もう日本では覚えていない人が多いかもしれない 2016年のリオ五輪アジア最終予選で誤審があった 韓国とヨルダンが戦う試合で 副審の判定が誤っていたのだ 1回の旗の間違いで 副審の人生は大きく変わった 彼が築いてきた地位は ガラガラと音を立ててすべて崩れ去った 生活をかけているのは選手だけではない 朗らかで良くしゃべる大塚晴弘副審だが その時の話では言葉を詰まらせる その後の話とともに語ってもらった 国際試合で痛恨のミスジャッジ 2016年1月、リオ五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジア選手権がカタールで開催され、当時、国際審判員でプロフェッショナルレフェリーだった私は準々決勝、韓国vsヨルダンの副審を務めました。 あの大会はアジアから33名のレフェリー、主審と副審が招集されまして、レフェリーにとってもリオ五輪本戦に行けるかどうかという選考になっていたと思います。日本からは私が主審の佐藤