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ブックマーク / wsp.sponichi.co.jp (172)

  • ベテラン切りと契約社会【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

    ベテラン切りと契約社会 【西部謙司】2010年12月16日 長年クラブに貢献してきたベテラン選手が、いとも簡単に「0円提示」をされる。選手をモノ扱いするようなクラブ側の態度には、ファンも怒りを感じているかもしれない。 契約の終了した選手には、移籍金が発生しなくなった。昨年から実施されている移籍の新しいルールだ。チームの顔ともいえるベテラン選手が、まだ十分働けるというのに退団を余儀なくされている背景には、新しい移籍ルールの影響があるように思える。 契約の切れた選手は自由に移籍ができる。それまで発生していた移籍金がかからないのだから、契約切れ選手は移籍しやすくなった。半面、クラブ側は違約金を払ってまで選手を獲得しようとはしなくなった。現在、Jリーグで違約金が発生する移籍はまれだ。 クラブの予算が縮小して、人件費を削らなければならなくなったとする。そのとき、契約期間中の選手についてはタッチできな

  • 「スポニチワールドサッカープラス」終了のお知らせ│スポニチワールドサッカープラス

    「スポニチワールドサッカープラス」終了のお知らせ 2010年12月13日 長らくご愛読頂きましたスポニチワールドサッカープラスは、12月28日をもって終了致します。誠にありがとうございました。 お届けしておりました金子達仁、西部謙司、戸塚啓、ジローラモ、ニッポン原論(風間八宏、川治、加茂周、城彰二、二宮清純…)、海外通信員のコラムは、携帯版スポニチワールドサッカープラスでご覧になることができます。 山内雄司のコラムは来年からスポニチ アネックスでご覧になることができます(予定)。 ▼【携帯版】スポニチワールドサツカープラス 海外情報、日本代表の情報を中心に、国内情報も含めた世界のサッカー情報をお届けしています。Jスポーツ、スカパー!解説でお馴染みの粕谷秀樹氏のブログなどもご覧になることができます。 http://www.sponichi.co.jp/soccer/wsp/ ▼スポニチ

    masashichan
    masashichan 2010/12/14
    課金に移行とのこと
  • マリノスの矛盾【山内雄司】│スポニチワールドサッカープラス

    マリノスの矛盾 【山内雄司】2010年12月02日 驚くと同時に不思議で仕方がない。どうしてこのような方針に至ったのか、どうしてこんな粗雑なやり方しかできなかったのか。 横浜F・マリノスはクラブの象徴的存在である松田直樹、背番号10を背負って今シーズンもほぼ全試合に出場している山瀬功治をはじめ、坂田大輔、河合竜二、清水範久らと契約を更新しないことを発表した。この決定について嘉悦社長は、オフィシャルウェブサイト上でファン、サポーターに向けて、「中長期の展望を考えた時、これ以上、彼らの頑張りに依存し続ける現状を、早急に変えて行かなければならない」とし、「来期は当に優勝を狙えるチームに成長させる、そういう思いを込めた“苦渋の決断”であることを是非、ご理解頂ければと思います」と語っている。 “苦渋”の弁である。とてもじゃないがファンやサポーターは理解できないだろう。むしろ根拠はさらに曖昧になっ

  • 小さな誤解│スポニチワールドサッカープラス

    小さな誤解 2010年11月24日 どうして負けた試合のときだけ、記者の数が多いのか? 浦和レッズのフィンケ監督が記者会見で問いかけたという。僕は現場にいなかったので、どういう経緯でフィンケ監督がこういう話をしたのか、そのときの雰囲気がどうだったのか、そもそもこれがニュースとして取り上げられるのはなぜなのか、その点は見当がつかない。ただ、フィンケ監督と取材陣との関係があまり上手くいっていないのだな、ということは想像できる。 外国人監督と日のメディアの間には、ときどき行き違いが生じる。その人のパーソナリティーにもよるのだが、お互いの誤解が根的な原因であることも少なくない。 ジェフ千葉や日本代表を率いていたイビチャ・オシム監督は、母国ではメディアから敵意のこもった質問を浴びせられていた。そのせいで、メディアへの警戒心が強かったようだ。あるとき、「なぜ、この選手を起用したのですか?」とい

  • サッカー選手の幸せとは【山内雄司】│スポニチワールドサッカープラス

    サッカー選手の幸せとは 【山内雄司】2010年11月11日 毎年この時期になると、契約満了選手の退団が話題となる。今年も多くの選手がユニフォームを替え、ある者は脱ぐことになる。現時点でそれが明らかになり、個人的に残念に思っている選手がいる。清水エスパルスの伊東輝悦である。 昔話を御勘弁頂きたい。20年近く前、サッカー専門誌でアトランタ五輪代表の担当を務めた。入社数年、初めての大仕事だっただけによく覚えている。激闘を勝ち抜き、メキシコ五輪以来28年ぶりに世界への扉を開いたチームは、前園真聖、城彰二、中田英寿、川口能活ら華やかなスター揃いだった。そんななかで目立たないながらチームをコントロールするキーマンを直撃しようと、大会前にロングインタビューを敢行した。 散々な結果に終わった。何を聞いても「分からない」「考えてない」とゴニョゴニョ。「うーん」と唸ったきり沈黙し、20秒ほどして「で、質

  • サンフレッチェ広島の壁【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

    サンフレッチェ広島の壁 【西部謙司】2010年11月03日 広島市内から車で約1時間、ほぼ山の中といっていいところに、サンフレッチェ広島の練習場はある。ユースチームの寮は練習場に近く、ユースの選手たちが通う学校もすぐそばだ。つまり、よくいえばサッカーに集中できる、別の言い方をするとほとんど何もない吉田町で、広島ユースの選手たちは寮と練習場と学校の三点移動の高校生活を送っている。 寮には裏庭がついていた。人工芝が敷いてあり、壁はゴールがかたどられている。練習の後、試合の後、何人かの選手たちが壁に向かって黙々とボールを蹴るという。そのために、寮にも小さな練習場が設けられていた。 ナビスコカップ決勝ではジュビロ磐田に3-5で敗れたが、広島は“らしい”プレーも随所にみせてスタジアムを沸かした。メンバーの多くはユースチームの出身者である。自前選手の自給率の高さはJリーグでもトップクラスだ。 「関

  • [風間八宏] 質の向上が課題【ニッポン原論】│スポニチワールドサッカープラス

    [風間八宏] 質の向上が課題 【ニッポン原論】2010年10月13日 【日0-0韓国】ザッケローニ監督の戦術は順調に浸透している。目指しているのは、自分たちでコンパクトに保った最前線から最終ラインまでの間のエリアで連係し、全選手が同じ考え方を共有して動くこと。例えばスペースが空いたと見れば、誰もが反応して入っていける。そのベースとなるのが選手同士の距離感だが、前線から最終ラインまで30~35メートルに保つことでリズムが出ていた。また、選手たちがその形を理解していることで、後半から韓国にペースを握られていても混乱せずに、どこが悪いのか判断して修正できていた。就任会見で「バランス」をキーワードにした指揮官だが、その意味が見えてきた。 今のままでも機能しているザッケローニ監督のサッカーだが、今後はどれだけ質を高めていくかが課題となる。これだけコンパクトなスペースの中でプレーするには、素早い判

  • S・ラモス発言から見えたW杯王者スペイン代表の“しこり”【海外通信員】│スポニチワールドサッカープラス

    S・ラモス発言から見えたW杯王者スペイン代表の“しこり” 【海外通信員】2010年10月13日 スペイン代表の記者会見で、バルセロナDFジェラール・ピケとレアル・マドリードDFセルヒオ・ラモスが一緒に姿を表した時の出来事だった。 カタルーニャ地方のテレビ局『TV3』がカタラン語(カタルーニャ地方の公用語)でピケに質問をし、ピケが同じくカタラン語で返答。その後他メディアがスペイン語で同じコメントを言ってくれと頼むと、アンダルシア地方出身のS・ラモスが横から「アンダルシア語で話してやれよ。アンダルシア語でいいじゃないか。(TV3の記者に向けて)スペイン語が苦手な人もいるようだしね」と真顔で発言した。 S・ラモスは、記者会見後に自身のツイッターで、そのことについて「カタラン語でも違う言語でも、何も問題はないよ。あれは冗談だったんだ。少し表情が真面目過ぎたね。あの発言から、変な記事を書かないで

  • [風間八宏]セントラルMFの意識持て【ニッポン原論】│スポニチワールドサッカープラス

  • 第2のエトオ探しの難しさ【海外通信員】│スポニチワールドサッカープラス

    第2のエトオ探しの難しさ 【海外通信員】2010年09月17日 どれもシナリオは同じだ。 未承認のサッカー学校で、コンペが開催される。そこにやってきた“代理人”を名乗る人物が、「お宅の息子さんにはとてつもない才能がある、欧州の名門クラブを紹介する」と近づき、その家族に渡航費・滞在費と銘打って大金を請求する。第二のエトオを夢見、天国にも昇る気分で欧州の地を踏んだ直後、いくつかのクラブの入門テストを受けるものパスできず、そのうち自称代理人はドロン(テストさえ受けないまま置き去りにされるケースも)。やがて少年を襲うのは“不法滞在”の地獄の日々だった...。 このようなサッカー詐欺の犠牲となったアフリカ出身の若者を世話するため、パリに「フット・ソリデール」協会が設立された。協会では、毎年フランス国内で200人以上の若者を保護し、当事者の刑事告訴手続き、フランスの滞在許可申請、里親さがし、就職先

  • ザッケローニは逆に日本にピッタリ【ジローラモ】│スポニチワールドサッカープラス

    ザッケローニは逆に日にピッタリ 【ジローラモ】2010年09月01日 日本代表の新しい監督は、もっと派手な人が選ばれると思っていました。ザッケローニ監督は当にマジメでおとなしい人。イタリアでゴシップはほとんど出ない監督なんですよ。だから逆に日のチームに合うんじゃないかなと思います。 イタリア国内では「終わっている監督」と言う人もいます。この間まで指揮していたユベントス時代も正直、いい評判ではなかったです。彼がやろうとしたことがうまく伝えられず終わりました。チームの中でリーダーシップを取る選手、特にデルピエロとうまくいかず、周囲に敵をつくってしまいました。スター選手がいっぱいいると難しいのかもしれませんね。ACミランでも優勝はしたけれど、ウディネーゼ時代にやっていたサッカーは受け入れられたとは言えません。彼はひょっとしたら、ビッグクラブは合わないのかもしれません。 ボローニャのコロンバ

  • ザッケローニ監督への期待【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

    ザッケローニ監督への期待 【西部謙司】2010年09月01日 アルベルト・ザッケローニ監督の就任が決まった。噂されていたスペイン人ではなくイタリア人だが、これまでの仕事ぶりはむしろイタリア人離れしている。 イタリアのサッカーといえば“カテナッチョ”で知られる鉄壁の守備とカウンターアタックのイメージだ。1対1で強いDFが強固な組織を作って守り、素晴らしいパスを供給できるMFと1人でも点のとれる強力なFW、その3点セットでW杯に4回も優勝している。 ただし、W杯南アフリカ大会の守備陣はさほど強固ではなく、天才MFは負傷中で、強力なFWもいなかった。強者のカウンター戦法のはずが、普通の弱いチームがやむを得ず行うカウンター戦法のレベルに落ちてしまい、1次リーグで敗退してしまった。 W杯での日は弱者のカウンター戦法に近かった。大会の3週間前まではボールを持ってサッカーをするチームだったのが、ぎ

  • 不可解な監督交代のタイミング【山内雄司】│スポニチワールドサッカープラス

  • [加茂周]常に前を向く姿勢がいい【ニッポン原論】│スポニチワールドサッカープラス

  • ベスト8のためにやるべきこと【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

    ベスト8のためにやるべきこと 【西部謙司】2010年07月21日 日本代表の次期監督について、そろそろ具体的な人名が出てきそうなタイミングである。ただ、今後の目標をベスト8以上に置くなら、一番大事なのは次期監督ではない。 ベスト16と8の間には大きな壁がある。南アフリカでの堅守のチームはベスト16まで行けることを証明したが、もう1つ上へ行くには得点できなければ難しい。次も相手がパラグアイならPK戦でベスト8に入れるかもしれないが、その組み合わせをあてにするのはムシがよすぎるだろう。 攻撃力を上げるには、いろいろな方法がある。だが、最も大事なのは人材だ。人材を育てるために育成のあり方を見直すべきだ。ベスト8に入りたければ、それがポイントになると思っている。 ベスト16入りできたのは、これまでの日サッカー界の育成のおかげだ。協会だけでなく、Jリーグや街のクラブチームや学校まで、日の育

  • サッカー文化とは何か【戸塚啓】│スポニチワールドサッカープラス

    サッカー文化とは何か 【戸塚啓】2010年07月14日 7月13日18時55分定刻のルフトハンザ航空で、ヨハネスブルクからフランクフルトへ向かった。ドイツは準決勝で敗れてしまったが、機内はW杯を観戦した人や取材者でかなりの混雑だった。 僕の左隣の席に座っていたのは、スイスから取材に来ていたというカメラマンだった。通路を挟んで右側に座っていたドイツ人の老夫婦は、準決勝と3位決定戦を観に行ったという。W杯の余韻が、機内には色濃く漂っていた。 離陸した機体が水平飛行に入ると、メインのモニターでニュースが流れた。南アフリカの国営放送で流されていた決勝戦のハイライトだった。10分ほどの素材は、決勝戦当日の夜から繰り返し放送されていた。次はどのシーンなのかを、ほぼ暗記できるようになっていたほどだ。それでも、時間を持て余し気味だった僕には有難かった。周りを見渡すと、モニターを注視しているのは僕だけで

  • スペインが来た【海外通信員】│スポニチワールドサッカープラス

    スペインが来た 【海外通信員】2010年07月08日 2010南アフリカW杯も準決勝まで進み、ウルグアイ、オランダ、ドイツスペインがベスト4に進出した。強豪イングランド、ブラジル、アルゼンチンが敗れさり、それぞれの代表のスター選手のルーニー、カカー、メッシが今大会で無得点だったのは不可解で残念だ。しかし、W杯で簡単に勝てる相手は誰もいないし、以前のようにどのチームにもそれほど実力差は無くなってきているのも明らかだ。それだけにスペインが、実に60年ぶりにW杯史上2度目のベスト4、そして現行の決勝トーナメント方式なってからは初めて準決勝に進出したことは嬉しいかぎりだ。 W杯13回目出場の常連国スペインだが、W杯のこれまで最高の成績は1950年のブラジル大会のベスト4が最高だった。その後も1986メキシコ大会準々決勝の対ベルギー戦(延長PK負け)、1990イタリア大会準々決勝対ユーゴ戦(1-

  • 本田に同感“日本はまだまだ途上国”【金子達仁】│スポニチワールドサッカープラス

    田に同感“日はまだまだ途上国” 【金子達仁】2010年06月27日 少し謙虚になってみよう。 イタリアの1次リーグ敗退には、それもグループリーグ最下位での敗退には、世界中が腰を抜かしたはずだ。では、前回覇者はニュージーランドよりも下手くそなチームだったのか。スロバキアよりも、パラグアイよりも個々の能力で劣るチームだったのか。 そうだ、と自暴自棄で答えるイタリア人は多いだろうが、そんなはずはないと見る第三者はもっと多いに違いない。これからはセリエAではなくニュージーランド・リーグを見る、などと考える人が、世界中にどれだけいるだろうか。 日は勝った。しかし、それは日サッカーがデンマークよりも、全敗でグループ最下位に終わったカメルーンよりも優れていたからというわけではない。残念ながら、まだ、ない。 「嬉しいけれど、何か喜べない。目標ははるか先にある」 試合後、田はそう言ったという。勝

    masashichan
    masashichan 2010/06/27
    スポニチさん、とっとと契約打ち切ったほうがいいよ
  • 君子豹変の効果は?【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

    君子豹変の効果は? 【西部謙司】2010年06月09日 壮行試合の韓国戦に完敗すると、岡田武史監督は戦法を修正した。イングランド戦では阿部勇樹をアンカーに起用した4-1-4-1の守備重視にシフト、これで手応えを感じたのかコートジボワール戦でも同様の戦法を使った。コートジボワール戦では長谷部誠がトップ下に起用されたが、これはカメルーンのボランチで攻撃の起点となるアレクサンドル・ソングへの対策だろうから、質的にはイングランド戦と同じ戦術だと思う。 W杯直前になって、戦術的に変化があったわけだ。 02年大会を率いたフィリップ・トルシエ監督のときも変化があった。00年のアジアカップで圧勝した日は、年明けの3月にパリでフランスと親善試合を行って0-5と大敗。次のスペイン戦では極端に守備的な戦術を採用した(0-1)。サンドニでのフランスに対する大敗は、アジアカップで見た夢から現実に引き戻された

  • インテルファンの心をつかんだモウリーニョ【海外通信員】【海外通信員】│スポニチワールドサッカープラス

    インテルファンの心をつかんだモウリーニョ 【海外通信員】【海外通信員】2010年05月27日 「ゼル・ティートゥリ」。モウリーニョがイタリアで作った流行語である。「ノー・タイトル」を意味するイタリア語「ゼロ・ティートロ」が、彼のポルトガル語なまりでそう聞こえてしまっただけのことなのだが、インテリスタ(インテルファン)達がチームを応援するフレーズとして使い始めた。由来は昨年の3月3日の記者会見で、彼に対する批判を同調させたローマやミラン、ユベントスの監督、幹部に向けて言い放った一言であった。 「これはまさに知性に対する売春行為というくらい、世論に対する酷い印象操作だ。あそこまで行くと見事だよ。そしてこのキャンペーンのおかげで、彼らは話題をそらすことに成功したのだからね。実際今、誰も話題には挙げていないだろう。私が自分のチームに迎え入れたいと思う素晴らしい選手を何人も揃えながら『ゼル・ティー