上智大学外国語学部卒。神戸大学大学院・経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。社会構想大学院大学教授。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。2010年より現職。 テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、BSテレビ東京「日経プラス9」等のレギュラーコメンテーターを務めるなどメディアへの出演も多数。 著書: 『ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論』(ゲーテビジネス新書) 『9割の負け組から脱出する投資の思考法』(ダイヤモンド社) 『勝てるROE投資術』(日本経済新聞出版社) 『ROEを超える企業価値創造』(日本経済新聞出版社)(共著) 『2021年相場の論点』(日本経済新聞出版社) 著書名のリンク先はアマゾン(Amazon)等、マネックス以外の他社のウェブサイトを表示します。 閉じる 同じことを何度も繰り返して
「仕事がつまらない」という悩みが生まれる原因 人の「幸福感」について、僕は1つ思うことがあります。「やりがいを得られない」「仕事がつまらない」という悩みを抱く人は多いのですが、それは自分がこなした仕事が何の役に立っているのか、誰に届いているのかわからないからです。自分の仕事が誰かに「感謝されている」というフィードバックこそ、人が幸せを感じるために必要なこと。柳澤さんが実践する鎌倉資本主義は、小さな経済圏で人と人が感謝をし合える仕組みづくりの構築と言えます。 そんな「鎌倉資本主義」を進めるOSの機能を果たしているのが、2013年に鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者が立ち上げた地域団体「カマコン」です。このカマコンから、鎌倉が抱える課題解決のためのプロジェクトがいくつも立ち上がりました。しかし、カマコンの活動が最初から鎌倉にしっくりなじんでいたわけではなかった。伝統があり先祖代々の名家も多
この経験を通じて、根本的な考え方が違うということに気づいたという。 「『人生の目的』が違うんだなと思いました。上の世代は『仕事のために家庭がある』のに対し、私たちは『家庭のために仕事をする』という感覚です。40代より上の人はよく『家族サービス』という言葉を使います。育児や家族への貢献がサービスだと捉えているんです。私たちが当たり前だと思っていることがサービス感覚だとしたら、あなたたちとは常識も幸せの基準も違うんだ、としか言いようがありません」 「努力報酬」という形が完全に崩れた 価値観や考え方がまったく異なるゆとり世代を「宇宙人だ」と揶揄する人もいる。とはいえ、共に仕事をする以上は見て見ぬふりをするわけにはいかない。ゆとり世代の思考に詳しい筑波大学大学院教授・精神科産業医の松崎一葉氏に話を伺った。 「キーワードとして『努力報酬』というものがあります。一生懸命働くと、お金が儲かる、出世する。
「何か上から偉そうなことをいろいろ言われても、この人たちが頑張ってつくった日本って、結局この程度じゃん。これが本音ですね。上の世代の人たちは、生産性もなく、努力もしていないように見える。会社や社会で最後までおいしい思いをして、後の世代のことは知ったことじゃないというスタンス。 まさに『逃げ切り世代』ですよね。逆に僕らの世代だと『やばいぞ、このままじゃ年金なんてもらえないぞ』といった様々な危機感を感じているので、何かを生み出したり変えようという努力をしている。でも上の世代にはそういう意欲が見えない。そこに温度差を感じます」 それは「あなたの人生がつまらなそう」だから ゆとり世代は言うことを聞かない、などと言われるが、当然のことだとNさんは続ける。 「変える意欲がないということは、変わるつもりもないということ。既存の価値観を壊す勇気がないんですよ。経済が右肩上がりの時代の成功体験をひけらかしな
サイバーエージェントの営業利益率が下がり続けている。売り上げは好調だが、利益がついてこないのだ。原因は動画サービス「Abema(アベマ)TV」の巨額赤字だ。公認会計士の川口宏之氏は「サイバーの真の狙いは財務諸表に隠されている」という――。 ■収益力に陰り 創業20年を迎えたサイバーエージェント(以下、サイバー)に異変が起こっている。株価が昨年7月をピークに下落傾向にあるのだ。7月18日の終値は6800円。そこから2月7日には3135円まで下がった。3月28日の終値は4580円で、この2カ月弱でかなり戻しているが、依然としてピーク時の約7割にとどまっている。 この3年、売上高は右肩上がりで伸びている(図表1参照)。しかもM&Aではなく、自前の事業で売り上げを伸ばしているため、見せかけだけの成長力ではない。ところが営業利益は2017年9月期から減少に転じている。これは直近の2018年10~12
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