ソウルW杯スタジアムにて。韓国の女子サポーターの間では「赤い悪魔」をイメージしたグッズが大流行 【宇都宮徹壱】 4年ぶりに訪れた韓国の首都・ソウルは、イチョウの葉がすっかり黄色く色づいていて、冬の到来が間近に迫っていることを感じさせた。ソウルといえば、パク・クネ大統領の退陣を求めるデモのニュースが、日本でも盛んに報じられている。ニュース映像に出てくるデモの参加者たちは、いずれも分厚いダウンコートを着込み、一様に吐く息が白かった。そんなわけで、こちらも完全防備で金浦空港に降り立ったのだが、好天に恵まれたこともあって苦痛に感じるほどの冷え込みではない。また、デモによる交通機関への影響も心配されたが、平日ということもあってソウル市内は至って平穏であった。 さて、私が現地を訪れたのは11月15日。そう、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、日本対サウジアラビアの大一番が行われる日だ。なぜ、埼玉スタ