心不全の患者が通院せずに自宅でリハビリができるシステムの臨床研究を始めると、大阪大の谷口達典特任研究員(循環器内科)らが8日、発表した。約10人で試した後、大規模な試験をして保険適用を目指すという。 心不全の患者や心筋梗塞(こうそく)になった人、心臓の手術後の人は、心肺や筋力を回復させて再入院や再発を防ぐため、心電図や脈拍を確認しながら歩いたり、自転車をこぐ動作をしたりするリハビリが有効とされる。ただ、週3回ほど必要で、医療機関でのリハビリが必要な患者は全国で40万人いるが、実際には1割しか行っていないという。 谷口さんらは、患者が心電図や脈拍を測る機器をつけて自宅で運動すると、タブレット端末を通じて随時、理学療法士や医師がデータを確認できるシステムを開発。遠隔から患者に合った運動負荷の増減を指示できる。患者は通院しなくて済む。 谷口さんは2年前、スタンフォード大と連携して医療機器の開発を
理化学研究所は、日本人集団の大規模ゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、心房細動の新しい感受性遺伝子の同定に成功したと発表した。 同研究は、理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの鎌谷洋一郎チームリーダー、循環器疾患研究チームの伊藤薫チームリーダー、東京医科歯科大学統合研究機構の田中敏博教授らの研究グループによるもので、同成果は、国際科学雑誌「Nature Genetics」に掲載されるに先立ち、オンライン版(4月17日付)に掲載された。 心房細動は、心房内の異常な電気信号により心房が不規則に細かく震える不整脈で、心不全や脳梗塞に至る疾患。これまで、心房細動の発症原因として、心血管系の器質的疾患などの臨床的要因や飲酒などの環境的要因が研究されてきており、遺伝的要因については、大規模ゲノムワイド関連解析(GWAS)と国際的なメタ解析で14個の心房細動感受性遺伝子領
リードが不要で、関連した合併症のリスク少なく 日本メドトロニック株式会社は2月16日、世界最小のペースメーカ、メドトロニックMicra(R)(マイクラ)経カテーテルペーシングシステム(TPS:Transcatheter Pacing System)に対する薬事承認を受けたことを発表した。 画像はリリースより Micra TPSは、右心室に留置されるシングルチャンバ型ペースメーカ。小型ペーシング技術を利用し、本体を皮下に植え込むのではなく、カテーテルを用いて心臓内に送り込み、直接心室に留置できる。カプセル型で、小さなフックで心壁に取り付けられ、先端の電極を通じて電気刺激を送り、ペーシングを行う。 従来のペースメーカは、外科手術で皮下ポケットを設けて装置を植え込み、静脈を通して、リードを心臓内に留置する必要がある。Micra TPSは、このような皮下ポケットもリードも不要なため、それらに関連し
平成29年2月9日 【照会先】 医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課 課長補佐 江野 英夫 (2763) 係長 山下 雄大 (2766) (直通電話)03-3595-2436 医薬・生活衛生局安全対策課安全使用推進室 室長 上野 清美 (2755) 専門官 徳永 典昭 (2758) (直通電話)03-3595-2435 本日、東京都より、別添のとおり、日本光電工業 株式会社 が下記の医療機器の自主回収に着手した旨の情報提供がなされましたので、お知らせいたします。 記 一般的名称: 半自動除細動器 販売名: 半自動除細動器 TEC-2500 シリーズ カルジオライフS 製品名: (1)TEC-2503 (製造番号:00049、00050) (2)TEC-2513 (製造番号:00423、01968~02330、02332~02412、02414~02538、0254
米食品医薬品局(FDA)は1月9日、米医療機器メーカーSt.Jude Medical製の心臓ペースメーカーなどに使われているモニタ装置の脆弱性に関する情報を公開した。同社はこの脆弱性を修正するソフトウェアパッチの配信を開始している。 FDAによると、脆弱性はSt.Jude Medicalのホームモニタ装置「Merlin@homeトランスミッター」で確認された。トランスミッターは患者の自宅に設置する装置で、患者に埋め込まれた心臓ペースメーカーや除細動器などの装置と無線で通信し、データを取得して医師に送信する目的で使われている。 脆弱性を悪用されれば、他人がトランスミッターに手を加えて患者に埋め込まれた心臓装置を遠隔操作し、バッテリーを消耗させたり、ペースを乱したり、ショックを与えたりすることができてしまう恐れがあるという。 St.Jude Medicalはこの脆弱性を修正するソフトウェアパッ
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