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2015年7月14日のブックマーク (5件)

  • ナガレオチルモノ 【第9回】短編小説の集い参加文章 お題「雨」 - きょうこのごころ

    masarin-m
    masarin-m 2015/07/14
  • 雨は激しく - umakuittaraonagusami

    ノックの音がした。 安雄はしばらくの間逡巡していたが、絶え間なく音が続くので、あきらめて玄関のドアを開いた。 「やあ、ひさしぶり」 目の前には、ひょろりとした背の高い男が立っている。 「ええと……」見たような顔だった。話したこともあるような気がした。だがいつどこでだったかまでは思い出せない。同級生? バイト仲間? 同じアパートの住人? どれも正しいようで、どれも違うような気がした。 「ひどいなあ。○○だよ。××ゼミで一緒だった……」 肝心の名前もゼミ名もよく聞き取れなかったが、『一緒だった』と言われれば、それはそうなのかもしれなかった。 「……とりあえず入れてくれないか。びしょ濡れなんだ」見れば確かに上半身は濡れそぼって、頭からしずくも垂れている。いずれにしても、ここで追い返すのは気の毒に思えて、安雄は男を中へと引き入れた。 「雨……なのかい?」安雄はたずねた。「いきなりだよ」男は答えた。

    雨は激しく - umakuittaraonagusami
    masarin-m
    masarin-m 2015/07/14
  • 名前のない怪物(第9回「短編小説の集い」投稿作) - ライティング・ハイ

    masarin-m
    masarin-m 2015/07/14
  • 私は家に帰りたい【短編】 - きまやのきまま屋

    短編小説の集い 第0回に参加させていただいて、それっきりになっていた『短編小説の集い「のべらっくす」』。三人称とかテーマとか、私には少し難しくて…。 novelcluster.hatenablog.jp 今回、久しぶりに参加させていただきます! 私は家に帰りたい photo by Roderick Usher 隣県まで車を走らせ、彼氏と温泉に向かっている車中、黙々と運転する彼氏の横顔を見ながら、深雪が考えるのは夫のことだ。 出張の多い夫は今週末も家には帰らない。僕が毎週いないと寂しいだろうから友達旅行して構わないよ、と言った夫の言葉に従っているのか、彼氏とのお泊りデートを能動的に楽しんでいるのか、深雪は自分で自分のやっていることの意味が、それにまつわる感情がよく分からない。 それでも温泉は好きだし遠出のドライブは楽しい。そして留守番の一人の夜は淋しい。結局私は欲望のままに生きているだけな

    私は家に帰りたい【短編】 - きまやのきまま屋
    masarin-m
    masarin-m 2015/07/14
  • 雨虫(【第9回】短編小説の集い) - いつかのことです。

    2015-06-30 雨虫(【第9回】短編小説の集い) Tweet 雨が降り出して三日目になった。  朝の番組では、レポーターが緊張した面持ちで実況をしている。 「――えー、JR新橋駅前に来ています。えー、通勤客が多い時間帯なんですが、ご覧ください。人の通りはいつもより若干少ないといった感じでしょうか。皆さんしっかりとレインコートを着込んで雨から身を守っています。いまのところ――」  レポーターも、顔までしっかり覆われたレインコートをしっかりと着込んでいた。まるで原発事故のときに見た防護服のようだ。 「学校はまだ休みなんでしょ」  母がそう言いながら、空になった器をお茶の入った湯のみに置きかえた。 「うん。連絡あるまでずっと休みだってさ。たぶん雨が止むまで休みでしょ」  ヒロシは湯のみを手に取り返事をした。雨が降った初日の午後からヒロシの通う中学校は休校になっていた。  二人はテレビへと

    雨虫(【第9回】短編小説の集い) - いつかのことです。
    masarin-m
    masarin-m 2015/07/14