カテゴリ:鉄道:その他 > 保安装置(ATS・ATC) 仙石線で導入される新しい信号システム「ATACS」 公開日:2010年09月05日03:11 来年春、JR東日本の仙石線で新しい信号システム「 ATACS 」が導入されます。今回はJR東日本が発表している技術論文と7月24日に現地で調査した内容を元にこのATACSについて解説したいと思います。 現在の信号システムの問題点 現在の信号システムの構成 現在の鉄道の信号システムは線路を軌道回路により「 閉塞(へいそく) 」と呼ばれる区間に区切り、各区間に1列車しか入れず、かつ先行列車に近づくほど制限速度を低くすることで列車同士の間隔を安全に保っています。これはイギリスで鉄道が開発されて以来100年以上にわたり維持されてきた方法で、これまで種々の改良がなされ十分な信頼性を確立しています。しかし、この方式には以下のような欠点もあります。 ●列車
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