インフレ率2%で金利が0.3%だと30年後に1億円の資産価値は実質的に約4千万円目減りします。逆に借金の負担は実質的に約4千万円目減りします。こういう状況になると日本国政府の債務負担は減少します。 インフレの本質はスローモーションのデフォルト論者によっては、金融抑圧は、「デフォルト」の一形態と見なす人もいます。ゴールド等の裏づけはない不換紙幣を発行する国家が、形式的には借金(国債)を返済しつつ、実質的に借金の価値を減らしているからです。 「新債券王」の異名を襲名した米国の大手資産運用会社「ダブルライン・キャピタル」のジェフリー・ガンドラックCEOは以下のように述べました。 「日本国債のデフォルトはないだろう。インフレの本質はスローモーションのデフォルトだ。年率7%のインフレが続けば、今の100円は10年後に半分に価値が目減りする。政府の実質的な債務負担も半分になる。安易な道だ。犠牲になるの