福島第一原発で働く労働者から相談がありました。 Hさんは今年2月、ネットの募集をみてA社に応募。 就労開始が延期になったり、仕事が変更されたりしながら 6月初旬に福島県いわき市へ。 A社の募集でしたが、B社の採用となり 6月10日から一年間の雇用契約を結びました。 実際の仕事は、B社からC社・D社・E社を介して 東京電力の一次下請けF社と 二次下請けE社の管理化に置かれて働くことになりました。 東京電力-F社-E社-D社-C社-B社の契約はすべて業務委託契約ですから、 四重ないし五重の多重派遣・偽装請負です。 末端のB社は法人格さえありませんでした。 Hさんの放射線管理手帳にはまったくでたらめの経歴が記載され、 本来会社が負担すべき健康診断費用も支払わされ、 作業の放射線量についてはF社から以下のとおり説明されました。 「放射線測定器のしきい値を9ミリシーベルトに設定します。 ブザーが5回