オブジェクトレイアウト 通常のHaskellの値(代数的データ型および関数)と、未評価の計算を表すサンクは、全てポインタで参照される。ポインタが指す先は通常はヒープ上のオブジェクトだが、静的セクションに置かれていることもある。いずれにしてもレイアウトは同じで、以下の一般形をとる。 オブジェクトの先頭1ワードは静的領域へのポインタ(infoポインタ)で、この値を評価(関数なら適用)するためのコード(entry code)と、このオブジェクトの種類に関する情報を集積したレコードを指している。なお、GHCにおける1ワードはポインタと同じ大きさ、つまり32ビットOSなら32ビット、64ビットOSなら64ビットである。これはIntの精度と同じでもある。 代数的データ型 代数的データ型の評価済みの値では、infoポインタが構築子の種類を表し、その後に構築子の引数を入れるスロットが続く。したがって、N引