「世界最古」とされる隕石(いんせき)「直方隕石」が22、23日、直方市下境の須賀神社(岩熊正晴宮司)で公開される。公開は5年に1度の御神幸大祭のときに限られ、全国各地の天文ファンから熱い視線が注がれている。 直方隕石はこぶし大で重さ約470グラム。同神社などによると、平安時代初期の貞観3(861)年4月7日の夜、境内に落下。「一帯が突然真昼のように明るくなり、神社境内で激しい爆発音がした。翌日、土中から黒く焦げた石を掘り出し、きり箱に納めて保管した」と伝えられている。 1981年、国立科学博物館理化学研究部長が鑑定。隕石を納めた木箱の放射性炭素による年代測定が伝承に近い数値だったため「記録が残る隕石としては世界最古」と確認されたという。境内には92年、氏子の寄贈で「世界最古 直方隕石之碑」が建立された。 一方、江戸時代に編さんされた古文書などを根拠に、隕石の落下は江戸時代の寛延2(1
![「世界最古」の隕石を公開 直方市の須賀神社 [福岡県] - 西日本新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de48d47cc050581bbc8195e994db7f7d717db8f3/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.nishinippon.co.jp%2Fimport%2Ff_chikuhou%2F20161022%2F201610220001_000.jpg)