「さよなら、佐伯清剛」 患者の体内に残されたペアンにようやくたどり着いた渡海(二宮和也)。 取り出した直後に血を浴びた。 ブラックペアン10話 「チャンスは一度きり、そこで全てが終わる」 東京で行われる理事長選に佐伯教授が出席するタイミングを利用して、飯沼達次の体内にあるペアンを取り出し、佐伯の医療過誤を公にしようと企む渡海。藤原婦長に木下も「邪魔はさせません」、猫田も花房に「必要ないの、邪魔!」。渡海の口癖「邪魔」がそこかしこで聞こえてきたブラックペアン最終回。 「ちなみに、教授の心臓、まだ完治してませんから」 9話の最後で、渡海の声が消されたセリフはこうだった。 「揉み消してやるよ」どころではなく、渡海も知らないもっと深い事情があった。 渡海は、父親が医療過誤をなすりつけられて病院を追われたと思っていたが違った。飯沼の体内に残されたペアンは、置き忘れではなく留置。特別な事情があった。父