「労組のイメージを変えたい」 なぜ、組織率は低下してしまったのか。様々な要因がありますが、経済や社会環境の変化が大きく影響しています。バブル崩壊を機に、企業はリストラに乗り出しました。その結果、正社員、いわゆる正規の労働者が減り、非正規が増加していきました。最近では働き方がますます多様化し、フリーランスとして働く人も増えています。各労組も、もちろん連合も非正規の方を組織化するなど対応を進めているものの、追いついていないのが現状です。 企業の合併や買収が進んだことも影響しています。労組がない企業と合併した際、会社の力が強くて既存の労組が解散を迫られるといった事態が起きました。また職場では成果・能力主義が台頭し、助け合いの文化が希薄化しました。自分の成果に結びつかないことはやりたくないといった風土が強まったのです。さらに、足元では労働力人口が減っています。こうした色々な要因が重なって、厳しい状
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