タグ

ブックマーク / hsyf610muto.seesaa.net (40)

  • 中澤祐二と中村俊輔からのお年玉: 武藤文雄のサッカー講釈

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 天皇杯を生観戦した後、仙台に帰省しノンビリしているところです。新年早々、中澤佑二と中村俊輔の妙技を堪能させていただきました。よい年になりそうな気がします。では、その観戦記から。 相性と言うのはこう言うものなのか。 前半半ばくらいだったろうか、右サイドからのクロスに佐藤寿人が抜け出しかけたがオフサイドとなった場面があった。「さすが寿人」と感じる鋭い動き出しだったが、わずかに飛び出すタイミングが早かったのか。ところが、副審の旗が上がったその瞬間、信じ難い光景を見た。寿人の動き出しの早さに置いていかれた中澤だが、一歩遅れたものの寿人のボールコントロールには、しっかりと絡んでいたのだ。瞬発力では寿人に叶わない事を中澤はよくわかっていたのだろう。しかし、瞬発力でやられ時間遅れが生まれても、寿人が仕事をする瞬間に、寿人が仕事をしようとする場

  • 中村俊輔の悲劇: 武藤文雄のサッカー講釈

    Jリーグ最終戦、自分が情けない。よりによって、この週末にわざわざ所要で仙台に帰省し、自宅から2時間足らずで行く事ができる敵地味の素スタジアムでのFC東京戦を欠席。実家から小さなタブレット画面での観戦となったのだから。何をやっているのだ、俺は。人生の目的と手段を完全に取り違えている、バカ丸出しである。 ともあれ、ベガルタの今シーズンを振り返ったり、来シーズン以降に恐怖するのは、後日にしたい。天皇杯が残っているのだし。とりあえずは、その他の重要案件について、講釈を垂れ続ける事とする。まずはJ1上位陣について。 マリノス。 先週のアルビレックス戦、マリノスは前半の敵の猛攻をしのぎ、後半攻勢に転ずる。ところが、CKで栗原がいかにも彼らしいヘディングミス。それを、アルビレックスのエース川又に鋭く詰められてしまった。そして前掛かりになったところから追加点を許し、万事休す。と言ってミスを冒した栗原はこの

  • 知恵が足りない: 武藤文雄のサッカー講釈

    Jリーグが2015年シーズンより、新方式を導入するらしい。「らしい」と表現したのは、情報の露出が少ない事、あまりに愚かしいので結局成立しないのではないかとの希望的観測、カエサルから見れば凡人でしかない私は「見たいものしか見えない」から目を背けている、など色々な事情から。 件については、以前述べた事がすべて。あまりに筋が悪いと考えている。短期的なキャッシュインを除くメリットが見当たらないからだ。 それにしても、J当局の知恵の足りなさには呆れてしまう。 ワールドカップ大会での日本代表の見事な試合直後でも、Jリーグの観客は極端には増えなかった。同様にどんな素敵なプレイオフを行い、一般の方々からの注目を集めたとしても、それだけではダメなのだ。そうやって広げた間口を契機にサッカーに触れてくれた人々とを、Jリーグ観戦に定着させる方策がなければ、結局トータルな観客増にはつながらない。 さらに言えば、

  • 木村和司監督解任に思う: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨日の天皇杯準決勝、120分間の中澤佑二と中村俊輔の胸打つ努力にもかかわらず、マリノスは敗れた。4対2になった瞬間に、テレビに大映しになった木村和司監督の絶望的な表情は何とも味わい深いものだった。正に日サッカー史に残る名場面。サッカーの神は、過去幾度も幾度もこの3人に提供してきた微笑みを、彼らではなく18歳の若者(とその仲間達)に提供したのだ。 この場面が美しかったのは、マリノスの試合振りがまた見事なものだったからだ。大ベテラン2人を軸に、丁寧にしぶとくサンガ陣を狙い続けたのだが、サンガの執拗な組織守備を破り切れず。そして、マリノス守備陣の弱点を幾度も突かれ、失点を重ねてしまった。サンガにバーやポストを叩く決定機が得点場面以外にもあったのは確かだが、昨日も述べたように後半半ばの秋のプレイは退場以外あり得ないものだったのだから、マリノスは誠に不運だった(個人的には、この判定ミスはロスタイ

    masashichan
    masashichan 2011/12/31
    「だったら、最初から木村和司にやらせるなよ。」
  • 天皇杯準決勝を満喫2011: 武藤文雄のサッカー講釈

    今日から正月休み。国立にマリノス対サンガを観に行く事も考えたが、業で結構疲労も溜まっていた事もあり、無精を決め込みテレビ桟敷を選択した。失敗だった。行けばよかった。 ともあれ、まずはセレッソ対FC東京。今野がすばらしかった。とにかくすばらしかった。 東京の今期の強さはとにかく守備にあった。現実的にJ2のほとんどのクラブは、東京に対して、そう多くは好機を作れない。その少ない好機を、端から今野が(あるいは森重や徳永が)個人能力でつぶす。そうこうしているうちに、前線のタレントが個人能力で得点してしまう。特に今期終盤は、石川直宏が復帰するや、前線はルーカス、石川、羽生、谷澤(鈴木達也、セザー)。J1のトップクラブをも凌駕する構成である。大熊氏はこう言ったタレントを、無理に組織化せずに「個」のよさを前面に出すサッカーを指向した。これはこれで1つのやり方である。 しかも来期は、比較的短期に組織化した

    masashichan
    masashichan 2011/12/30
    「これだけの試合で、ここまで明らかな主審のミスが2つあった試合は珍しい。あのままサンガの勝利で終わっていたら、とても後味の悪い試合になったはずだ」
  • 究極の贅沢に乾杯: 武藤文雄のサッカー講釈

    決勝前。 日も合衆国も、組織的な攻守が売りで、精神的にも粘り強く、攻撃に切り札を持っている。最前線のタレントの体幹の強さ、平均体重と身長、世界での優勝経験などの差から、先方の戦闘能力が上な事は間違いないけれど。 日のやり方は試合前から決まっていた。最前線からチェイシングを行い、敵の中盤から容易にパスを出させず、最終ラインで丁寧に受け渡しをして粘り強く守る。攻撃は中盤でボールを奪ってのショートカウンタ、サイドバックが上がってのサイドアタック、それにセットプレイ。無論、スカウティングによる合衆国各選手の特長、欠点に対する対応はあるにしても、チームとしてのやり方はそうは変わらない。 一方、合衆国にはいくつかの選択肢があった。そして、ドイツ戦とスウェーデン戦は、彼女達にとって、格好のスカウティング材料となった。 ドイツのやり方は、最前線から日の守備陣に徹底してプレスをかける事だった。これによ

    masashichan
    masashichan 2011/07/22
    「そう考えると、この海堀の勝利は、そのまま山郷のぞみの勝利とも言える」
  • 水沼宏太の成長: 武藤文雄のサッカー講釈

    今期初めて平塚競技場に湘南ベルマーレの試合を観に行く事ができた。今期湘南は、若い有為なタレントを大量に獲得、反町氏らしい非常に守備の強いチームを作りつつあると聞いていた。しかも相手は栃木SC。今期は序盤から好調、実際、栃木の試合を見た友人の多くが「とてもよいサッカーをやっていて、かなり強い」と語っていたし。 試合は序盤から、いかにも反町康治対松田浩と言う様相を呈する。双方が中盤で稠密なプレスを掛け合うのだ。ただし、両氏の狙いと指向は異なっていた。 反町氏は、サイドチェンジを狙っていた。おそらく栃木のプレスが片方のサイドに押し込むのを狙っているのを偵察しての事だろう。実際、前半アジエルや永木が、栃木の厳しいプレスをかいくぐり、才気あふれるサイドチェンジを狙った。そのために、いずれの選手も丹念に位置取りを修正するのもまた見事。そして上記2人のサイドチェンジから、しばしばサイドバックの石神と鎌田

  • バウンドするボールを枠に叩き込む: 武藤文雄のサッカー講釈

    何を語ろうとしても、最後のカズの舞いにかき消されてしまう試合だった。 いくつか備忘として。 前半の代表は、真剣に戦っていた。元々このチームは、南アフリカでベスト16に入ったチームを基盤にして、ザッケローニ氏が上積みし、さらに20代半ばの選手が着実に成長して、アジアカップを制している。「チームとしての完成度」は相当なレベルにある。選手の走り始める早さ、走り切る距離の長さ、これらチームとしての完成度が高く、相互の信頼のレベルが高いからこそ、発揮される要素で、代表はJ選抜を圧倒した。 中澤、闘莉王、憲剛と言った、代表選手より格上とも言える選手を含めているとは言え、急造のJ選抜では、とても歯が立たなかった。しかも、J選抜はいわゆる守備的MFと言う選手が不在。このあたり、いかにもピクシーらしい選抜と言えばそれまでだが、「高名なスタアを集める」と言うならば、せめて稲、中田浩二、鈴木啓太あたりを呼んで

  • Jサポータの支援活動に参加して: 武藤文雄のサッカー講釈

    マリノスサポータを中心に、エスパルス、ジュビロ、ゼルビアサポータの方々も集まり、大がかりな被災地への支援活動が行われた。不肖講釈師も参加させていただいた次第。 横浜駅から歩いてすぐのマリノスタウンの駐車場に集合。各位が持ち寄った乾電池、ウエットティッシュ、電池式携帯充電器、紙オムツ、使い捨てカイロ、生理用品(支援物資は、被災地の方々が、現状で必要としているこれらの品物に限定されていた)を仕分け。そして、それらを避難所にダイレクトに持ち込むルートを確保している都内の集積地に、皆で電車で持ち込もうと言う企画だ(短期的なガソリン消費を避ける狙いで、トラックの利用を遠慮したのだろう)。 私がマリノスタウンに着くと、既に2、300人の方々が集まっており、物品の仕分けが開始されていた。それぞれの物品ごとにマリノスサポータの方のリーダが決められていて、次々に段ボールに荷物がまとめられていく。段ボール詰め

  • フィンケ氏とは何だったのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨期末から「書きたい、書きたい」と思いながら、なかなか時間が取れなかった事の1つに、レッズを去ったフィンケ氏の事がある。 常に黒系の服を着て、細身で神経質そうな表情。ドイツの小クラブで残した確固たる実績。代表強化にも貢献したと言う理論派らしい発言の数々。レッズの試合終了後、WEBサイトに論理的な長口上が載る。この長口上が論理的で愉しい。私はこの長口上を読むのが大好きだった。 これで、見せてくれるサッカーが鮮やかだったならば、監督としても大いに評価できた。けれども、大変残念ながら、2年間じっくりと待ったが、質の高いサッカーを見せてくれた頻度は少なかった。確かに好調時のフィンケ氏率いるレッズの、短いパスを素早く回し敵を巧みに揺さぶるサッカーは美しかった。けれども、一度リズムを崩すとボールを回す事が目的化してしまい、冴えないサッカーが目立ち、「あれだけの選手を抱えているのに」と言う思いに終始する

  • レンタル移籍について: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨期、FC東京に所属していた赤嶺真吾がシーズン途中でベガルタにレンタル移籍され活躍。奇しくも両クラブが、J1残留を争ったために、このレンタル移籍を認めたFC東京フロントに、批判が集まった。今日は、そのあたりに触れながらレンタル移籍と言うものについて講釈を垂れたい。 件は、何せ私自身がベガルタサポータであるがゆえに、どうしても当事者意識があるので、とても書きづらいものはある。ただ、正直言って上記のFC東京フロント批判は、どうにも的外れなのではないかと思えてならないのだ。そして、各クラブが、そのような批判を怖れて、非常によい制度であるレンタル移籍に消極的になるのを怖れるものである。 FC東京のフロント批判は、たとえばエルゴラッソの番記者殿などが典型だが要約すれば、以下の2点となる。 ○残留争いをするやもしれぬベガルタに選手を貸す判断の悪さ ○直接対決での起用を禁止しない契約をした判断の甘さ

  • FC東京のJ2陥落: 武藤文雄のサッカー講釈

    FC東京のJ2陥落について、いくつか講釈を垂れたい。 まず、JSL時代を含め、日に全国規模のリーグ戦ができてから45期目にあたる訳だが、これだけ戦闘能力の高いクラブが2部落ちしたのは初めてではないか。 戦闘能力の高いクラブの2部落ちというと、05年のレイソル(明神、玉田、フランサらがいたがどうしても調子が上がらず、入替戦でヴァンフォーレに惨敗して陥落)、07年のサンフレッチェ(佐藤寿人、駒野、ストヤノフらがいたが、ペトロビッチ氏が森崎和をCBに使うなどの理想主義?采配に拘泥し、勝ち点を失い続け、入替戦でサンガに惜敗)などが記憶に新しい。しかし、今期のFC東京メンバの戦闘能力は、これらのチームを上回るものだったではないか。しいて言えば陥落ではないが、JSL78-79年シーズンの古河が、永井良知、前田秀樹、清雲栄純ら日本代表のレギュラクラスを並べながら、連敗を重ね最下位に終わったのが記憶に残

  • グランパスの優勝: 武藤文雄のサッカー講釈

    グランパスの優勝について、少し講釈を垂れたいと思う。まずは何より、グランパス関係者の皆様、おめでとうございます。 このクラブの前身のトヨタ。70年代一時JSL1部に昇格したものの、下位に低迷が続き、77ー78年シーズンの入れ替え戦で読売クラブに完敗し2部落ちしてしまった。当時新進気鋭の読売クラブが、いわゆる会社の福利厚生の延長で強化しているトヨタに完勝した事は、当時としては「クラブ方式の勝利」、「プロフェッショナリズム導入の先駆け」と、非常にポジティブに評価された。その後読売は80年代半ばから90年代前半にかけ、日最強クラブとして君臨する事になる。一方、純粋なアマチュア福利厚生の延長で活動するトヨタは以降しばらくは2部に低迷する(もっとも、福利厚生で当時のJSL2部の地位を守り続けた事は、極めて高い評価を受けるべきにも思うが)。いずれにしても、今期の両軍の現状を見るにつけ、サッカークラブ

  • 選手達に多額のボーナスを: 武藤文雄のサッカー講釈

    88分、ここまでメンバを一切代えていなかった関塚氏が動いた。東に代えて富山を起用。東は大観衆のブーイングをあざ笑うように(実際ニヤニヤしていたな)時間を稼ぎながらゆっくりとフィールドを去った。あの見え見えの時間稼ぎを見て、UAEのサポータ達の腹は煮えくり返っていたに違いない。しかし、UAE関係者には申し訳ないが、勝負と言うものは強い方が勝つものなのだ。 中1日と言う、格的な国際大会とはとても言えないような、滅茶苦茶な日程。選手達の体調は相当悪そうで、一歩目の出足が遅い。それでも、一人一人が落ち着いて球際で粘り、そうは敵ペースを許さない。しかし、イラン戦で完全に裏を突かれたトラウマか、UAEの逆襲速攻をケアし過ぎたか、4DFのラインが、やや低過ぎた分、敵に攻め込みを許し危ない場面もあった。しかし、前半の終盤には、うまく敵をいなせるようになり、むしろ有効な攻め込みは日の方が多くなる。皆さん

  • 日本協会(日本代表)に「広報担当」を: 武藤文雄のサッカー講釈

    どうやら、代表監督人事も煮詰まって来たようで、その手の報道も目立ち始めた。よい監督と契約ができ、その監督が日サッカーのために働く事を愉しんでくれる事を、まずは期待したい。 ただし先日述べたように、監督の上位者として強化責任者を明確にして責任を持たせる事はとても重要だと思っている。現実にそのポストに就くべき原博実氏が、実質的に新監督との契約交渉に臨んでいる模様なのは大変結構な事。ぜひ、そのまま強化責任者として、強力に新監督をサポート願いたいものだ。 そして、今日のお題は、上記エントリでもったいぶって講釈では語らなかった「代表チームと言うか日協会の新たなポスト」について。 ズバリ、「広報担当」です。「報道担当」の方が、日語としては正確かもしれない。 パラグアイ戦後に指摘した岡田氏の問題点、その3番目で触れた「マスコミへの対応の悪さ」への対応と理解いただいても構わない。 岡田氏監督時代に、

  • 佐藤寿人のPKへの疑問: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨日のサンフレッチェーエスパルスのサンフレッチェの先制点は、佐藤寿人がPKをトリックプレイで決めたものだった。私はこのPKは(アイデアは秀逸で、思わず吹き出したが)ルール違反だと思う。主審はやり直しを命じるべきだったのではないか。 まず件のPKの概要。まずサンフレッチェは槙野がボールをセット。右利きの槙野は助走のためにゴール中央よりやや左寄りに後退し、背後(敵陣の反対側)に身体を向け、点を仰ぎ集中を高めるようなそぶり。その瞬間、やや右寄りにいた寿人が急に挙動を開始、左足でボールをネットに流し込んだ。GK西部はなすすべがなかった。 しかし、ルールブックのペナルティエリアの条項にはペナルティキックを行う競技者は特定されなければならないと明記されているのだ(日協会発行、サッカー競技規則2009/2010 第14条による)。念のため、原も参照した(どうでもよいが、日協会発行版の装丁は原をそ

    masashichan
    masashichan 2010/03/08
    どこかの国で別人が蹴るトリックプレイを動画で見たことがある気がするんだが、思い出せない/あ、違った。横パスして走り込んできた人がシュートした奴だ。今回とは違うか…
  • トリニータ経営危機問題: 武藤文雄のサッカー講釈

    トリニータの経営危機について語りたい。 何よりいらだつのは、多くの報道を読んでも正確な状況が理解できない事だ。ほとんどの報道が、債務超過と赤字とキャッシュ不足を混同して述べているため、(少なくとも私が見つけた限りでは)破綻の状況が正確に理解できない。ただ類推するに、報道されている以上の「何か」があるとしか思えない。また、その割にクラブ周辺からは、あまりに楽天的な声も聞こえてくるのも不思議だが、これも正確な情報が出ていないからかもしれない。 以下、私なりにいくつかの報道を繋ぎ合わせた現状の推定と、トリニータがとるべき道筋を述べたいと思う。解釈の誤りもあるかもしれないし、何よりトリニータのサポータの方が不愉快に思われる事もあるかもしれないが、ご容赦いただきたい。 1.トリニータの財政状態を推測する たとえばこちらによると入場料収入は昨季より約6千万円減少する見込み。広告料収入も、レジャー産業大

  • スーパースタアの名前に: 武藤文雄のサッカー講釈

    「木村和司氏がマリノス監督就任?」との報道が飛び交っている模様だ。今のところ、スポーツ新聞などが報道しているだけなので、あくまでも噂の範疇なのかもしれない。そうなのかもしれないが、何とも気になる報道だ。 若い方々も、この現在は偏屈で感性を重んじる解説者が、「メキシコの青い空」でも有名なあの「ボールが曲がる、ボールが落ちる」の直接FKに代表される80年代のスーパースタアである事はご存知だと思う。 もう少し補足させていただくと、木村は釜邦茂以降久々に登場した正真正銘アジアのトッププレイヤと言って過言ではないスタア選手だったのだ。しかも、その武器がスキルフルな変化あるドリブル、判断よく精度の高いパス、そしてシュートの巧さ、と言うわかりやすいスタアだった。もちろん直接FKもすばらしかったし、代表チームで逆サイドから走り込む原博実の最高打点にピタリと合わせるクロスも完璧だった。しかし私にとって一番

    masashichan
    masashichan 2009/11/06
    外野は気楽でいいよなあ…
  • 日本代表センタバック控え問題: 武藤文雄のサッカー講釈

    アフリカに向けた日本代表チームの最大の懸念の1つとして、センタバックの控え問題がある。 もちろん、レギュラが事実上確定している中澤と闘莉王の2人についても、まだまだ向上、改善を期待したい。過日のガーナ戦で、中澤はギャンに見事やられた訳だが、中澤の年齢で今から一層のフィジカル強化は難しかろうが、「よりよく読める選手」への成長は可能なはず。また、闘莉王にしても、時々見せるおバカからは、そろそろ卒業願いたいところだ。 中々よい第3のセンタバックが決まって来ない事の要因に、最近のセンタバックへの要求仕様がどんどん高くなっている事が挙げられるのは確か。欧州やアフリカの選手の大型化はどんどん進み、190cm近い(しかも相応の足技を持つ)選手は珍しくなくなった。したがって、特にCBには上背のみならずある程度の体重と瞬発力と言うやや矛盾した素養が必要となってきている。さらに、サッカーの守備戦術の向上に対

    masashichan
    masashichan 2009/10/07
    「岡田氏は、いざとなったらワールドカップ出場経験もあり強さと技巧に優れた(ただし、精神的には少々不安定な)ベテランを呼び戻せばよいと思っているのかもしれないのだが」
  • 人種差別発言問題周辺: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタはヴァンフォーレに苦杯。この日は小瀬参戦を検討していたのだが、所要で果たせず。結局映像や速報を愉しむ事もままならず、結果のみしかまだわからない。 立ち上がりに失点し、終盤に追いつき、ロスタイムに突き放されると言う残念な流れ。同点後の終盤ノーガードの攻め合いに屈した模様。リーグ終盤ならば、追いついたところで勝ち点1確保を狙うところだが、ライバルとの直接対決で勝ち切ろうとしたのが仇になったらしい。悔しいけれど、ここは勝ち切ろうとした強気の姿勢をよしとしよう。 勝ち点を失った事、ライバルに勝ち点3を提供した事、そいて4位に下がった事は残念だが、勝負は先だ。今節はセレッソ、ベルマーレ、ヴェルディ、サガンとのきなみ上位陣が討ち死に。ホーリーホックやヴォルティスが上がってきた。幾度も繰り返すが、当方の勝ち点ゼロを除けば、今日の結果が誰に幸いするかわからない。難しい夏場をいかに乗り切り、終盤につ