帝人は28日、補助人工心臓を開発する医療機器ベンチャー、メドテックハート(東京・港、高谷節雄社長)を買収すると発表した。買収額は公表していないが、数億円程度とみられる。中程度の期間使用する製品を持つ同社の買収で医療機器事業のラインアップを広げる。日本では2024年以降の販売を目指す。帝人はメドテックハートの株式の93.8%を取得する。買収の完了は3月30日の予定となっている。メドテックハート
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が、補助人工心肺装置などを搭載する高規格ドクターカーを導入するため、ネットで寄付を募っている。1500万円を集め、今年夏ごろに運用を始めたい考えだ。国内有数の小児科病院がネット寄付で資金を獲得しようとするのはなぜなのか。 一刻を争う重い症状の子どもの搬送先として、東京都は4カ所の病院を指定している。その一つが同センターだ。小児集中治療室(PICU)は全国最大規模の20床。東京都以外の関東各県や、羽田空港経由で沖縄などからも患者が運ばれる。他の病院で治療が難しい子どもの「転院搬送」も多く、2016年度には約500人を運んだという。 その転院搬送に使われるのがドクターカーだ。搬送元の病院にセンターの医師や看護師が出向き、人工心肺装置などによる治療をしながら移動。PICUでの集中治療につなげる。センターでは12年から1台が稼働しており、16年度には94人
医療機器製造販売会社「泉工医科工業」(本社・東京都)は29日、手術の際に使う小児用人工肺と、それを組み込んだ人工心肺用回路システムの自主回収を始めたと発表した。人工肺の接続部分の不具合が見つかったため。外れた場合、失血して患者の命に関わる恐れがあるという。 対象は2016年1月18日~17年12月25日に出荷された人工肺「メラHPエクセランプライム」「メラHPエクセランTPC」計503個と、これらを組み込んだ回路システム計300組。すでに納入先の54の医療機関などへは通知しており、健康被害は今のところ報告されていない。
第44回 日本体外循環技術医学会大会は、 多数の皆様にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。 ご参加、ご発表および学会運営にご協力いただきました関係各位に、心より御礼申し上げます。 この度、平成30年7月の西日本豪雨災害ならびに9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 第44回日本体外循環技術医学会大会では被害を受けられた被災者を支援するため、平成30年11月10日から11日の両日に開催されました大会会期中に義援金の募金活動を行いました。参加会員および関係企業の皆さまよりお寄せいただいた義援金は合わせて、総額18,000円となりましたことをご報告させていただきます。 お寄せいただいた義援金は11月20日(火)に、日本赤十字社を通じ
非常にまれな先天性心疾患の新生児に対する心臓手術に成功し、記者会見する執刀医の中京病院の桜井一・心臓血管外科部長=名古屋市南区の中京病院で2017年9月13日午前11時29分、木葉健二撮影 中京病院(名古屋市南区)は13日、これまでは心臓移植しか救命例のない重度の心臓病で生まれた、生後41日の男児=愛知県在住=の心手術に成功したと発表した。現在4カ月の男児は同日退院し、両親が医師とともに会見した。 病院によると、男児は4月、全身から心臓に戻った血液を肺に送る肺動脈と、心臓に血液を送る冠動脈が二つともふさがった状態で生まれた。2カ所の閉鎖は極めてまれで、世界でこれまでに15例程度報告され、生存できたのは生後1カ月までに心臓移植をした2、3例…
上野で倒れたタイ人女性 快復の見込みは0.1%以下 善意と幸運が連鎖 救われた女性の命 治療費1800万円 外国人観光客の増加で課題 今年1月、東京・上野のアメヤ横町で、1人のタイ人女性が突然倒れました。「雪を見たい」と友人と来日したワンウィサ・ジャイジュンさん(28)。専門家も「生存率は0.1%以下」とする重度の心臓病でした。命を救ったのは、たまたま居合わせた消防士、高度な手術や治療を重ねた医師たち。奇跡的に助かったワンウィサさんですが、1800万円を超える治療費を抱えてしまいました。 通りすがりの消防士が手当て 1月20日午後、アメ横は行き交う人の肩がぶつかるくらいのにぎわい。 休日で買い物に来ていた埼玉県川口市消防局の山本大介さん(47)は、路上に人混みを見つけました。近づくと、目を開いたまま倒れている女性が。口を少し動かすものの、呼吸をしているように見えません。瞳孔は開き、首や手首
杏樹ちゃんを抱える父親の祐樹さん(前列右から3人目)と、長女思月(しづき)さんと笑みを見せる母親の樹里さん、杏樹ちゃんの治療に当たった医療スタッフら=16日、南風原町の南部医療センター・こども医療センター 世界でも症例が少ない体重1500グラム以下での人工心肺の装着を受け、救命することができた子が16日、南部医療センター・こども医療センターを退院した。退院したのは平良杏樹(あんじゅ)ちゃんで、約11カ月の入院生活の間に2度の大きな手術を乗り切り、生まれつき患った重い心臓の病を克服した。両親は1歳の誕生日を前に退院した杏樹ちゃんをいとおしそうに抱え、医師や看護スタッフらはその姿を特別な思いを持って見送った。 杏樹ちゃんは2016年9月7日、心臓の大動脈の一部が狭くなり、血液の循環がうまくいかなくなる「大動脈縮窄症候群」を患って生まれた。生まれて9日目に肺の血流を調整する手術を受けたが、その後
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター(佐久本薫院長)がこのほど、心臓に先天性疾患のある1400グラムの新生児に一時的に人工心肺装置(ECMO)を装着して救命し、生後4カ月で複雑な心臓疾患の根治手術に成功した。手術を受けた女児は16日、退院した。
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