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文学と短編小説の集いに関するmasarin-mのブックマーク (6)

  • 短編小説ーー十分日記138 - 今日の十分日記

    例によって短編小説を書いた。「短編小説の集い」のお題では無いので、字数は「同じくらい」という緩さで書いた。 小説を書くときに使用するというのはチャレンジしていないが、ブログの記事を書くときによく「音声入力」、「音声認識」を利用する。下書きなどそれで行うと非常にスピーディに文章を作成できる。 音声入力系の機能は、アップル系ならSiri、マイクロソフトならコルタナ、グーグル系ならグーグルが処理している。処理と同時に多くのサンプルを得ているのだろう。 これらのソフト、私が使うのは軒並み精度が低い。特にマイクなしのノートパソコンでコルタナという組み合わせが一番最悪だ。Siriでも精度が低い。 「きっと不良品をつかまされたのだ」 とはじめ思っていたのだが、原因はここのところの慢性的な鼻炎にあった。鼻づまりの声は認識精度が著しく落ちるのである。 今回の課題は「monogatary.com」というサイト

    短編小説ーー十分日記138 - 今日の十分日記
  • 一月自主課題、「優しい雨」振り返り--十分日記129 - 今日の十分日記

    一月の短編小説の集いはお休みである。ついでに言えば、2月も短編小説の集いはお休みである。だから自主課題として小説を1作書いた。うちのカミさんに「故郷」と言う課題を出してもらってそこから想像するものを書いてみた。 まささん|note 「故郷は遠きにありて思うもの」という言葉がある通り、短い小説であるならば、遠くにある故郷を追慕するという内容が良いのであろうと考えた。 特に長い間関わっていない故郷を追慕すると言う内容にしたかったので、それに沿うように場面を設定していった。 この母が子供を見ていて、自分の若い頃を思い出すという設定は、実際の人物をもとにして書いた。書かれた人は気付かないだろう。ずいぶん変えてるし、多分読まないし。 イメージをひと月くらい温めてから書いたので、書き始めてからは早かった。もう一作並行して書いているものが信じられないくらい難航していることを考えると、スッと書けると不思

    一月自主課題、「優しい雨」振り返り--十分日記129 - 今日の十分日記
    masarin-m
    masarin-m 2018/02/02
    今回の小説に関する振り返りです
  • クリスマスツリー|まささん

    ――交差点の先車両行き止まり。 そう書かれた立て看板が視線の端を後ろに流れていく。いつものジョギングコースのアスファルトはまだ濡れている。雨は朝には止んだはずなのに。信号の青い光がアスファルトを鈍く照らしている。 交差点の向かいには純喫茶店、道を挟んで向かいに個人医院、並んで奥には民家やアパートなどが続く。小さな住宅街のなかを駆け抜けると、工事現場に突き当たる。工事は広大な地域を抜ける環状線を造るものだ。小さな住宅街は年末のせいか、いつもよりも閑散としている。今年の師走はここ数年で一番寒い。 工事現場は人の身長より高い半透明のプラスチック製の防音壁で覆われている。防音壁の上部に白い蛍光灯が並んでいる。防音壁の向こうの工事の進捗状況に応じて、複雑に防音壁の位置が変化する。行き交う歩行者や自転車に乗る人々はまるで迷路を通り抜けるようだ。突き当たった防音壁を川に向かって走る。蛍光灯の光が私と濡れ

    クリスマスツリー|まささん
  • 「聖布」--十分日記100 - 今日の十分日記

    今回書いた「短編小説を集い」への出品作「聖布」の振り返りをしてみよう。 note ――つくる、つながる、とどける。 今回の作品、魂で起きた急に殺害の殺人事件をモチーフにしているが、この事件を上説明しようと思ったきっかけは、作品中でも出てくるが犯人を護送しているときの光景を見たからだ。普通犯人が護送される時、犯人は気づいていないか、気づいていてもふてぶてしく居直るか、それともような行動とるか、のどれかだ。 例えば、カメラを威嚇するとか新潟の少女監禁事件ではビジュアル系バンドのようなポーズをとっていた。甚だわかりにくい表現だがそうとしか言えない。呵々大笑しているものもいた。 Chage & Askaのアスカが少しカメラの方を威嚇しているようだった。 今回の事件の犯人は、必死に自分の顔を隠していた。ということは、周囲からは信じられないような犯罪を犯しているのだが、人が精神的に病んでいるのではな

    「聖布」--十分日記100 - 今日の十分日記
  • 冷徹な祭壇:死者の願いと猟奇の背後|まささん

    白壁に手をつきながら鉄製のタラップを登ってゆく。四〇代になりたてのころ仕事で腰を痛めてから騙し騙しやってきたが、季節の変わり目、特に今日のように晩秋で急激に気温が下がった日は、古傷がぶり返す。しくしく痛むのである。 白壁についた手を離すと手形が残っていた。掌を見ると、灰色に汚れていた。「クソッ」と内心悪態をついて、舌打ちをした。アパートのコンクリートの外通路を歩く。手摺りには黄色いテープが張られていた。通路から鉄道が見えた。ここは撮り鉄にとって、名所らしい。 現場は四つ並ぶ部屋の奥から二番目だった。ドアは開け放たれ、青い作業着の人間が頻繁に出入りしている。鑑識である。科捜研も出張ってきているだろう。 痛む腰を叩きながら部屋に入る。すれ違う鑑識が挨拶をしてくる。それに右手を挙げて応える。 「ウッくせえな」 手の甲を鼻に当てる。夏場のホームレスのような、強烈な生き物の内臓のような、そんな臭いが

    冷徹な祭壇:死者の願いと猟奇の背後|まささん
    masarin-m
    masarin-m 2017/11/30
    とりあえずフィクションです。時間かかりました。
  • 向いていない男|まささん

    家に入ると家族はもう寝ていて、家のなかは暗く静かだった。高層マンションの七階なので、周囲の騒音も何も聞こえない。 玄関の照明はだんだん明るくなるタイプだ。手探りでスイッチを点け、を脱いだ。まだ完全に明るくなりきっていない玄関に上がったとき、誰かがいるような気がして、視線を上げてしまった。普段は見ないようにしていた。 姿見に映った男を見てぞっとした。 姿見の男は、初夏で街行く人が軽装になっているというのに、まだスーツの上にトレンチコートを着ていた。顔にはほうれい線が深く刻まれ、額がいっそう禿げ上がっていた。コートの上からでも、身体の筋肉がそげ落ちているのが分かった。達観した老人の清らかさはなく、唇は生肉をべたように脂ぎっていた。 我ながらひどい顔だ。 頬をなで回しながら姿見に近づき、よく顔を見た。そのうち照明の照度が最大になった。姿見の顔もいつもの中年の男になった。 三年前、会社で課長に

    向いていない男|まささん
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