【助けて下さい-子供性被害の現場から】(下) 「自殺したい。気が狂いそう。私なんか生きている価値はないんだよ」 東京都内にある、親から虐待を受けたり、親子関係がこじれたりして居場所を失った子供たちの緊急避難所「カリヨン子どもセンター」。ほぼ満室の居室では、子供たちの自殺願望や自傷行為、職員への試し行動などが日常茶飯事だ。 悩みを抱えてしまう 精神的症状が一番重いのが、性虐待や性暴力を受けた子供たち。同センターの入所者の約2割は、実親や継父らからの性虐待、性暴力の被害者。幼児期を含め小中学生のときに被害を受けた子供も目立つ。 同センター理事長で弁護士の坪井節子さんは「性が成熟する前に大人に攻撃されると、自分という存在の根っこを傷つけられる。自己肯定感が非常に低くなってしまい、自分を傷つけるようになる。他人に相談もできず、一人で悩みを抱えてしまう」と指摘する。そのうえで、「子供を性の対象にする
![「自殺したい」精神を病み、夜の世界へ…養護施設出身者に目立つ性被害:イザ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3093edb572a5573540b949ad7559fadaf2608b19/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fprt.iza.ne.jp%2Fkiji%2Fevents%2Fimages%2F131007%2Fevt13100716390025-m1.jpg)