新型コロナウイルスが出てきたことにより世界中で始まった研究競争。 日本でも数々の研究が進められてきました。が、その成果は日本の潜在的な研究能力から考えると、少し物足りないという声も聞かれます。 そんな中、1年あまり前に新星のごとく現れ、新型コロナウイルスの研究で世界最高峰の学術誌に次々と論文が掲載されている日本の研究者集団があります。 その名は「G2PーJapan」 過酷な研究競争の中で頭角を現すことができた、その秘けつはいったいなんだったのでしょうか? 「G2P-Japan」が活動を開始したのは2021年1月のことでした。 中心となった東京大学医科学研究所の佐藤佳教授(立ち上げ当時は准教授)は当時38歳。ほかのメンバーも30代から40代のいわゆる新進気鋭たちです。 ちなみに現在は20から30人ほどが参加しています。 国立の研究所や大学の研究機関による大プロジェクトというわけでは決してあり