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  • 滋味(ジミ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    栄養があって味のいいこと。栄養豊富でおいしいべ物。「滋味に富む料理」 2 豊かで深い精神的な味わい。「滋味掬きくすべき作品」 [類語](1)美味・佳味・珍味・好味・旨み・風味・おいしい・旨い・甘美・芳醇ほうじゅん・デリシャス・フレーバー・テイスティー/(2)趣おもむき・風情・気韻・風韻・幽玄・気分・興味・内容・興趣・情趣・情調・情緒・風趣・風格・余情・余韻・詩情・詩的・味わい・醍醐味だいごみ・妙味・雅味・物の哀れ・ポエジー・ポエティック・ポエトリー・ロマンチック・メルヘンチック・リリカル・センチメンタル・ファンタジック・ファンタスティック・幻想的・夢幻的・神秘的・ドリーミー・感傷的 〘 名詞 〙① うまい味わい。また、栄養になる、うまいべ物。[初出の実例]「如復。飽二滋味一」(出典:三教指帰(797頃)上)「一向清浄に斎戒し、可曾が滋味(シミ)をも断じ」(出典:源平盛衰記(14C

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  • 慰撫(イブ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 人の心を慰めいたわること。[初出の実例]「分レ芳遠寄二一窩中一。憐二我幽独一来慰撫」(出典:東帰集(1364頃)問蘭無香並序)[その他の文献]〔漢書‐匡衡伝〕

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  • 誓詞(セイシ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙① 誓いのことば。かたい約束のことば。誓言。[初出の実例]「葛藤はかま両筆の物〈旨恕〉 取かはす誓詞きかすな轡虫〈昌〉」(出典:俳諧・難波風(1678))② 神仏に起請すること。また、その文言。起請文。誓文。[初出の実例]「既驚二神慮一、以二誓詞一申合、飜二翌日一事」(出典:上杉家文書‐永祿七年(1564)六月二四日・上杉輝虎願書写)[その他の文献]〔正字通〕

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  • 貫頭衣(カントウイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 衣服の一種。一枚の長方形の粗い布の中央に穴をあけ、そこに頭を通して着用する。原始時代からの衣服の基型の一つで、メキシコのポンチョもこれに属する。[初出の実例]「今でも昔の代に行はれたといふ貫頭衣と同じく、所謂オセンダクのまん中に穴を切明けて、首を通して肩から下のみを蔽うたものが多い」(出典:オシラ神の話(1928)〈柳田国男〉三) 布の中央に穴をあけて頭を通して着る衣服のこと。原始社会に多くみられ、衣服の基型の一つとされる。ポンチョponchoはその代表例であるが、これは来、南米アンデス山地一帯に住むインディオの衣服であった。もともとは、麻とラマの毛の混紡の布地をさしていうことばであったのが、16世紀にスペイン人がペルーを征服したのち、服の形をさしていうようになった。 日では奈良時代の裲襠(りょうとう)がその例であり、さらに古くさかのぼれば、『魏志倭人伝(ぎしわじんで

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  • 鏃(ヤジリ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙① 矢の先端についていて、対象物に突き刺さる部分。縄文時代以来用いられ、材質により石鏃、骨鏃、鉄鏃、銅鏃、竹鏃という。形態上からは、尖根(とがりね)、平根(ひらね)、三角鏃などがみられる。やさき。矢の根。〔享和新撰字鏡(898‐901頃)〕[初出の実例]「則弓手の方へ真倒に落れば、矢尻は鞍にとどまて」(出典:保元物語(1220頃か)中)② 矢を射る技量。[初出の実例]「小藤太が矢じりの細かさ、これ見給へ」(出典:浄瑠璃・曾我虎が磨(1711頃)下) 「ぞく」とも読み、矢尻とも書く。矢の先端につけた刺突具(しとつぐ)。材質によって石鏃(せきぞく)、銅鏃、鉄鏃、その他に分けられる。確実に石鏃といえるものが出現するのは、縄文時代に入ってからであり、石材や形は多様であるが、剥片(はくへん)を素材にした打製のものがほとんどである。しかし、北海道東部および中央部の早期の遺跡からは、石刃(

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  • 意気軒昂(イキケンコウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [ト・タル][文][形動タリ]意気込みが盛んで、元気いっぱいなさま。「意気軒昂たる女性チーム」 [補説]「意気軒高」と書くこともある。 [類語]ぴんしゃん・ぴんぴん・しゃんと・しゃんしゃん・しゃきっと・しゃっきり・不死身・強靭・タフ・生き生き・老健・健やか・強い・元気・健康・丈夫・無病息災・無事・健勝・清勝・壮健・健全・達者・まめ・つつがない・息災・強壮・強健・頑健・矍鑠かくしゃく

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  • 錘(スイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    軽量な物体に重量を加えるための資材。漁業では、漁具を沈降させるために用いられる。沈子(ちんし)、分銅(ふんどう)などがあり、「浮き」である浮子(あば)とは反対の作用をする。一般には振り子の下端につける錘、測量のために綱の先端につける錘、秤(はかり)の一方に掛けて計量物の重さとつり合わせる分銅などが錘の範疇(はんちゅう)に入る。 釣り漁具においては、錘は「びし」「しずみ」などともよばれ、釣り糸の下方に小さい鉛製の沈子を連続して取り付ける。浮きと併用して釣り糸と釣り針を潮に流されずに沈降させ、希望する水深に安定させる役目をする。また、釣り糸をつねに緊張させることにより、魚信(魚が餌を捕する微妙な動き)を鋭敏に察知させ、確実に釣果(ちょうか)をあげる働きをする。材料としては、沈降力(比重)が大きく、破損・腐することが少なく、成形加工が簡単なものが望まれる。かつては自然石などが用いられていたが

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  • 不倶戴天(フグタイテン)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 ( 「礼記‐曲礼上」の「父之讎、弗二与共戴一レ天、兄弟之讎、不レ反レ兵、交遊之讎、不レ同レ国」による語。ともに天をいただかずの意から ) 相手をこの世に生かしておかないこと。殺すか殺されるか、いっしょには生存できない間柄であること。怨みや憎しみが深く報復せずにはいられないこと。また、そのような間柄。[初出の実例]「不倶戴天(フグタイテン)の志」(出典:歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)序幕) この世にともに生きていられないほど、深い恨みや怒りを感じる相手を形容することば。 [使用例] 何はともあれこのあたしを犬か虫ケラのようにぶった斬っておしまいになったお前様、あたしにとっては不倶戴天の讐しゅう敵てきにはちがいございません[山田風太郎*万ワン人イン坑カン|1949] [使用例] 小さいくせに総毛だつような不倶戴天の敵、アブラムシが新芽という新芽にびっしりとた

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  • 供出(きょうしゅつ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [名](スル) 1 政府などの要請に応じて金品などを差し出すこと。 「富者は財産の多分を、軍費に―し」〈竜渓・経国美談〉 2 政府が民間の物資・主要農産物などを一定の価格で半強制的に売り渡させること。「収穫米を供出する」 糧管理制度のもとで1942年から54年にかけて行われた,農民から米麦,雑穀,いも類の主要糧の一定量を,政府が決めた価格で強制的に買い上げる方式。管制度は戦中,戦後の糧不足時代に,主の国家による直接統制・管理によって,消費者に一定の主配給量を確保することを目的としていた。その配給量を確保するための,農民からの主の集荷が供出であったが,それは非常事態のもとでは強制的なしかたで行われた。 供出制度の出発点は1939年に始まる米不足であり,その対策として国が米麦の直接統制に乗り出した時である。40年産米麦の集荷は,産業組合系統を通じて,政府が一元的に買収することにな

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  • 悍ましい(オゾマシイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも―・い事件」 2 我がが強い。強情だ。 「かく―・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見じ」〈源・帚木〉 3 たけだけしく、恐ろしい。こわい。 「いづくにも守護といふものの、目代よりは―・しきを据ゑたれば」〈増鏡・久米のさら山〉 [派生]おぞましげ[形動]おぞましさ[名] [類語]いとわしい・まがまがしい・忌まわしい・うとましい・嫌い・毛嫌い・大嫌い・わず嫌い・いけ好かない・虫が好かない・嫌いや・気にわない・犬もわぬ・憎い・憎らしい・憎たらしい・憎憎しい・苦苦しい・腹立たしい・いまいましい・苦虫を噛み潰したよう・苦り切る・眉をひそめる・鼻持ちならない・忌む・うとむ・うとんずる・嫌気・忌避・忌み嫌う・煙たがる・呪わしい・きしょい・気色が悪い・気味が悪い・気味悪い・底気味悪い・薄気味悪

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  • 妾腹(メカケバラ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙① 女性が、自分の腹をいう。[初出の実例]「妃曰妾腹垢穢、何宿二貴人一」(出典:聖徳太子伝暦(917頃か)上)② めかけの腹。また、めかけの腹から生まれたこと。また、その生まれた人。めかけばら。外戚腹(げしゃくばら)。庶出。[初出の実例]「妾腹といったと御部屋いきどおり」(出典:雑俳・桜の実(1767))「妾腹の娘の故にまだ父の身分があっても私のしまつがつきかねると思はれるのを残念がって」(出典:世間知らず(1912)〈武者小路実篤〉二〇) めかけ‐ばら【妾腹】 〘 名詞 〙 妾の子として生まれること。また、その人。庶子。しょうふく。[初出の実例]「妾腹(メカケバラ)の子も女ばかり三人もある」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

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  • 蟄居(チッキョ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [名](スル) 1 家の中にひきこもっていること。「終日蟄居して書に親しむ」 2 江戸時代、武士に科した刑罰の一。自宅や一定の場所に閉じ込めて謹慎させたもの。終身のものは永蟄居という。 3 虫などが冬眠のため地中にこもっていること。 「竜は…陰の時に至りては―を閉づ」〈太平記・二〇〉 [類語]籠城・籠居 〘 名詞 〙① 昆虫などが冬眠のために地中にこもっていること。また、その場所。[初出の実例]「龍は陽気に向かひては威を震ひ、陰の時に至りては蟄居(チッキョ)を閉づ」(出典:太平記(14C後)二〇)② 家の中にとじこもって外へ出ないこと。また、田舎にしりぞいていること。蟄屈。隠居。[初出の実例]「仍今日蟄居簾中」(出典:九暦‐九条殿記・大臣家大饗・承平六年(936)正月四日)「中国に蟄居(チッキョ)したりけるが」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一五)③ 江戸時代、武士や公卿に科した刑の一

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  • 吶喊(トッカン)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙① 大勢の者が一時に大声をあげて叫ぶこと。鬨(とき)の声をあげること。[初出の実例]「三百人取二甲於一レ苞而甲、吶喊起闘」(出典:日外史(1827)五)「其万軍突喊の頂高く彩る雲の座に悠然と立てる白衣の天使」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉後)[その他の文献]〔通俗篇‐武功〕② =とっかん(突貫)③[初出の実例]「死ぬる覚悟で吶喊(トッカン)すれど」(出典:軍歌・雪の進軍(1895)〈永井建子〉四)

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  • 鏖殺(おうさつ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    今日のキーワード プール熱 アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症。小児や学童に多い疾患で、感染者の手や唾液などを介して感染する。正式名称は「咽頭結膜熱」だが、プールの水を介して流行するケースが多いことから、一般に「プール熱」...

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  • 隘路(アイロ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙① 狭くて通行困難な道。[初出の実例]「仏の拿破侖第一世〈略〉墺、以両国と戦ひ、此隘路を出没せり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)「長時間停止する場合に於ては勉めて隘路、道路の分岐点等を避け」(出典:作戦要務令(1939)一)[その他の文献]〔六韜‐虎韜臨境〕② 物事を進めて行く上に妨げとなる点。支障。難点。ネック。

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  • 寂寞(セキバク)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。 「人居を遠く離れた―たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉 2 心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。 「斯ういう―たる団欒だんらんの中に」〈漱石・行人〉 [類語]寂寥せきりょう・索漠さくばく・落莫らくばく・蕭然しょうぜん・蕭蕭しょうしょう・蕭条しょうじょう・蕭殺しょうさつ・寥寥りょうりょう・寂しい・徒然つれづれ・徒然とぜん・手持ち無沙汰・退屈・所在ない・持て余す・無聊ぶりょう・ひま・手透き・手明き・用無し・閑散・開店休業 じゃく‐まく【寂×寞】 [名・形動]ひっそりしていてさびしいこと。また、そのさま。せきばく。 「何となく斯う―な瞑想に耽って居るようで」〈藤村・破戒〉 [ト・タル][文][形動タリ]さびしく、静かなさま。 「路上の小砂利が―とした光の中に」〈二葉亭訳・片恋〉

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  • 滂沱(ボウダ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [ト・タル][文][形動タリ] 1 雨の降りしきるさま。 「唯猛雨の―たるを聞くのみ」〈織田訳・花柳春話〉 2 涙がとめどもなく流れ出るさま。 「涙―として禁ぜず」〈秋水・兆民先生〉 3 汗・水などが激しく流れ落ちるさま。 「馬背の流汗―として掬きくすべく」〈鏡花・義血侠血〉 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 雨がはげしく降るさま。[初出の実例]「若乃。旱魃焦レ葉。召二那伽一。以霶沱」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)「唯だ猛雨の滂沱(バウダ)たるを聞くのみ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三三)[その他の文献]〔詩経‐小雅・漸漸之石〕② 涙がとめどなく流れ出るさま。[初出の実例]「一歎腸廻転、再歎涙滂沱」(出典:菅家文草(900頃)五・仮中書懐詩)「涕(なみだ)滂沱(バウダ)として流れたり」(出典:心のたどり(1904)〈綱島梁川〉)[その他の文献]〔

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  • 醜聞(シュウブン)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    その人の名誉や人格を傷つけるような、よくないうわさ。男女関係や金銭に関する評判など。スキャンダル。 [補説]書名別項。→醜聞 [類語]スキャンダル・醜名・艶聞・浮き名・ゴシップ・悪名・汚名・悪声・札付き・面汚し・恥曝さらし・汚点・名折れ・不名誉・不面目・悪評・不評・曰く付き・訳有り・虚名

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  • 甕(タシラカ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    土器,陶器の器種名。古くカメと呼ばれた(《和名抄》)のは,ふくらんだ胴,あるいは丈高の胴のうえでいったんすぼまってから口にいたる形の〈瓶〉であって,むしろ壺に含まれる形の液体容器である。酒をいれて人に供するための瓶子(へいし)もその一種であり,現在の瓶(びん)が古称のカメの実体を伝えている。古くは,ミカ(記紀),モタヒ(《和名抄》),ユカ,サラケなどと呼ばれていた液体容器(おもに酒の)が,〈甕〉と表記されカメと呼ばれるようになったのは,中世以降のことである。これには,上記の壺の形の大型品と,頸(くび)がすぼまらず釣鐘を倒立させたように広口丈高なものとが含まれ,ともにやはり液体容器をさして今日にいたった。考古学では,縄文土器の倒鐘形のものを甕と呼んだこともある。しかし今ではこれを深鉢と呼ぶことが多い。弥生土器の研究では,貯蔵用の壺,盛りつけ用の鉢,高坏(たかつき)と並んで,倒鐘形の器を煮炊き

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  • 善哉(ゼンザイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    《が原義。梵sādhuの訳で、漢訳仏典に用いられる語》 [名]善哉のこと。関西ではつぶしあんの汁粉。関東ではに濃いあんをかけたもの。 [形動ナリ]よいと感じるさま。喜び祝うさま。 「上人を礼し…―なれや、―なれと夜遊を奏して舞ひ給ふ」〈謡・輪蔵〉 [感]実によい、そのとおりである、の意で、相手をほめたたえる語。特に、師が弟子に賛成・賞賛などの意を表すときに用いる。よきかな。 「―、―、孝行切なる心を感ずるぞとて」〈謡・谷行〉 [ 1 ] 〘 感動詞 〙 ほめたたえる語。よきかな。よいかな。[初出の実例]「天人来て善哉善哉真に是菩薩と唱ふ」(出典:観智院三宝絵(984)上)[その他の文献]〔春秋左伝‐宣公一一年〕[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 よいと感じるさま。喜び祝うさま。[初出の実例]「善哉なれや、善哉なれと、夜遊を奏して舞ひ給ふ」(出典:謡曲・輪蔵(1541頃))[ 3 ]

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