あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 天皇杯を生観戦した後、仙台に帰省しノンビリしているところです。新年早々、中澤佑二と中村俊輔の妙技を堪能させていただきました。よい年になりそうな気がします。では、その観戦記から。 相性と言うのはこう言うものなのか。 前半半ばくらいだったろうか、右サイドからのクロスに佐藤寿人が抜け出しかけたがオフサイドとなった場面があった。「さすが寿人」と感じる鋭い動き出しだったが、わずかに飛び出すタイミングが早かったのか。ところが、副審の旗が上がったその瞬間、信じ難い光景を見た。寿人の動き出しの早さに置いていかれた中澤だが、一歩遅れたものの寿人のボールコントロールには、しっかりと絡んでいたのだ。瞬発力では寿人に叶わない事を中澤はよくわかっていたのだろう。しかし、瞬発力でやられ時間遅れが生まれても、寿人が仕事をする瞬間に、寿人が仕事をしようとする場