情徴候とよばれる発情に特有な行動や変化を示します。 1)発情を最初に発見(?)するのは牛群中の雄子牛です。発情の1~2日前くらいからある程度の月齢の雄子牛は雌牛に追従したり、乗駕したりします。雄子牛は80日齢以前からこの様な行動を行います。 2)行動の変化 2)発情牛は行動に落ち着きがなくなったり、食欲が低下しますが、牛群全体が休息しているときも起立したり、横臥中の雌牛を突くなどの行動がみられます。例えば非発情牛は1時間あたり50m 歩行しますが、発情牛は80m歩行します。歩行距離を自動的に測定して、発情牛を検出することも可能になっていま