リアルよりもカッコよさ優先の“架空のレトロ” さて本作は、2Dドット絵の忍者アクションゲーム。主人公の忍者“腕”(カイナ)は魑魅魍魎が跋扈する陰謀を食い止めるため、「招かれざる忍」(シノビ・ノン・グラータ)として突き進んでいくことになる。全5章のステージクリアー型で、各章はそれぞれ数体のミニボス戦(倒すとチェックポイントになる)とチャプターボスで区切られているという感じだ。 画面を見れば一目瞭然、ファミコンや一部スーファミ世代あたりのグラフィックやサウンドにオマージュを捧げたレトロテイストなゲームなのだが、今どきの16対9のワイド画面を大きく使って、当時の実際のゲームではありえない“盛大にはみ出した表現”をブッこんでいるのが特徴。 章の始まりやボス戦の開始時には毛筆で章タイトルや「勝負」といった文字がどデカく出て、巨大なボス敵が派手に動き回ったり、大量のザコ敵や弾幕が所狭しと出現したりする