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ブックマーク / piyolog.hatenadiary.jp (14)

  • XZ Utilsの脆弱性 CVE-2024-3094 についてまとめてみた - piyolog

    2024年3月29日、Linux向け圧縮ユーティリティとして広く利用されているXZ Utilsに深刻な脆弱性 CVE-2024-3094 が確認されたとして、研究者やベンダがセキュリティ情報を公開しました。この脆弱性は特定の条件下においてバックドアとして悪用される恐れがあるものとみられており、当該ソフトウエアのメンテナのアカウントにより実装されたソフトウエアサプライチェーン攻撃の可能性が指摘されています。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性の概要 xzとは主要なLinuxディストリビューションに含まれる汎用的なデータ圧縮形式で、今回問題が確認されたのはその圧縮・解凍ユーティリティであるliblzma(API)を含むXZ Utils。CVE-2024-3094が採番されており、Red Hatによって評価されたCVSS基値はフルスコアの10。影響を受けたライブラリをリンクしているssh

    XZ Utilsの脆弱性 CVE-2024-3094 についてまとめてみた - piyolog
  • 従業員を標的にした認証サービスに対するスミッシングについてまとめてみた - piyolog

    2022年8月7日、米国のクラウドコミュニケーションプラットフォームサービスを提供するTwilioは従業員がスミッシングによるアカウント侵害を受け、その後に同社サービスの顧客関連情報へ不正アクセスが発生したことを公表しました。また、Cloudflareも類似の攻撃に受けていたことを公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 米国2社が相次ぎ公表 TwilioとCloudflareは、従業員に対し、何者かがIT管理者からの通知になりすましたSMSを送り、記載されたURLからフィッシングサイトへ誘導される事例が発生したことを報告。 2022年8月7日 Twilio Incident Report: Employee and Customer Account Compromise 2022年8月10日 Cloudflare The mechanics of a sophisticated

    従業員を標的にした認証サービスに対するスミッシングについてまとめてみた - piyolog
  • 東映アニメーションへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

    2022年4月28日、東映アニメーションは3月7日に公表していた不正アクセスによるシステム障害について調査結果を公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 不正アクセスの影響を受け作品制作が遅延 東映アニメーションは不正アクセスを受けたことに起因して、通常業務だけでなく同社が関係する作品制作の一部に遅れが生じた。具体的に影響が公表された作品は以下の5点。また関連商品の販売時期やキャンペーンが作品放送とタイミングが合わず、延期をしたり、放送前に登場キャラクターの商品が販売されてしまったり、告知が行われてしまうことがあった。 作品名 遅延が生じた期間等 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 3月19日~4月9日までは再放送4回を実施。4月16日より再開(第73話)。*1 *2 デリシャスパーティ♡プリキュア 3月13日~4月10日までは過去のプリキュア映画作品の分割放送(3回)と再放送2回を実

    東映アニメーションへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
  • 管理不備と報じられたLINEの問題についてまとめてみた - piyolog

    2021年3月17日、日国内のLINE利用者の個人情報に対し、国外から技術者らがアクセスできる状態にあったにもかかわらず、規約上で十分な説明が行われていなかったと報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。 何が問題と報じられたのか LINEの(主に日国内利用者における)個人情報保護管理の不備が報じられた。報道で問題として指摘されたのは国内LINE利用者の個人情報移転先である国名の明記。移転先やアクセスを行う国名は原則として明記を行った上、利用者から同意を得るよう個人情報保護委員会が求めていた。 LINEは利用者へ国外で一部利用者情報を取り扱っていたことについて十分な説明ができていないと判断。利用規約において、「利用者の居住国と同等のデータ保護法制を持たない第三国に個人情報を移転することがある」と説明するも国名までは明記していなかった。 今回は管理不備とされる問題が報道で指摘され

    管理不備と報じられたLINEの問題についてまとめてみた - piyolog
  • SolarWindsのサプライチェーン攻撃についてまとめてみた - piyolog

    2020年12月13日、IT管理ソフトやリモート監視ツールの開発を行うSolarWindsは同社が開発するOrion Platformにバックドアが含まれていたことを公表しました。同社の製品は米国の多数の政府機関、企業で導入されていたため影響範囲が広く、またFireEyeが12月8日に発表した不正アクセス事案との関連があったことから米国を中心に大きな注目を浴びる事案となっています。ここでは関連する情報をまとめます。 1.何が起きたの? FireEyeが受けた不正アクセスの手口が明らかになり、米政府機関など多数の組織にも影響が及ぶキャンペーンであったことが判明。 SolarWinds社Orion Platformの正規のアップデートを通じてバックドアが仕込まれた。資格情報窃取による侵害の手口が報告されている。 2020年3月からバックドアを使ったキャンペーンが開始され、アジアを含む世界中の組

    SolarWindsのサプライチェーン攻撃についてまとめてみた - piyolog
  • Zoom爆撃と予防策についてまとめてみた - piyolog

    COVID-19のパンデミックを受け、教育機関や企業などでリモート会議(イベント)を導入する動きが強まり、Web会議サービスを提供するZoomでは(有料・無料併せた)会議参会者は昨年12月末の1000万人から3月には2億人を超える人数が利用しており、それに合わせて複数の問題も確認されています。ここではその中でZoom爆撃ともいわれるZoomミーティングを狙った荒らし行為についてまとめます。 Zoomを狙った荒らしの発生 Zoomで行われるミーティングで来参加を想定していない第三者が参加し行う荒らし行為(Zoombombing、Zoom爆撃)が発生している。 荒らし行為を通じてミーティングやイベント進行に支障が生じ、中断につながる恐れがある。 海外でZoomBombingによる被害報告が複数取り上げられている。公序良俗に反する内容(ポルノなど)を画面共有したり、ヘイトスピーチ等でチャットを

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  • AWS 東京リージョンで発生した大規模障害についてまとめてみた - piyolog

    2019年8月23日 13時頃からAmazon AWS 東京リージョン でシステム障害が発生し、EC2インスタンスに接続できない等の影響が発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 AWSの障害報告 aws.amazon.com AWS障害の状況 障害発生時間(EC2) 約6時間 2019年8月23日 12時36分頃~18時30分頃(大部分の復旧) 障害発生時間(RDS) 約9時間半 2019年8月23日 12時36分頃~22時5分頃 障害原因(EC2) 一部EC2サーバーのオーバーヒートによる停止 制御システム障害により冷却システムが故障したことに起因 影響範囲 東京リージョン(AP-NORTHEAST-1)の単一のAZに存在する一部EC2、EBS、およびRDS。 発生リージョンは東京。東京近郊4データセンター群の内、1つで発生。 日国内のAWSの契約先は数十万件とみられる。*

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  • 米国によるイランへのサイバー攻撃報道についてまとめてみた - piyolog

    2019年6月22日以降、複数の米メディアは米軍よりイランへサイバー攻撃が開始されたと報じまています。ここでは関連する情報をまとめます。 イランへのサイバー攻撃 IRGC、及び民兵組織KHに対して攻撃が行われたと報じられている。また米大統領は6月24日時点で関連するコメントをしていない。 IRGCへの攻撃 IRGC(イスラム革命防衛隊) 数週間前から準備され、2019年6月20日夜に開始された。 目的はIRGCの兵器システムの無効化。 タンカー攻撃事案起きたことで米国防総省が報復手段として提案。 どのような方法が取られたのか、サイバー攻撃の詳細は不明。 米大統領が米サイバー軍司令部に対し、サイバー攻撃による作戦を承認。 KHへの攻撃 KH(カタイブ・ヒズボラ/Kata'ib Hezbollah) KHへのサイバー攻撃はCNNが報道。 攻撃目標はKHのネットワークシステムに対して。 KHがC

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  • Docker Hubの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

    2019年4月27日、Dockerはコンテナ共有サービス「Docker Hub」が不正アクセスを受け約19万件のアカウントに影響が及んだとして情報漏えいの可能性について発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 公式リリース success.docker.com 被害の状況 Docker Hubのデータベースが不正アクセスを受けた。 不正アクセスにより一部のユーザー情報が盗まれた恐れがある。 影響を受けたのは約19万件のアカウント。全ユーザー数の約5%未満。 Dockerは不正アクセスの時間は短時間と説明。 2019年4月25日にDockerDocker Hubデータベースへの不正アクセスを把握。 この侵害によるDockerの公式イメージへの影響はない。 不正アクセスの手口については明らかにされていない。 メール届いた場合は影響を受けた恐れ Dockerから連絡メールが届いた場合は

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  • 8月25日に発生した大規模通信障害をまとめてみた - piyolog

    2017年8月25日12時過ぎより、Webサイトにつながらない等の接続障害とみられる事象が複数発生しました。また同時間帯にNTTコミュニケーションズ、KDDIから障害報告が発表されています。ここでは関連情報をまとめます。 インシデントタイムライン 日時 出来事 8月25日 正午過ぎ Googleが誤った経路情報を送信。 〃 12時22分 NTTコミュニケーションズのOCNバックボーンで通信障害発生。 〃 12時24分 KDDIのサービスで通信障害発生。 〃 以降 日国内の複数のサービス等で接続障害が発生。 〃 送信後8分以内 Googleが誤設定情報を修正。 〃 12時39分 KDDIの通信障害が復旧。 〃 12時45分 NTTコミュニケーションズの通信障害が復旧。 〃 夕方頃 各組織で発生した障害が概ね復旧。 8月26日 Googleが誤設定を認め、謝罪する声明を発表。 8月29日 総

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  • OpenSSLの脆弱性CVE-2016-800(DROWN)やCVE-2016-0702(CacheBleed)についてまとめてみた - piyolog

    2016年3月1日(現地時間)、OpenSSL プロジェクトは脆弱性の愛称「DROWN」や「CacheBleed」を含む8件の脆弱性情報を公開し、これら影響を受けるものの修正を行った最新版をリリースしました。ここでは関連情報をまとめます。 脆弱性情報概要 注意喚起 OpenSSL の複数の脆弱性に関する注意喚起 - JPCERT/CC SSLv2 DROWN Attack - US-CERT OpenSSL Projectの公開情報 Forthcoming OpenSSL releases OpenSSL Security Advisory [1st March 2016] OpenSSL version 1.0.1s published OpenSSL version 1.0.2g published An OpenSSL User’s Guide to DROWN 2016年3月1日公

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  • 日本年金機構の情報漏えいについてまとめてみた - piyolog

    2015年6月1日、職員PCがマルウェアに感染したことにより、情報漏えいが発生したことを日年金機構が発表しました。ここでは関連情報をまとめます。 公式発表 日年金機構 2015年6月1日 (PDF) 日年金機構の個人情報流出について 2015年6月3日 (PDF) 個人情報流出のお詫び - 日年金機構 理事長 水島藤一郎 (平成27年6月2日) 2015年6月3日 (PDF) 個人情報流出の報道発表を悪用した不審な電話等にご注意ください! 2015年6月3日 (PDF) 日年金機構の個人情報が流出したお客様へのお詫びについて 2015年6月6日 (PDF) 日年金機構ホームページの一時停止について 2015年6月8日 (PDF) 日年金機構ホームページの暫定対応について 2015年6月22日 (PDF) 日年金機構の個人情報が流出したお客様へのお詫びについて 2015年6月

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    masutaka26
    masutaka26 2015/06/02
    相変わらず詳しすぎw
  • FREAK についてまとめてみた - piyolog

    輸出グレードのRSA暗号をサポートしていたことに起因する脆弱性FREAKに関する情報について関連情報をまとめます。 脆弱性概要 脆弱性の概要情報は次の通り。 愛称 FREAK (Factoring attack on RSA-EXPORT Keysの略) 輸出グレード暗号の強制使用に関する呼称 アイコン 無し CVE OpenSSL:CVE-2015-0204 AppleCVE-2015-1067 MicrosoftCVE-2015-1637 発見者名 miTLS Inria(フランス国立情報学自動制御研究所)とMicrosoft Researchの合同チーム FREAK Attackの概要 中間者攻撃が行われるまでのFREAK Attackの流れは次の通り。(3月6日更新) MITMの攻撃成立条件 以下の条件が成立する場合、通信内容の盗聴や改ざんの影響を受ける可能性がある。 接続元・

    FREAK についてまとめてみた - piyolog
    masutaka26
    masutaka26 2015/03/11
    随時更新してた
  • 技術評論社のWebサイトが改ざんされた件をまとめてみた - piyolog

    2014年12月5日11時頃から、技術評論社のWebサイトを閲覧すると別のサイトに転送される事象が発生しました。ここではその関連情報をまとめます。 公式発表 12/6 サーバ障害のお詫び 12/8 弊社ホームページ改ざんに関するお詫びとご報告 技術評論社Twitterアカウントのアナウンス(一部) 【日11時ころより発生してる状況について】日11時ころ,サーバ管理ツールに侵入されサーバそのものを入れ替えることにより,外部サイトにリダイレクトされるように設定されました。危険なサイトである可能性があるため,現状アクセスしないでください。— gihyo.jp (@gihyojp) 2014, 12月 6 サーバOSそのものへの侵入ではなく,OSの入れ替えが行われたため,情報漏洩等は確認されておりません。詳細は後日改めてご報告いたします。 ご報告が遅れておりますことをお詫びいたします。— gi

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