8月12日の対広島戦、6回表に阪神が城島健司、桜井広大、狩野恵輔の3者連続ホームランを記録し、連敗を5で止めた。阪神の3者連続本塁打は通算8度目。日本一に輝いた1985年のバックスクリーン3連発(バース・掛布雅之・岡田彰布)、18年ぶりにリーグ優勝を果たした2003年(濱中治・片岡篤史・アリアス)を思い出させる、まさに優勝への吉兆だ。 ■連敗中のムードを一変させたメジャー帰りの転校生 伝説のバックスクリーン3連発の話題を持ち出すのは優勝へのゲン担ぎを込めたこじつけだろうが、それでも5連敗中という阪神のチーム状況を考えると、今回のレフトスタンド3連発は大きな意味を持つと思う。中でも圧巻だったのは、3連発の先陣を切る逆転3ランを放った城島健司だ。この日の城島は20号、21号と阪神移籍後初となる1試合2発の大活躍。阪神の捕手としては、あの田淵幸一以来のシーズン20本塁打に到達した。 城島はチー