(CNN) ニュージーランドで国鳥のキーウィに希少な真っ白のひなが誕生し、話題になっている。 白いひなは5月1日に同国の野生生物保護施設で孵化(ふか)し、先住民マオリの言葉で「チーフの地位」を意味する「マヌクラ」と命名された。同施設では今年、合計14羽のひながかえったが、全身が真っ白なのはこの1羽だけ。飼育施設で真っ白なひなが生まれたのは初めてとみられる。白い色は色素の欠乏ではなく変異によるものだという。 自然保護当局によると、ひな14羽の孵化は、2003年にキーウィを野生に返す取り組みが始まって以来の最高記録となる。05年から昨年の間に同施設で孵化して放鳥できたのは10羽のみ。しかし今年は遺伝子の多様化を図る目的で北部のリトルバリア島に生息していたキーウィ30羽を捕獲して施設で繁殖させたところ、大成功につながった。親鳥の中に白いキーウィは1羽もいなかったという。 キーウィは夜行性の飛べな