KDDIが展開する携帯ブランド「iida」。発売から約1年が経過し、デザイン携帯=「au」のイメージも浸透しつつある。そのイメージ付けに大きな役割を果たしたのが、キャンペーンサイト「iida calling」の存在だ。電話をかけると自分の声とメロディが混ざり着うたが完成するという斬新なアイデアで、2009年のカンヌ国際広告祭ではブロンズを受賞。国内外で高い評価を受けている。このサイトがどのよう制作されたのか、また現在展開されている「iida calling ver. 3」の裏側について、企画・ディレクションを担当するクリエイティブディレクター・田中耕一郎氏にお話を伺った。 戦略から表現を考える クリエイティブディレクター・田中耕一郎 元々、キャンペーン全体のクリエイティブを統括する、ground・高松聡氏の依頼で参加したという田中氏。高松氏との仕事は一般的なキャンペーンサイトの進め方とは