日本は小さな島国だが 昨今の災害の多発には 目を覆いたくなる。 ニュースで心を塞いだ後に「小屋」の外に出ると なんと楽しそうな雲が 西から東へと流れて行った。 いつもズボンのポケットに入れているスマホで 「この時」を閉じ込めた。 やっと 膝の腫れが引いた。 丸太状になった足を見た時は どうなるんだろうと心が折れた。 今 普通に歩ける楽しさと安心感。 少しずつ ウォーキングを始めよう。 熊の出没の噂を聞く。 用心しながら ぼちぼちと。
![楽しそうな夏の雲 - ururundoの雑記帳](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cffb0eb855c786879969ae3b32ac2247abb8a883/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FU%2FURURUNDO%2F20240728%2F20240728004604.jpg)
日本は小さな島国だが 昨今の災害の多発には 目を覆いたくなる。 ニュースで心を塞いだ後に「小屋」の外に出ると なんと楽しそうな雲が 西から東へと流れて行った。 いつもズボンのポケットに入れているスマホで 「この時」を閉じ込めた。 やっと 膝の腫れが引いた。 丸太状になった足を見た時は どうなるんだろうと心が折れた。 今 普通に歩ける楽しさと安心感。 少しずつ ウォーキングを始めよう。 熊の出没の噂を聞く。 用心しながら ぼちぼちと。
百日草 1ヶ月ほど前だろうか 一掴みの百日草の苗を貰った。 細い苗をほぐすと 何十本もあり それらを植えるのに まずは 土に少しは栄養を与えなければと 精を出した。 毎日の 生ゴミを埋めた土は黒々とし 野菜の葉 刈った草などを積んだのが いい腐葉土になった。 腐葉土の中には クリーム色の 丸々と肥えたカブトムシの幼虫が住んでいる。 栄養失調の土に 腐葉土を漉き込み そこに細い苗を植えた。 半月ほど前に 油粕を適度に足した。 細い苗だが それなりに伸び 今日 初めての花が咲いた。 花びらの色は 濃いピンク。 朝の豪雨に 葉っぱが濡れている。 夕方になれば ネットで覆い 朝になれば ネットをはずして 鹿に食べられないように 気を配った。 鹿はなぜか花を好む。 「ごめんよ 食いしん坊の鹿たち」 なんとか 膝の腫れも引いてきた。 左足全体が まるで丸太のようになり どうなるのかと不安になった。 後
エゴの木の実 雨の合間にエゴの木を見上げたのは 土の上や木の年輪の台の上に 沢山の灰緑色の小さな実が 落ちていたからだ。 アイボリー色の花びら 黄色の蕊の エゴの花が満開だったのは ついこの間。 毎日の雨で 「小屋」の周りの緑は美しさを通り越し どの木も 草も 花の葉っぱも わさわさと好き放題に手を足を伸ばしている。 地面に這うように育っていた タイムの緑の葉は 茶色く廃れて 見る影もない。 酢で消毒をしたと思っていた 木の杓子やヘラは 三日も保たず 又黴で覆われ使う度に洗う。 一週間前に膝を痛め 少しずつ良くなっては来ているが 左足を引きずりながら そろりそろりと歩く身には なんとも鬱陶しい梅雨の日々だ。
黒すぐりの ジャム 葉っぱ 実 先日摘んだ黒すぐりの実を 白の琺瑯のミルクパンで 砂糖と水でコトコトと煮た。 濃い紫のとろりとしたジャムの出来上がり。 白の陶の蓋物に入れると 小さな宝物のような風情を感じる。 蓋物の上には小さな家。 黒すぐりはフランス語でカシス 英語名はブラックカラント(Black Currant)。 イギリスやヨーロッパのジャムでは 珍しくない物だ。 10年ほど前に 小さな苗木を買い 痩せた土に植えた。 成長が遅く 実の付きも悪かったが 今年は初めての豊作だ。 鳥は喜んで啄むかと思えば そうでもない。 山桑のまだ熟さない赤い実も。 今朝のトーストにたっぷりと載せた。 甘酸っぱく 少しハーブの様な香りがした。
NHKラジオで 絵本作家の伊勢英子さんの話を聴いた。 沢山の挿絵 絵本を出している人だそうだ。 私は知らなかった。 滑舌が良く 途切れる事なく話す人。 過干渉の母から 大学生になっても逃れられなかった伊勢さんは 大学生の時(卒業後かもしれない) ヨーロッパツアーのチラシを見て申し込む。 そして パリで帰国せず留まり 一年を過ごす。 今から50年ほど前の事だ。 ここで 私は親から自立した伊勢さんに興味を持った。 どんな絵本なんだろう。 すぐに図書館から借りた。 文も絵も 確かな力を感じさせ でも 子供には難解ではないかと思った。 沢山の絵本の中から 2冊を選んだ。 「見えない蝶をさがして」 「チェロの木」 チェロ製作の職人である父は 息子のクリスマスプレゼントにする チェロが間に合わなかった。 そして 誕生日に 作ったチェロをプレゼントする。 息子はずっとチェロを弾き続け 大人になって 演奏
滋賀県東近江市辺り 私が住んでいる 滋賀県琵琶湖の西岸から 買い物に行くたびに見える 琵琶湖東岸。 近江八幡に行った事はあるが 東岸は殆ど知らない。 そこに ウクライナの戦争が始まった初期に 彦根在住の日本人男性と結婚した娘の元へ ウクライナ人女性が非難して来た。 彼女がウクライナ料理の店を作ったニュースが NHK滋賀テレビで流れた。 ずっしりと重そうなホームメイドケーキ それを観た時に 行ってみようと思った。 雲一つない10日に 行ってきた。 行きは琵琶湖大橋を渡り 東岸の「さざなみ街道」を北進。 琵琶湖を左手に 途中から 青々とした麦畑 原田泰治の絵のような春景色を見ながら 目的地の彦根まで 夫の運転する軽トラで目指した。 ウクライナ料理 The Faina 彦根城の南側 キャッスルロードに面して 白い壁の可愛い店があった。 ウクライナセット ¥1180 ボルシチ チキン「ムレンツィ」
馬酔木の花 馬酔木の木は 村の山 道の脇 どこにでもある。 花が咲いていない時の馬酔木は 濃い緑の艶のある葉っぱが 枝にふさふさとついている 全く目立たない木だ。 20代に読んだ 堀辰雄のエッセイ「大和路」に 馬酔木の花が出てくる。 京都 浄瑠璃寺の山門への道に 並んで植っているというのを読み 数年後(半世紀前)に友達と尋ねた事がある。 JRの駅から どうやって行ったのか覚えていないが 田舎道 山道を随分歩いた記憶がある。 そして 辿り着いた浄瑠璃寺は 本堂の前に 小さな池があるこぢんまりとした寺だった。 綺麗な吉祥天の像もあったと思うが 覚えていない。 馬酔木の木は 花の季節ではなかった。 帰り道に 道端に並べて売られていた 椎茸 柿の実を買い 竹筒にお金を入れた。 確か200円だった。 今日目覚めると 強風で雪が横殴りに降っていた。 山の木の枝が 大きく揺れてゴーゴーと音を立て 数セン
枇杷の木の芽 枇杷を食べた後 土にバラバラと捨てた種が 毎年 芽を出しては消えを繰り返していた。 深い雪に押されて 枝が折れ そしていつの間になくなる。 そんな 私に見捨てられた木が 今年の少ない雪で持ち堪え 花芽(多分)まで付いていた。 枇杷の花は 地味なアイボリー色だったと思う。 今朝気がついたが 下の葉っぱがすでに鹿に食べられたいた。 果たして 花が咲くまで持ち堪えるか? 観察を続けよう。 「じい 散歩」藤野千夜著が面白かったので 同じく藤野千夜の「編集ども集まれ」を借りて読んだ。 藤野千夜の自伝的小説。 大学を卒業した後 主人公の「小笹」が 神田神保町の出版社に勤め 漫画の編集者として働いた時の 社内の編集者達 漫画家とのエピソードが綴られる。 本半ば LGBTのTである事を カミングアウトしたあたりから面白くなる。 時は1990年前後。 LGBTの知識 理解が今よりもっとない時代
25日 午後 予報通りに 雪がずっと降った。 強い北風に吹かれた雪を 窓から見ながら過ごした。 雪は朝は20センチほど 今は50センチほど。 止む気配がないので 夕方から雪かきを始めた。 車の周りと 道路から「小屋」のドアまでだけ。 赤のスノーダンプで 何回も谷へ雪を捨てに行く。 これだけで2時間かかり 汗もかいた。 雪を被り 除雪しながら眺める雪景色。 屋根から垂れる氷柱は 溶ける気配もない。 柔らかくこんもりと積もる雪は 輝く白で そこに足跡と 車のタイヤの跡が2本ついた。 それもすぐに降る雪に消えた。 薄暗くなり 「小屋」に戻って 濡れたダウンジャケットを ストーブの上に吊るした。 そしてテレビで相撲を観た。 久しぶりに見る相撲中継は 知らない若いお相撲さんが沢山いた。
落花生最中 千葉県の名物は落花生。 その名に由来した甘いお菓子をもらった。 餅米の粉で作った 落花生の殻を模した皮に きめの細かい漉餡が詰めてある。 2口で食べてしまう 小さな最中の姿に 私は見入ってしまった。 シンプルで 愛嬌があり 一見米俵の様な姿。 小さな可愛い物が好きな私が 見逃すはずがない。 今日もいいお天気だった。 空気は乾燥し 青空だったが 遠くで雷がしばらく鳴っていた。 その山の中の川に 数日前から 大きな白鷺が一羽 とどまっている。 私の足音で 大きな羽を広げて飛び立ち 私を見ると 又飛び立ち 背の高い杉の緑の枝に止まった。 ああ あそこが寝ぐらなんだな。 朝の気温は7℃ 昼間は23℃。 去年もこんな秋だったのか?と考える。
秋明菊(貴船菊) NHKR1ラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いていた。 辺見庸の話になり この人は確か 10年ほど前に亡くなったなと私は思った。 そして すぐに私は 又同じ勘違いをしている事に気づく。 やはり 辺見庸は元気に活躍していると 高橋源一郎は言っていた。 ゲストは 辺見庸の小説「月」を映画化した石井裕也。 興味深い映画だが 私は映画館には行かないだろうと思った。 先日ダリアを沢山くれた知人から 又沢山のダリアを貰った。 同じように4個の花器に入れた。 「二坪小屋」に2個 「小屋」に2個置いた。 山野草のひっそりとした美しさも好きだが ダリアの華やかさは 空間を明るく変える。 新米の玄米を貰ったので まずは玄米ご飯をと 水を多い目にして 炊飯器で炊いた。 蓋の穴から ぷくぷくと泡が立ち 蓋を開けると 薄い茶色の光るご飯に 綺麗に炊き穴が出来ていた。 プチプチとした食感が心地よく
8月16日 台風7号が近畿を縦断 もしくは横断すると ニュースは伝えた。 私は杉の人工林に囲まれた山村に住んでいる。 人工林が根を浅く張るのは 倒木を見ると一目瞭然だ。 倒木は停電 道を塞さぎ 土石流を引き起こす。 豪雨 暴風による土砂崩れ 倒木 洪水をニュースで見ると人ごとではない。 避難所が開かれると 夫と私はそこに避難する。 今回で2回目。 広い畳の部屋に 避難者は私たち二人だけ。 村の鉄筋の市役所の支所は 窓を閉めれば 風も雨の音も聞こえない。 ここで朝6時過ぎまでお世話になり 「ありがとう」と帰ってくる。 途中の国道は土砂崩れ 県道も土砂崩れと 山からの水が噴き出している。 川は水嵩が増えて 黄土色になり渦巻いて流れる。 昼過ぎになると 台風の大騒ぎは嘘のようだ。 青空の中を 雲が流れる。 木の枝も 葉っぱも穏やかに動いている。 「ああ 綺麗だな」 避難所での たった20時間ほど
NHKeテレの番組「100分 de 名著」 タレントの伊集院光と NHKアナウンサーが 司会をしている。 誰もが一度は読みたいと思いながら 中々手に取る事が出来ない 古今東西の名著を解説する番組。 今まで 何回か偶然観てはいたが 昨日の林芙美子/放浪記」は面白かった。 『芙美子は「放浪記」の印税を受け取ると あらゆる束縛から抜け出す如く世界へと旅立つ。 とりわけパリの街で得た全き自由は彼女をとりこに。 旅が彼女を生き返らせたのだ フランス料理には目もくれず自ら白米を炊き 下駄で歩き回る芙美子のパリ生活は痛快だ。 しがらみから離れた「旅」が彼女に 生きる力を取り戻させる。 おいしいものへのあくなき渇望は 彼女の文学を豊かに彩る』 (番組の解説より) 10代の頃 日本文学全集 世界文学全集の中から 私は何冊かを読んだ。 日本文学全集の中から 数冊選んで読んだのが 林芙美子だった。 文学全集は1
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