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ブックマーク / toyokeizai.net (31)

  • 突然の破産「船井電機」に起こっていた異変

    10月24日、「世界のFUNAI」として親しまれた船井電機が東京地裁から破産決定を受けた。申請時の負債総額は469億円で、家電メーカーでは平成(1989年)以降、2000年11月に民事再生法の適用を申請した赤井電機(負債470億円)に次ぐ、4番目の大型倒産となった。 1950年代に産声を上げ、トランジスタラジオやラジカセ、VHSビデオなど、時代のニーズに合わせて扱い品を変えて成長した。2000年代はデジタルAV機器で頭角を現し、北米市場では価格と技術力で強みを発揮した。また、国内では2017年にヤマダ電機(商号は当時)に独占供給を始めるなど、国内家電メーカーが苦戦する市場で目を引く存在だった。 FUNAIに何が起きていたのか。調査会社の目線で検証したい。 船井電機の「信用調査報告書」に表れた異変 東京商工リサーチ(TSR)の調査・取材に基づく、信用調査報告書(TSR REPORT)には、世

    突然の破産「船井電機」に起こっていた異変
  • 昨今の「貧困コンテンツ」ブームが危険な理由

    ネットカフェ難民報道についてもそうだ。テレビさんや新聞記者さんは、実際に何日かネットカフェ生活を体験してみることすらしなかったのだろうか。そこにいるのは何も若い男女や派遣労働者だけじゃない。売れないセックスワーカーのおばちゃんや、住所不定、職業(半ば)犯罪といった怪しいオッサンまでがたくさんいたはずだ。 ネットカフェという新しい業態と派遣労働者問題という新低所得層が時流にマッチングしたからか、やはり選択的に若い失職者や携帯1で生き抜く派遣の若者ばかりがピックアップされた。 背景になった彼らは、何年も前から貧困者だったかもしれないし、その公園はそれこそ日経済が頂点を迎えたバブルの時代から路上生活者への炊き出しをやっていたはずだ。ネットカフェのおっちゃんおばちゃんもそうだ。ネットカフェなんて業態が生まれるずいぶん前から、町の汚いサウナやカプセルホテルなんかには、住民票の住所に住める人間と路

    昨今の「貧困コンテンツ」ブームが危険な理由
  • オスカーでの人種差別を米メディアが書かない訳

    ロバート・ダウニー・Jr.とエマ・ストーンの振る舞いは、人種差別か。オスカー授賞式以来、その話題が日のメディアを騒がせている。 「日のメディア」とあえて書いたのは、お膝元のアメリカにおいてはあくまでソーシャルメディア上における騒ぎであり、メジャーな新聞や業界サイトはほとんど取り上げていないからだ。それはなぜか。とりあえずは、授賞式を見ていない人のためにも、あらためて何が起きたのかをここで振り返ってみよう。 恒例のハグをしなかった まずは、授賞式が始まって比較的すぐだった助演男優部門の発表。今年、授賞式のプロデューサーは、演技部門に関して、過去に同部門を受賞した5人をプレゼンターとして舞台に立たせた。2009年に試したスタイルを久々に復活させたものだ。 封筒を開け、受賞者にオスカー像を手渡すのは、昨年の受賞者の役目。助演男優部門の昨年の受賞者は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アッ

    オスカーでの人種差別を米メディアが書かない訳
  • 元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」

    羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、日航機の乗客367人と乗務員12人は無事でしたが、海保機の乗員5人が亡くなりました。 日航機の貨物室に預けられたペット2匹は救出できなかったことで、ペットを貨物室に預けることに反対する声が、SNSを中心にあがりました。 女優の石田ゆり子さんが「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです」と自身の意見をSNSに投稿。さらに「災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」と投稿すると、コメント欄には賛否両論が多数寄せられ、議論が過熱しました。 その後も芸能人やコメンテーター、政治家、料理人などが、次々にSNSなどに投稿するなど、更に議論が白熱するという状況になったのです。 同

    元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」
    masaru_al
    masaru_al 2024/01/28
    『犬や猫は、温度、湿度、気圧の変化、また音、揺れ、においなどの影響を受けやすいため、決して良い環境とはいえない』
  • 「ハイブリッド車」やけに復活している2つの理由

    テスラをはじめとする電気自動車(EV)が、先進のテクノロジーとガソリンを使わない未来への期待で自動車購入者を魅了する中、ハイブリッド車は過去のものになったと思われ始めていた。ハイブリッド車の旗手であるトヨタ「プリウス」の販売台数は、過去10年間で85%も減った。 ところが今では、EV販売の伸び悩みからゼネラルモーターズ(GM)やフォード・モーター、フォルクスワーゲンはEVで掲げた野心的な目標を下方修正するようになっている。 EVでなくハイブリッドが支持される理由 そうした中でも、ハイブリッド車の販売は堅調で、EVが2023年に直面した厳しい現実が今も続いていることが明白になってきた。アメリカ人の多くは電動化を大いに歓迎しているが、完全に電動化されたEV(フルEV)を受け入れる準備はまだ整っていない、という現実だ。 調査会社コックス・オートモーティブで産業分析の責任者を務めるステファニー・バ

    「ハイブリッド車」やけに復活している2つの理由
    masaru_al
    masaru_al 2024/01/27
    『昨年アメリカ人が購入したEVは120万台と過去最高を記録。46%の増販となり新車全体におけるシェアは7.6%となった。対するHEVは、65%増の120万台超とEVよりも伸びが大きく、新車全体におけるシェアも5.5%から8%に上がった』
  • 松本人志氏追い込む文春報道に見えてきた"異変"

    1月17日、文春オンラインが松人志さんに対する第3報を配信。「6、7人目の告発者が…松人志『ホテル室内写真』と『女性セレクト指示書』」という見出しで、性加害疑惑の証言者が増え、さらに“指示書”の存在が浮上して、再び物議を醸しています。 ここまでの報道を振り返ると、12月26日の第1報は「《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松人志(60)と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!』」、1月9日の第2報は「松人志『SEX上納システム』3人の女性が新証言《恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも》」でした。 センセーショナルに繰り広げられる文春報道 「俺の子ども産めや!」「SEX上納システム」「女性セレクト指示書」というセンセーショナルかつキャッチーなフレーズは、松さんにとって間違いなくネガティブなものであり、共演者やスタッフ、スポンサーなど多方面への悪影響から活動休止を決断したことがそ

    松本人志氏追い込む文春報道に見えてきた"異変"
  • 結婚相談所「おじさんが若い女子を狙う」大問題

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  • 「性善説」を誤解して日本人が受容してしまった訳

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    「性善説」を誤解して日本人が受容してしまった訳
    masaru_al
    masaru_al 2023/11/06
    『江戸時代は武士が儒教で倫理を学び、庶民は落語や講談で人情を学んでいた。両者がすみ分けることで、性善説と人情の混同は起こらず、互いに日本社会を維持していた。しかし、近代にはそうした区分がない』
  • 「日本的な通過儀礼」ジャニーズが他人事でない訳

    10月2日開かれたジャニーズ事務所の記者会見で「指名NG記者」のリストが存在していたことが暴かれ、大きな衝撃が走った。その後、リストに載っていた記者たちがそれぞれに遺憾の意などを表明するに至り、賛否両論、様々な意見が飛び交っている。 一方、騒いでいるのはメディアの中の人が主でもある。これまで一連の経緯を眺めていた一般の多くの人々にとっては、「またか」という感想しかなかったのではないだろうか。 多くの日人にとって「無関係」でない理由 ジャニーズ事務所の問題がこれほどまでに世間を揺るがし、炎上のネタになるのは、大規模な性加害の隠ぺいやマスコミとの癒着といったスキャンダラスな部分もあるが、私たちにとって無関係ではない“普遍的な問題”が底流にあるからだ。 いわば日社会の病巣が極端な形で、かつ戯画的に表れているからにほかならない。それは、一言でいえば、「集団の硬直性」と「いびつな通過儀礼」である

    「日本的な通過儀礼」ジャニーズが他人事でない訳
    masaru_al
    masaru_al 2023/10/09
    『いびつな通過儀礼は今なおブラック企業、ブラック校則などではお馴染みのものであるからだ。それを耐え抜けば「一人前」となるのであり、その真意は「正式なメンバーとして認める」ということなのだ』
  • 「親の愛情不足」の中で育った子に見えがちな特徴

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    「親の愛情不足」の中で育った子に見えがちな特徴
  • 高学歴・理系エリートがカルトにハマる意外な訳

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    高学歴・理系エリートがカルトにハマる意外な訳
    masaru_al
    masaru_al 2022/11/25
    『自然科学的な見方に偏重して考えるほど「なにが正しくて、自分は何をすべきかがわからない」という空白地帯が広がりかねません。そんなときカルトはやってきます。苦悶する人々に対し救いの手を差し伸べるのです』
  • ブックオフを批判する人が絶対に触れない「真実」

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    ブックオフを批判する人が絶対に触れない「真実」
    masaru_al
    masaru_al 2022/10/09
    骨董屋である古書店と、リサイクルショップである古本屋は別もの。骨董品はその価値がわかる人が扱うべきもの。どちらの存在も否定されるものではない
  • SNSの「ウケる物語推し」が招く「怒り消費」依存症

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    SNSの「ウケる物語推し」が招く「怒り消費」依存症
    masaru_al
    masaru_al 2022/09/07
    『〈物語を憎み、抵抗せよ〉と。「事実」の顔をして私たちの解釈をハックしてくる情報の背後にある「ウケるストーリー構造」に自覚的であれ、ということです』
  • フランス「40年前の統一教会事件」が社会を変えた | 政策 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

    フランス人のクリスチャン・グラベル氏は、最近の日での旧統一協会(世界平和統一家庭連合)に関する話を聞いた時、40年前にフランスで起きた事件を思い出した。「カルトの危険性がフランス国民に初めて広く知れ渡ったのは、統一教会がきっかけだった」(グラベル氏)からだ。 グラベル氏はフランス警察庁で、官僚60人からなる「犯罪・過激化・セクト的逸脱行為の防止に関する省庁間委員会(CIPDR)」を率いている。同氏はまた、カルト的逸脱行為を担当する内部部局である「カルト的逸脱行為関係省庁警戒対策部(MIVILUDES)」のトップでもある。つまり、この問題に関してはフランス政府内の最重要人物だ。 フランス人が釘付けになった「事件」 1982年3月、フランス国民はクレール・シャトーというフランス人女性の報道に釘付けとなった。当時21歳で熱心な統一教会信者だったシャトーさんが、彼女を脱会させようと必死に試みて

    フランス「40年前の統一教会事件」が社会を変えた | 政策 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
  • 「旧来型の戦闘」で冷笑されるロシア軍の瀬戸際

    ロシアウクライナへ侵攻を開始してから半年が経過した。ここに来て、ウクライナ戦争の戦局が大きく動き出した。 兵力・装備の不足などで継戦能力の減退が目立ってきたロシア軍に対し、主導権を握ったウクライナ軍は2022年8月29日、ついに地上部隊による格的な反攻作戦に乗り出した。ロシアに3月から制圧されている南部ヘルソン州などの奪還を目指したものだ。 ウクライナのゼレンスキー政権がこの時期に反攻作戦に踏み切った背景には、今年冬までに大きな勝利を実現したうえで、優位な立場でロシアとの停戦交渉を模索するという短期決戦の戦略がある。 アメリカバイデン政権もウクライナを強力に支えるため、2022年10月にも大規模な軍事援助体制を発足させる構えだ。これは、アメリカウクライナと事実上の「連合国」体制を構築することを意味する。 一方、プーチン政権は2022年7月以降の苦戦を受け、戦争2023年以降へと長

    「旧来型の戦闘」で冷笑されるロシア軍の瀬戸際
  • コロナ「医療逼迫」に「国民が我慢せよ」は筋違い

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    コロナ「医療逼迫」に「国民が我慢せよ」は筋違い
    masaru_al
    masaru_al 2021/04/23
    『政治家が医者に頼って物事を決めているのが問題です。専門家は専門性という狭い領域の中で結果を出すことを求められています。政治家が社会全体にとって何が大事かを判断しなければならない』
  • 本当に日本より充実?欧州鉄道のバリアフリー

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    本当に日本より充実?欧州鉄道のバリアフリー
    masaru_al
    masaru_al 2021/04/23
    『北欧については、そもそも鉄道が主要な交通機関ではなく、日本のように路線網が発展しているわけでもないので、サポートが必要な人の大半は自家用車、もしくはタクシーで移動している点が日本とは異なる』
  • au「povoは集客装置」、店に不適切販売指示の罪

    「povoは集客装置」「povoフック」――。auショップを営む代理店に対しKDDIが配布している販促マニュアルには、そんな文言が並ぶ。 携帯電話大手のKDDI(au)がオンライン専用格安プラン「povo(ポヴォ)」を巡り、上記の代理店向けマニュアルで「povoを宣伝に活用して客を集め、auの大容量プラン等にその場で契約させるように」と指示していたことが、東洋経済の取材でわかった。同社の手法は景品表示法、独占禁止法、電気通信事業法に違反しているおそれがある。 povoはKDDIが3月23日に開始した、月間データ容量20GBで月額税別2480円のプランだ。東洋経済オンラインでは同月26日、NTTドコモがオンライン専用格安プラン「ahamo(アハモ)」をおとりに同社の大容量プランに誘導する「アハモフック」の問題点を指摘した(詳細は「ドコモ、『アハモでギガホ勧誘』景表法違反か」)。 政府要請によ

    au「povoは集客装置」、店に不適切販売指示の罪
    masaru_al
    masaru_al 2021/04/09
    『集客装置として訴求可能』客を騙すような商習慣無くならないねこの業界
  • 森発言生んだ「ホモソーシャル社会」の大問題

    東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長で元総理大臣の森喜朗氏が、JOC(日オリンピック委員会)の臨時評議員会で行った女性差別的な発言が、波紋を呼んでいる。中でも、女性蔑視に当たる発言について、国内はもちろん海外のメディアも注目し批判している。こうした失言は、森氏1人にとどまらない問題をはらむものだ。失言の背景には、何が隠れているのか。そして私たちは、何を求めるべきなのか。この機会に掘り下げたい。 問題となった森氏の発言部分は、次のようなものだ。 「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげて言うと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度規制をしないとなかなか終わらないので困る、と言っておられた。誰が言ったとは言わないが」。 公の場では音で言わない社会 今回の発言の背景には、森氏が男性ばか

    森発言生んだ「ホモソーシャル社会」の大問題
    masaru_al
    masaru_al 2021/02/06
    『森さんはこれまで男性ばかりのホモソーシャルな社会で暮らしてきた方です。そういう社会では、本音の話し合いは会食などの裏の会合で行い公式の場では決まったことに皆が従う、という流れで物事が動いてきました』
  • 厚労省「PCR拡充にいまだ消極姿勢」にモノ申す

    1月7日、菅義偉首相は1都3県に2回目となる緊急事態宣言を発令した。飲店を中心とした営業規制に批判が集中している。一連の議論で抜け落ちていることがある。それはPCR検査体制の強化だ。 日では、PCR論争が続いている。日が世界で例を見ないレベルでPCR検査を抑制してきたことは広く知られている。 (外部配信先では図表やグラフを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください) PCR検査の議論は聞き飽きたと言われる方もおられることだろう。一体、どういうことだろうか。実は、第3波以降、世界ではPCR検査の見直しが進んでいる。稿でご紹介したい。 なぜ日PCR検査が増えないのか まずは日の状況だ。なぜ、日PCR検査が増えないかといえば、厚生労働省で医療政策を担う医系技官と周囲の専門家たちがPCR検査を増やす必要がないと考えているからだ。この姿勢は流行当初

    厚労省「PCR拡充にいまだ消極姿勢」にモノ申す
    masaru_al
    masaru_al 2021/01/13
    著者名要注意『上 昌広』