リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会は9日、伊那市内で本年度総会を開いた。建設促進県協議会が5月の総会で諏訪・伊那谷回りの「Bルート」採用を明記しない決議をしたことに不満の声が相次ぎ、Bルート推進をあらためて決議。白鳥孝会長(伊那市長)は、Bルート推進に向けて28日に開く諏訪地区との合同会合には、同じくBルートを求める中信地区期成同盟会からの参加も要請している−とした。 白鳥会長はあいさつで、県や県内5地区の期成同盟会などでつくる県協議会の決議について「各地区同盟会から十分な理解を得ないままだった」として事務局の県を批判。6月の国の交通政策審議会で、村井知事が同決議に沿って特定ルートの採用を求めなかったことにも触れ、「リニアは国家的プロジェクト。地域経済の活性化を考慮する必要がある」と訴えた。 上伊那地区期成同盟会顧問の向山公人県議(伊那市)もあいさつし、「(県協議会の決議は)