駅のホームから人が転落するのをカメラの映像で自動的に検知し、重大な事故に至るのを防ごうというシステムが、東急電鉄の川崎市の駅に導入されました。 ホームに設置されているカメラの映像を解析して、車いすやベビーカーを含め人が転落するのを自動的に検知します。転落を検知すると、画像とともに駅の係員にアラームで知らせ、列車を停止させる措置をとって重大な事故に至るのを防ぎます。 東急電鉄では、ホームドアを設置するまでの間や、設置する計画がない駅での活用を想定していて、鷺沼駅での運用状況を踏まえて、ほかの駅への導入を検討することにしています。 システムの開発に携わった東急電鉄の青戸大介さんは「すでに設置されているカメラの映像を解析することで転落を検知できるので、ほかの駅にも転用できるのが特長です。特に乗客が少なく駅係員の目が行き届かない時間帯の事故を防いでいきたい」と話しています。