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はじめに こんにちは。がれっとです。 先日ECSとRDSをやめて、AWSコストを9割削減しましたという記事を投稿したところ、興味深いコメントを見つけたので検証してみました。 結論 EFS上のファイルには通常のSQLite相当のロックを行うことができ、SQLiteの書き込みが競合してバイナリファイルが壊れるといったことは基本的にない。 検証内容 SQLiteは書き込みロックをOSによるファイルロックを使用して実現しているため、Network File System上のファイルに対してうまくいかないというコメントを発見しました。 たしかに、SQLite公式ドキュメントにもその旨が記載されています。 そのため、本当にEFS上のSQLiteは書き込みが競合して壊れるのか、検証していきます。 AWS 構成図 マウントポイントによってロックのかかり方が異なる可能性を否定できなかったため、念の為アベイラ
以前にデータベースを自作しようとして、SQLiteのアーキテクチャを見てみたらVMだったことに疑問を感じ、それをツイートしたところ作者からリプをもらいました。 作者いわく、次のような背景があったとのことでした。 SQLiteを作った当初はデータベースエンジンのことをよく知らないがコンパイラのことをよく知っていた SQLデータベース・エンジンを書くという問題をコンパイラ構築の問題として扱うのは自然なことだった データベースエンジンのコアの部分をVMにするという発想がまったくなかったので、どんなメリットがあるのか?と気になっていました。 それを作者に聞いたら、詳細な説明ページを作ってくれました。 個人的にVMにしたことで、評価&実行のパフォーマンスは多少良くなると思うが、データベースエンジンのパフォーマンスにそれほど寄与していないんじゃないかな?って思ったりしました。 本記事はそのページについ
前から気になっていた Litestream を Cloud Run で使ってみたので、そのメモです。 Litestream とは? サンプルコード 手順 動作確認してみる 制限事項 おまけ まとめ 参考 Litestream とは? Litestream は、 SQLite のデータベースファイルを Amazon S3 や Google Cloud Storage などのオブジェクトストレージにリアルタイムでレプリケートすることができるオープンソースのツールです。 例えば通常 Cloud Run で DB エンジンとして SQLite を使用しようとしても、コンテナが破棄されると同時に毎回 SQLite のデータベースファイルも消えてしまうため、データを永続化することができません。 しかし Litestream を使用すれば、 SQLite のデータベースファイルをオブジェクトストレージに
Stanchion is a SQLite 3 extension that brings the power of column-oriented storage to SQLite, the most widely deployed database. SQLite exclusively supports row-oriented tables, which means it is not an ideal fit for all workloads. Using the Stanchion plugin brings all of the benefits of column-oriented storage and data warehousing to anywhere that SQLite is already deployed, including your existi
気合いで実装、どうもかわしんです。 この記事は Rust Advent Calendar 2023 の6日目 兼 情報検索・検索技術 Advent Calendar 2023 の 6 日目です。 Rust で SQLite をフルスクラッチで実装しています。 github.com なぜ SQLite を Rust で再実装しようと思ったのかについては以前の記事で紹介しています。一言で言えば、誰も Rust で SQLite を書いている人がいなかったからやってみたのですが、そもそも SQLite が強すぎるということが再実装しているうちにわかってきて絶望しています。 kawasin73.hatenablog.com 4 ヶ月前にこの記事を書いたときは簡単な SELECT 文しか実行できなかったのですが、現時点では SELECT, INSERT, DELETE 文をサポートし、express
後方互換性って辛いね、どうもかわしんです。 最近 Rust で SQLite をフルスクラッチで再実装しています。 github.com 再実装するために SQLite の公式ドキュメントやソースコードを読み込んでいるわけですが、その過程で気付いたおもしろポイントを共有しようかと思います。 今回はその第二弾、ファイルフォーマット編です。第一弾はこちら:SQLite のおもしろ仕様 (1) : データ型 - kawasin73のブログ 前提知識 : ページ まず、この記事を面白いと思ってもらうための前提知識です。 大抵のデータベースはデータを保存するファイルをページという単位で管理します。SQLite ではデフォルトでは 1 ページ 4096 バイトです。これは、ファイルを保存するデバイス(HDD や SSD など)としてブロックデバイスを想定しているからです。ブロックデバイスとはデータの読
困った時はドキュメント、どうもかわしんです。最近、諸事情で SQLite のドキュメントを読んでいます。 前回の記事 で紹介した通り SQLite を Rust で再実装しています。おかげさまで 300 を超える Github Star もいただき嬉しいです。 github.com SQLite は全ての仕様が ドキュメント にまとめられているので、そのドキュメントと本家の実装を読み比べながら実装しています。 SQLite を再実装する上で特に以下のドキュメントは役にたちます。これらだけで最小限の SQLite の実装は作れると思います。 Overview Documents > About SQLite いかに SQLite がすごいかを自慢しているドキュメント。使おうとしている人には安心を、再実装しようとする人には絶望を与えてくれます。 Programming Interfaces >
セキュリティを盾に一点突破。どうもかわしんです。最近 Rust で SQLite を実装してます。 以前の記事で HTTP Parser を Rust で実装しようとしたものの、すでに実装されていたので断念しましたが、いい題材を見つけました。SQLite です。開発中のリポジトリはこれです。 github.com 今の時点では、Read Only で1つの WHERE 句を持った SELECT 文しか処理できないですが、以下の機能を実装しています。 sqlite3 で生成された database ファイルの読み取り (cursor.rs, btree.rs, record.rs) SQL 文の解析 (token.rs, parser.rs) テーブルとインデックスのメタデータのパース (schema.rs) 動的なファイルの読み込み (pager.rs) SQL クエリとスキーマ情報を元に
SQLite、複数クライアントからの同時書き込みを可能にする「BEGIN CONCURRENT」文を実装へ SQLiteの開発チームは、複数クライアントからの同時書き込みを可能にするBEGIN CONCURRENT文を実装していることを明らかにしました。 これまでSQLiteでは書き込みの同時実行はできず、つねに1つのクライアントだけが書き込み可能でした。 同時書き込み処理は、データベースのジャーナルモードが「wal」(Write-Ahead-log)もしくはwalを改良した「wal2」で、BEGIN CONCURRENT文を実行した場合に可能となります。 どのように同時書き込み処理が行われるのかについては、上記のWebページの説明を引用しましょう。 ロックが延期されることで同時書き込みが可能に まず、書き込み時のロックがCOMMITまで延期されることで同時書き込みが実現されると説明されて
分散SQLiteを実現する「LiteFS」にスナップショット機能によるディザスタリカバリを提供する「LiteFS Cloud」、Fly.ioが発表 データセンターをグローバル展開し、アプリケーションプラットフォームサービスを提供しているFly.ioは、分散SQLiteを実現するLiteFSの付加機能として、バックアップとスナップショット、リカバリ機能などをマネージドサービスとして提供する「LiteFS Cloud」を発表しました。 LiteFS Cloud: now in preview. We love SQLite for distributed web apps! Introducing managed backups for LiteFS. Read more from Darla Shockley and @benbjohnson.https://t.co/nQxitx5x7d
Deno、JavaScript/TypeScriptのためのデータストア「Deno KV」発表。Deno本体にSQLiteを統合、分散環境では強い一貫性も提供 サーバサイドやエッジでのJavaScriptランタイムを提供するDenoは、Deno本体に統合したJavaScript/TypeScriptのためのデータストア「Deno KV」を発表しました。 これまでDenoでアプリケーションを開発し実行する際には、データを保存するためのデータベースをユーザーが用意する必要がありました。 Deno KVはDenoに統合されたデータストアとして、JavaScriptの変数や配列変数、オブジェクトなどのあらゆる構造化された値が保存可能なキーバリュー型のデータベースとして提供されるため、ユーザーがデータベースを用意しなくてよくなります。 Announcing Deno KV: A Global Dat
SQLiteの公式Webサイトに、SQLite3をWebAssembly化した「SQLite3 WASM/JS」プロジェクトのページが公開されました。 これまでさまざまなWebAssembly版SQLiteの試みが行われてきたなかで、初めてSQLiteの正式なサブプロジェクトとして開発されるWebAssembly版SQLiteになります。 下記はドキュメント「About the sqlite3 WASM/JS Subproject」からの引用です。 this subproject is the first effort "officially" associated with the SQLite project, created with the goal of making WASM builds of the library first-class members of the fa
WebAssembly, a.k.a. WASM, is a standard defining a low-level programming language suitable (A) as a target for cross-compilation from many other languages and (B) for running via a virtual machine in a browser. Designed with scriptability via JavaScript in mind, it provides a way to compile C code (among others) to WASM and script it via JavaScript with relatively little friction despite the vast
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