現在、Unicodeに「Unicode Properties for Vertical Text Layout」(UTR#50)という仕様が提案されており、そこでは縦書きのときの方向特性と文字間の調整のための特性を文字特性として与えようとしています。 これについての論点は多いのですが、その中で、あまり取り上げられていない問題として、ラテンアルファベットとアラビア数字に、縦書き時に正立で表示するか横倒しにして表示するか、どちらが良いか、ということについて、このブログで検討しています。 最近、Twitterでも少しこの話が盛り上がっています。 UTR#50は文字のコードポイントに対して特性を規定するものでプレーンテキストに対しても適用となります。そこでUTR#50の文字特性とCSSのWriting Modeとの関係について検討してみます。 UnicodeではラテンアルファベットA~Zは、U+0