猫グッズを前に、猫殺処分ゼロを目指して協定を結んだ神戸市の三木孝保健福祉局長(左)と矢崎和彦社長=神戸市役所 猫の殺処分を減らそうと、神戸市は28日、通販大手のフェリシモ(神戸市中央区)と、ふるさと納税を活用した動物愛護支援事業を進めるための協定を結んだ。寄付者の返礼品に、同社の猫好き社員でつくる「猫部」が手がけたオリジナル猫グッズをあてる。 同市では2015年度、768匹の猫を引き取って673匹が殺処分された。年々減っているが、殺処分率は全国の20政令市の中では比較的高く、14年度は4番目だった。16年度からは、ふるさと納税の寄付目的に、引き取り手がない子猫に与えるミルク代や不妊手術費用を加えている。 今回の協定で返礼品に加わったグッズは、猫柄の靴下やばんそうこう、肉球の香り付きハンドクリーム、猫用布団など。市販されている商品で、対象は寄付額1万円以上から。寄付額の2割相当にあたる。 市