総務省関東総合通信局は11日、東海旅客鉄道(JR東海)に対して東海道新幹線車内などの基地局の無線局変更許可状を交付したと発表した。 今回交付した無線局変更許可状は、JR東海が敷設している東海道新幹線の基地局のうち、東京~新大阪間に設置した18局の基地局と、新幹線車両内に設置した移動基地局1局に対して400MHz帯周波数の使用を許可するもの。これにより、JR東海が計画している新幹線車両内でのインターネット接続サービスが実現するとしている。 JR東海は、2009年春より東海道新幹線のN700系車両内にて公衆無線LANサービスを開始したい意向を示しており、乗務員と指令員の連絡手段などに利用されている漏洩同軸ケーブル(LCX)と車両を400MHz帯の無線で接続。車内では2.4GHz帯を利用して、下り最大2Mbps、上り最大1Mbpsの公衆無線LANサービスを予定している。