中盤の高い構成力で試合の主導権を握ったスペインだが、最後までイタリアからゴールを奪うことができなかった【REUTERS】 前半終了、後半終了の笛がなると、観客は一斉に選手に向かってブーイングを浴びせた。典型的なバランス・ゲーム。イタリアの引いた守備に、スペインのボール回しは中盤より先に進まない。30度という気温のせいか、グループリーグの疲労が残っているのか、ラテンの妙技の応酬は見られなかった。 こうなると我慢比べのはずだが、スペインのアラゴネス監督はこう着状態を打開しようとしたのか、59分と60分、大胆にイニエスタとシャビを下げ、セスク・ファブレガスとカソルラを投入した。ところが、この交代の後からイタリアがビッグチャンスを作った。バランス・ゲームは、動きのある試合へとキャラクターを変えるかと思われたが、試合はお互いバランスを保ったまま。守備の強いイタリアと、中盤の構成力の高いスペインの特
「ロシアがオランダを破った」 「すごい試合だった」 「とにかくロシアの作戦面が凄くて、オランダは見事それに絡め取られた」 「ヒディングの罠に落ちたオランダ、という感じやったな」 「その辺を詳しく見ていこうかと」 「よかろう」 「なんでいつも偉そうなんや」 「癖かな」 「先発はこう」 「オランダは予想通りで、ロシアは変な形をしている」 「そこに重大な意味があるんやな」 「オランダは、イタリア戦で見たように、下のような構造をしている」 「エンヘラール、デヨングが中盤を支え、スナイデルとファン・デル・ファールトが長く展開する」 「ここで、サイドに注目する」 「攻撃面だけを見ると、左サイドが強く、右サイドの方が弱いことがわかる」 「ここに着目し、下のような配置を引く」 「その意味は、左に壁をつくり、オランダのボールを右に流させることにある」 「具体的には、左にボールがきたらサエンコが素早くジオに詰
<日本・バーレーン>後半45分、クリアボールを内田(左)が競ってゴール前に送ると、巻が相手GKめがけて飛び出し、ボールはそのままゴールへ Photo By スポニチ
雪の埼スタ(埼玉スタジアム)から、雨の埼スタへ――。 2月6日のホームでのタイ戦でスタートしたワールドカップ(W杯)アジア3次予選も、今日6月22日のバーレーン戦がラストマッチとなる。すでに最終予選進出を決めている両チーム。最終戦前の段階では、1ポイント差でバーレーンが首位に立っているものの、最終的にどちらが1位になっても、最終予選の組み合わせには何ら影響はない。要するに、この日のゲームは「消化試合」なのである。そんな中、チームをモチベートする要因をあえて挙げるなら、それはもう「プライド」以外には見当たらないだろう。 「僕はバーレーンでの屈辱(アウエーで0−1で敗れたこと)は、一生忘れないでしょう。そういう意味で、この試合は自分の、そして日本サッカーのプライドを懸けた試合になると思っています。どんなことがあっても勝つ、勝たねばならないと思っています」 14日のアウエーでのタイ戦(3−
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く