■原材料費の高騰で各食品メーカーは値上げを余儀なくされている。値上げには、直接小売値を上げる以外、商品の量をそっと減らすシュリンクフレーション(shrinkflation)が広く知られているが、最近は新たな方法が採用されているようで、それに気づいた消費者が声を挙げ始めた。「ガーディアン」紙(電子版)が報じた。 セインズベリーズの「オリーブスプレッド」 最近、価格はそのままに、レシピをそっと変えたり食材のグレードを下げたりといったスキンプフレーション(skimpflation)が話題となっている。スキンプ(skimp)とは「ケチる」こと。原材料の高騰に伴い、メーカーやブランドがこっそり内容物を微調整しているものがあるが、賢い消費者はそのトリックに気づき始めているという。 例えば大手スーパー、セインズベリーズのオリーブスプレッドはかつてオリーブオイルが21%使われていたが現在はわずか10%と半