カメキチの目 作家、故・内田康夫さんの浅見光彦・殺人事件シリーズのテレビドラマをみました。 み終わって、なんども「よかったなあー」と思った。 好きな「感動もん」ではなかったのですが、登場人物たちの笑顔場面がとても多く、「殺人事件」が起きないとこの手のドラマは成り立たないので、人は死ぬけれど、その場面が最低限なのが年始にふさわしく、ほんとよかったです。 【物語】 舞台は、伊豆の修善寺(このシリーズは主人公が旅のルポライターなので、「秘境」といわれそうな寂れた地域がよく出てくるけれど、そいう雰囲気を感じさせるのは古寺、竹林、天城トンネル、ワサビ田…くらいだった)。 登場人物は、従業員を家族のように愛する小さな老舗温泉宿の温和な夫婦と従業員の仲居さんたち。 ここに泊まり、心からのもてなしを受けて大満足の若い娘さんと定年を迎えたやさしいお父さん(死ぬことになる)の親子。と別れたお母さん。 このシリ