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ブックマーク / literary-ace.hatenablog.jp (11)

  • 短文集「よせなべ」出します - 空想少年通信

    つけもの、肉、と来て、今度は鍋です。冬だもの。気がつけばべ物シリーズ第3弾。わりとまだまだ書けるのではないかとは思っているのだけど。野菜とかおやつとか。 短文集「よせなべ」 A6(文庫サイズ) 文28ページ 300円。 添嶋譲・言葉の工房/空想少年はテキストデータの夢を見るか? 発行 今回は最初にも書きましたが「なべ」です。よせなべってのタイトルにしましたが、よせなべは出てきません。鍋の種類にならなかったのは、それほどのバリエーションをべたことがないからです。おでんとかすき焼きはなべに入るのか問題とかね。 内容は以下のとおりです。 鍋やるっていうから用意してたのに(連絡なしで)ドタキャンらった話 修学旅行のご飯に出てきた小さな鍋の中身を横取りする話 後輩からのリクエストで鍋と宴会の用意をする話 外で一人鍋の話 お母さんと喧嘩する話 こんな感じです。あらすじは、って思われるかもし

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    masarin-m 2019/11/21
  • 展覧会、展示三昧 - 空想少年通信

    8/8にあいちトリエンナーレ、8/10-11で東京のいくつかの展覧会・展示を見てきた。画像とリンクは僕のインスタのアカウントから。 あいちトリエンナーレ 塩田千春展 ボルタンスキー展 ROOF TOP ORCHESTRA ー音を奏でる庭園 ジュリアン・オピー展 みんなのミュシャ展 ▪️ あいちトリエンナーレ @愛知芸術芸術文化センターほか。「表現の不自由展、その後」が中止になったあとに行った形に。結果としてなんだけど、それがあったからって(なかったからって)特に何か変わるわけではないかなあ、と思った。 だいぶ一方向に寄ってるとは自分も思ったけど、ツイッターとかウェブのあれこれを眺めていると、個人攻撃と展示に関する議論と中傷が一緒くたになってるようなので、あーあ、と思ってしまうのだった。 深読みはいくらでもできるんだけど、という前提で、それでも行間とか全体の意図を考えろよ、と思ってしまった。

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    masarin-m 2019/08/16
  • boothで通販やってます - 空想少年通信

    boothというサイトのサービスを使って、通販をしています。(以前はstoresだったんだけど、どうも有料サービスが多いわりには使い勝手がいまいちだったのでな) literary-ace.booth.pm ほぼ以前からと同じです。boothはこちら側に住所氏名を知らされないサービスがあるそうなので、それを使ってみることにします(連絡先を知られるのいやなひともいるだろう、と言うことで)。 ちょっと前から用意はしていたのだけれど、正直なところ、通販で売れることはあんまりないのでね……。とは言っても、窓口を開けておかないと、みんながみんなイベントに参加できるわけではない、ということはわかっているので、入り口はたくさん用意するのです。 「雨」以降はほぼぜんぶあるはずです。あと2号目のinput selectorも若干。 というわけでよろしくお願いいたします。しばらくはたくさんあるポストカードをおま

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    masarin-m 2017/12/10
  • 同窓会通知 - 空想少年通信

    仕事を終え、帰宅するとポストに往復はがきがあった。差出人は小、中の同級生だ。 進学、就職、その他で何度も住所を変えてはいたが、特に誰にも転居先を知らせてはいなかった。少なくともその必要はなかった。はずだった。 こんな字だっただろうか、と思いながら、手書きの宛先を見る。 誰から住所を教わったんだろう。 もともとは卒業時に幹事を押しつけられていたはずだった。もちろん、同窓会を開く気なんかない。特に会いたいとも思わなかった。両親は転居するたびに「転居先を知らせておかないと」と言ってきたが、その必要は感じなかった。 理由は特にない。特にないというか、思い出したくもない。 だが、裏面にある幹事の名前を見て、誰のことか少しずつ思い出す。記憶に開いた小さな穴から、次々となにかが出てくる。たいていは嫌なことばかりだ。いいことなんかあった覚えがない。当たり前だ。いいことなんかなかった。君たち、僕のことを酷く

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    masarin-m 2016/06/24
    同窓会ってなんであるんだろうね。人生がうまく行っている人ばかりじゃないんだけどね。上手くいっている人だけが集まればいいのにね。どうして全員集めたがるんだろう。それとも、老人になったら変わるんだろうか。
  • 「きみのようにはなれない」(第11回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに 短編小説の集い「のべらっくす」さんの企画第11回。添嶋は7回目。 テーマは「祭り」。これをご覧の貴兄は祭りは好きだろうか。僕は好きだ。屋台も祭りそのものも、祭りに出かけてきているちょっと浮き足立った人を見るのも好きだ。同級生が浴衣を着ているのを見かけて、ちょっといつもと違う気持ちになるのも好きだ。 novelcluster.hatenablog.jp というわけで、続きを読むからどうぞ。3000字弱くらい。 「きみのようにはなれない」 買ったばかりの甚平が意外と風通しがよくて、暑いからと下になにも着てこなかったことをヤマウチは少しだけ後悔した。せめてタンクトップくらいは着てくればよかったと思う。 誰かに誘われていく祭りなんて初めてだったから、格好とかそういうことを気にするなんて頭になかったのだ。 せっかくだから祭りっぽいカッコしていこうぜ、と同級生のヤマナカに言われて商店街に安く

    「きみのようにはなれない」(第11回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信
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    masarin-m 2015/09/04
  • 「逆向き列車」(第10回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに 短編小説の集い「のべらっくす」さんの企画第10回。添嶋は6回目ですか。 テーマは旅だそうです。そういえば中学の時の作文の宿題のテーマも旅でした。んで、全然旅じゃない、やたら読点の多い作文を出したらその年の学校文集に載ったという、なんだかよくわからない思い出があります。 どうでもいいですね。 novelcluster.hatenablog.jp 今回は1500文字くらい。ちょっと短めです(すみません)。旅に出るまでの話です。というか、テレ東の番組にありそうなやつ、ですかね。 それでは、続きを読むからどうぞ。 「逆向き列車」 やっちまったかなあ、とアキタは車窓から目をそらす。 通勤途中に発作のように「会社に行くの嫌だな」と思ったのだった。 カバンの中は私物のパソコンと財布と定期。ここのところ不意の泊まり作業が多かったのと、コンビニでいちいち買うのももったいなかったのとで着替えが押し込

    「逆向き列車」(第10回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信
  • 天気予報 (第9回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに 短編小説の集い「のべらっくす」さん企画。添嶋が参加して5回目。通算9回目だそうです。 novelcluster.hatenablog.jp 今回のテーマは雨だそうです。去年(あれ、一昨年?)、雨をテーマに掌編集を作って、文学フリマで頒布しましたが、雨はいろいろ喚起させてくれる、良いテーマですね。今回は、えーと、雨を降らせる人、の話し(たぶん)。3700字強かな。 では、続きを読む、からどうぞ。 「天気予報」 朝、自分の持ち場に着くとスケジュールを確認する。月間の予定と、修正後の週間予定、それと明日の予報。 ワールドウエザー社に勤める彼の仕事は天気の調節だ。予報にしたがって、日光、雲、雨、風、時には雪や雷などのバルブやスイッチを調節するのがその役目だ。すべての気象が自在に操れるようになった現在、そのわりにはレトロな仕組みですべてを調節していた。 明日とあさっては雨。なんだ、あさって

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    masarin-m 2015/07/11
  • カエルくん(第8回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに 短編小説の集い「のべらっくす」さんへの参加作です。通算四つ目。 今回のテーマは緑だそうです。オフコースの曲に「緑の日々」って言うのがありましたね。 novelcluster.hatenablog.jp さて、今回は「カエルくん」。ふたりは友だち、とか、セサミストリートのカーミットとかいろいろ思いつくんですけど、カエル顔でカエル好きなカエルくんのなんてことはない話。3000字弱です。 では、続きを読むからどうぞ。 「カエルくん」 カエルくんは顔がカエルに似ているからカエルくんと呼ばれている。 人はアマガエルのつもりでいるが実際にはトノサマガエルくらいの感じだ。大きな体と大きな手足。大きな口は愛敬があるようにみえなくもないけれど。 身の回りのものもカエルのイラストが入っていたり、緑色のものが多かったりする。カエルくんはいつも白いポロシャツに濃い緑色のパンツ、緑色のかばんといういでた

    カエルくん(第8回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信
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    masarin-m 2015/06/10
  • Hard to say I'm sorry.(第7回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに のべらっくすさんの企画です。自分が参加するのは3回目。お題は未来。久々の難問。某文芸サークルさんの毒というお題で書いて以来の難問でしたねえ。与太話はエントリーを改めますので、とりあえず。今回は一番ベタベタの、わかりやすくBLですな。苦手な方には申し訳ない。というかどうしてこうなった。たぶん4600字くらい。では続きを読む、からどうぞ。 novelcluster.hatenablog.jp Hard to say I'm sorry 中学校を卒業して何年もたって、くたびれたおっさんになってしまったように思う。映画で見たような車の形をしたタイムマシンも、ピンク色のどこにでも行けるドアもあるはずもなく、毎日満員電車を乗り継いで朝からくたくたになって仕事をする。帰りだって遅い。 そんな中で無理やり誘われた同窓会。当は仕事も終わらないし、飲んでる場合じゃないのだが幹事がどうしても来いとい

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    masarin-m 2015/05/12
  • 「願い桜」(第6回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに 「短編小説の集い のべらっくす」さんの企画に参加再び。 novelcluster.hatenablog.jp 今回は「桜の季節」ということです。卒業とか入学とか桜の森の満開の下とか、いろいろあるんでしょうが、古い桜の樹ってなんか願いを叶えてくれそうだよなあと常々思っているところからの話です。あんまり春関係ないかも(レギュレーション守れよ)。 今回は4000字弱。自分としてはわりと標準的な長さ。飽きる前に書き終わり、飽きる前に読み終わる。 今回は三人称。大丈夫かな。それでは続きを読むからどうぞ。 「願い桜」 市の外れ、高台にあるこの学校には一つ言い伝えがある。 「桜が咲く直前に学校にあるいちばん古い樹に、その年一番最初に願い事をすると叶う」 いつからそんなことになったのか、誰が言い出したのかなんか誰も知らない。部活の試合でレギュラーになる。好きな人に告白する。志望校に合格する。みな

    「願い桜」(第6回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信
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    masarin-m 2015/04/08
  • ライカ・ケイム・バック(第5回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

    はじめに これは「短編小説の集い のべらっくす」さんの企画によるものである。 【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 普段からわりとこういうのに参加しよう参加しようと思って、気がついたときには募集期間がおわっていることが多いので、あーあ、がっかり、みたいなことになっていたりする。今回はタイミングが合ったので(というかアイデア出しの段階で出てきたものを順に書いていっている感じであるが)参加してみることにした。イベントの準備の現実逃避ともいう。テーマは「」だそうだ。 なのに名前がライカ。ライカはカメラじゃなくて、宇宙に行った犬のこと。ライカは飼い主に似て宇宙が大好きだ。というところから始まったなんてことのない話。3600字弱。 では、以下からどうぞ。 「ライカ・ケイム・バック」 ふと、自分がだったことを思い出す。 一緒に住んでいた犬のように悪そう

    ライカ・ケイム・バック(第5回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信
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    masarin-m 2015/03/11
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