著者:早水公二 (株式会社フォーマルテック)、高井利憲 (チェンジビジョン) みなさんは、astah*で書いたステートマシン図をどのように活用していますか?システムの取り得る状態を把握したり、システムの振る舞いに関する理解を共有したり、不正な状態遷移がないかレビューしたりしていると思います。今回は、モデル検査という技術を応用することにより、ステートマシン図を自動検証する手法をご紹介します。 ■モデル検査の概要 モデル検査とは、システムの網羅的な検査ができる技術です。 網羅的とはどういうことでしょうか。例えば、実機や実際の実行コードを用いる試験やソフトウェアテストでは、特定の環境条件や入力値を設定することによって、検査対象のシステムやソフトウェアの振る舞いを観察します。ただし、一回あたりの試験の実行には、無視できない時間やコストが係るため、限られた環境条件や入力値しか確かめられないのが普通で

