民泊の営業を解禁するいわゆる「民泊新法」が15日に施行されました。しかし、民泊の届け出は伸び悩み、民泊仲介サイト最大手の「エアビーアンドビー」が、届け出のない物件の予約をキャンセルするなど、利用者には混乱も広がっています。波乱の幕開けとなりましたが、民泊は今後、航空業界のLCC=格安航空会社のように、信頼を高め、存在感を示していけるのでしょうか。(経済部記者 渡邊功) 民泊新法は、これまで明確でなかった民泊のルールなどを定めた法律です。これまで一部地域でしか認められていなかった民泊が、15日からは自治体に届け出れば原則、誰でも営業できるようになりました。 しかし、肝心の届出数は伸び悩んでいます。6月8日時点での全国の届出数は2700件余り。民間の調査会社によりますと、最大手の民泊仲介サイト「エアビーアンドビー」に掲載されていた物件は、ことし3月時点でおよそ6万件ありましたが、届け出がされて