東京地検特捜部から公選法違反の疑いで関係先の強制捜査を受けた東京都江東区の木村弥生区長(58)は26日、区役所で記者会見を開き、辞職する意向を明らかにした。「区政を混乱、停滞させてはならない。申し訳ない思いでいっぱい」と述べた。4月の区長選で陣営が、投票を呼びかける有料広告を動画サイト「ユーチューブ」に投稿していた問題の責任を取るとした。
演劇やファッションの街として知られる下北沢周辺の線路跡地(東京都世田谷区)に来年、温泉旅館やショッピング施設などが開業する。一九七〇年に区が地域の再開発計画を発表してから約半世紀。紆余(うよ)曲折を経て具体化された。整備されるのは二〇一三年に地下化された小田急線下北沢駅の跡地一帯。同区の保坂展人(のぶと)区長と小田急電鉄の星野晃司社長らが二十四日、発表した。 一帯は、下北沢駅を挟んで新宿寄りの東北沢駅と、小田原寄りの世田谷代田駅の間にあり、線路の跡地などで長さ一・七キロメートルの細長い形をしている。広さは約二万七千五百平方メートル。 再開発を巡っては、七〇年の計画では、下北沢地区は線路を高架にして複々線化する方針だったが、騒音などを懸念する住民から反対運動が起こり、二〇〇一年に地下化が決定。区は複々線化に伴う下北沢駅舎改築を契機に〇三年、小田急線と交差する大型道路の計画を決めたが「街を分断
首都大学東京(東京都八王子市など)の運営法人が二十二日に臨時の経営審議会を開き、名称をかつての「東京都立大学」に戻す方向で協議することが、関係者への取材で分かった。二〇二〇年四月からの改名が有力視されている。 首都大を運営しているのは、公立大学法人首都大学東京。関係者によると、経営審議会には島田晴雄理事長や上野淳学長らが出席し、都立大への改名に向けて協議するという。法人名は東京都公立大学法人に変更し、同法人が運営を担う産業技術大学院大(品川区)も「東京都立」を頭に付ける案が出ている。都議会での議決や文部科学省への届け出、受験生への周知期間に一年以上必要で、二〇年四月からの改名が現実的。首都大と都は近く改名を発表し、九月議会で議論を促したい考えだという。 首都大の改名を巡っては、小池百合子知事が七月十二日の都政改革本部会議で「大学名を変えるくらいの大胆な改革をスピード感を持って進める必要があ
人間のすることとは思えない行為を、さも平然と行う。中東や北アフリカでの過激派組織の蛮行は冷酷非道、無慈悲といった言葉しか見つからない。 しかし、この一見平和に思える日本においても、忍び寄る不気味な不安を感じる。軍靴の音が近づいてくるような、暗い時代に向かっていく恐怖である。その正体は無論、現政権がつくり出す危うい雰囲気による。 「決めるのは私だ」「この道しかない」などと異論を許さず、道理や機微が通じない。狡猾(こうかつ)で専制的。首相は昨年十一月の衆院解散を消費税増税先送りを問うためと言った。アベノミクスが争点とも強調した。なのに選挙の大勝が判明した途端、安保法制を含む政策全般が「国民の信を得た」と言ってのけた。 そんな詭弁(きべん)は子どもの教育に悪いからやめてほしいが本人は本気のようだから恐ろしい。一内閣の判断で戦争への道を暴走しているかのごとくだ。このままでは国防軍になった自衛隊が他
今秋以降に第一号となる可能性がある九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働に反対しようと、大規模な抗議活動が二十八日、東京都新宿区の明治公園などであった。毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている首都圏反原発連合など三団体が主催。時折強い雨が降る中、約五千五百人(主催者発表)が「再稼働を食い止めたい」と声を上げた。 (安藤恭子) デモに先立ち開かれた集会では、「川内原発増設反対鹿児島県共闘会議」の野呂正和事務局長が「全国で初めて再稼働されようとしている川内で闘っている。お年寄りら要援護者の避難計画もずさんだ。皆さんも一緒に闘ってほしい」と呼び掛けた。最後に「命よっか大事なものがあって、よかとですかー」と方言で叫ぶと、公園を埋めた参加者から拍手が上がった。 川内原発がある薩摩川内市に隣接するいちき串木野市で再稼働に反対する署名を行い、市人口の半数超を集めた。集会後、野呂さんは「本音で
未明に走行テストをする銀座線の新型車両1000系。右はJR御茶ノ水駅=5日、東京・聖橋で(由木直子撮影) 東京メトロが来年春に銀座線に導入する新型車両1000系の性能試験が続いている。今月初めには、営業運転終了後に夜間試運転があり、検査に使っていた丸ノ内線の中野車両基地を出発し池袋駅までを往復した。
東京メトロと都営地下鉄の統合を議論する第三回会合が十七日開かれ、東京都がこれまで求めていた九段下駅ホームの壁の撤去について、メトロ側が応じる姿勢を示した。 同駅は同じホームを壁で隔てて東京メトロ半蔵門線(押上方面)と都営新宿線(新宿方面)が使用。両線を乗り換えるには階段を上り下りして遠回りをしなければならなかった。実現すれば乗り換えがぐっと楽になるが、具体的な撤去時期は決まっていない。 会合では、メトロ側が統合前にできるサービスとして応じた。 東京都の猪瀬直樹副知事は「一元化を阻んでいる象徴だった九段下駅の壁を取り払うことは、一つの歩み寄りだ。ただ、そこだけやって終わりではなく、一元化に向けた一里塚としてとらえている」とくぎを刺した。 また、都営との乗り継ぎ割引拡大についてメトロ側は現行の七十円の割引に加え、都営の初乗り運賃をなくし、運賃をメトロの水準に共通化することを提案。例えば渋谷−六
朝の混雑がひどい東京都営地下鉄大江戸線勝どき駅(中央区)のホームが増設されることになった。駅周辺の開発ラッシュで利用客が急増したためだ。地上出入り口を増やすなど対症療法を講じてきたが、大々的に改良しないと「もう限界」。東京の臨海部ではマンション建設が相次いでおり、東京メトロ有楽町線豊洲駅(江東区)でも、改札口の増設など混雑対策に乗り出している。 東京都交通局によると、勝どき駅は島式のホームがひとつで、両国方面の内回り、大門方面の外回りの両方の乗降客が同じホームを使っている。これに並行してもう一本増設し、内回り、外回りでホームを別々にして混雑を緩和する。 ホームの増設は都営地下鉄では初めてで、総事業費を約百億円と見込んで二〇一〇年度から準備工事に着手する。今後、都市計画決定や国の認可を申請するが、「駅をもうひとつつくるくらいの手間」が必要で、完成は五年以上先という。
山手線が昭和三十年代にタイムスリップ−。JR東日本は山手線の命名百周年を記念して、オールドファンには懐かしのチョコレート色の旧型国電を模した「復刻調ラッピング電車」の運行を七日から始める。一編成のみが、十二月四日まで通常ダイヤの中で運行する。 JR東によると、山手線の名称は一九〇九(明治四十二)年十月、当時の鉄道院が「国有鉄道線路名称」を制定した際に誕生。品川−新宿−赤羽間を走る品川線と池袋−田端間の豊島線、大崎−大井連絡所の貨物支線を合わせて、山の手エリアを中心に走ることから、山手線と命名された。
民主党新体制発足で、支持率回復基調にあった麻生政権への風向きが一変した。主要各紙の世論調査では、次期衆院選に向け、首相や与党に厳しい結果が突き付けられた。逆に出直しを目指す民主党は上々の滑り出しとなった。
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