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ブックマーク / www.zakzak.co.jp (16)

  • 【安達純子 ロボット手術最前線】子宮頸がんの子宮全摘術 ダヴィンチ治療で出血量10分の1、入院日数5~7日に(1/2ページ)

    子宮頸(けい)がんの子宮全摘術(腹腔鏡下広汎子宮全摘術)に対し昨年4月、ロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)が、先進医療Bとして承認された。保険収載に向けた臨床研究の一環で、現在全国の7施設で100例の治療を目指している。この道筋に尽力したのが東京医科大学産婦人科学分野の井坂恵一特任教授だ。国内初の子宮がんに対するロボット支援下手術を2009年に実施以来、治療の第一人者として発展に貢献している。 「子宮というのは、骨盤の奥に位置するため、細長い棒のような医療機器(鉗子)による腹腔鏡下手術でも、視界や器具の操作性に制限があります。子宮頸がんのように、骨盤の底に病変が広がる場合には、ロボット支援下手術は非常に向いていると思います」 井坂特任教授によれば、骨盤はリンゴ大の穴のような構造になっている。子宮頸がんは、子宮の下の方の腟(膣)につながる部分に生じるため、骨盤の奥深くにアプローチしなければ

    【安達純子 ロボット手術最前線】子宮頸がんの子宮全摘術 ダヴィンチ治療で出血量10分の1、入院日数5~7日に(1/2ページ)
  • 【安達純子 ロボット手術最前線】小さなキズで内胸動脈を移し取れる「冠動脈バイパス術」 世界的にも進展はこれから(1/2ページ)

    心筋梗塞は、心臓の太い3の血管が詰まり、血流が滞って心筋が壊死(えし)することで命に関わる。血流を再開する手術では、新たな血液の通り道として、他の場所から取ってきた血管を用いた「バイパス術」が行われるのが一般的だ。この連載では以前、ロボット支援下手術による心臓の僧帽弁閉鎖不全症の手術への応用を紹介したが、冠動脈バイパス術についてはどうなのか。 帝京大学医学部附属病院心臓血管外科の下川智樹主任教授が言う。 「当科では、冠動脈バイパス術において人工心肺を使わない『オフポンプ』手術を実施しています。心臓を動かしながら手術をするため、触覚のないロボット支援下手術よりも、今のところ、血管をつなげる部分は自らの手で行う方が確実です。しかし、血管を別の場所から取るときには、ロボット支援下手術の使用は有効だと思います」 下川教授は冠動脈バイパス術の一部で、ロボット支援下手術を実施している。この冠動脈バイ

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  • 【安達純子 ロボット手術最前線】ダヴィンチ治療、副作用少ない「口からアプローチ」 がんの除去に加えてQOL向上に期待(1/2ページ)

    頭頸部(とうけいぶ)がんは、脳の下から鎖骨の上まで広範囲に及ぶ。4センチ未満のノドの中咽頭(いんとう)がん、下咽頭がん、声門上がんに対しては、ロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)の保険収載に向けた臨床試験が進められている。口からアプローチする治療法で、喉(のど)の外側から切開する手術や放射線療法よりも、副作用などが少ないと想定されている。 では、他の頭頸部がんのロボット支援下手術はどうなのか。2011年から喉のがんに対する臨床試験を進め、保険収載に尽力している東京医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の清水顕(あきら)臨床准教授が説明する。 「海外では、甲状腺がんについて、脇の下からアプローチするロボット支援下手術が実施されています。従来の首を切開する方法は、傷あとについて見た目を気にされる患者さんがいます。細長い棒のような医療機器の胸腔鏡を使った手術は、脇の下からの操作が難しいため、ロボット

    【安達純子 ロボット手術最前線】ダヴィンチ治療、副作用少ない「口からアプローチ」 がんの除去に加えてQOL向上に期待(1/2ページ)
  • 【安達純子 ロボット手術最前線】医療の進歩と承認の壁 喉のがん、保険収載へ新たな臨床試験(1/2ページ)

    4センチ未満の喉(のど)の中咽頭(いんとう)がん、下咽頭がん、声門上がんに対し、ロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)と、従来の拡大手術や放射線療法との比較検討を行う「先進医療B」のエントリーは、昨年10月に終了した。先進医療Bの認証は、保険収載への道につながるが、今回は、3施設で20例の登録数と数が少ない。 2011年からこれらのがんに対するロボット支援下手術の臨床試験を行う東京医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の清水顕(あきら)臨床准教授は、現在、新たな臨床試験の準備を進めている。 「咽頭がんは、内視鏡などの医療機器の進歩で、以前と比べて早期がんが発見されることは増えています。しかし、がん全体の2%程度と患者さんは少なく、さらに、ロボット支援下手術をできる施設も限られているため、多施設共同研究が進みづらいのです」 喉のがんに対する治療として、海外ではロボット支援下手術が確立されている。た

    【安達純子 ロボット手術最前線】医療の進歩と承認の壁 喉のがん、保険収載へ新たな臨床試験(1/2ページ)
  • 【安達純子 ロボット手術最前線】腎がん、ロボット支援下手術の保険収載は7センチ以下 適用拡大のネックは医療コスト(1/2ページ)

    腎がんの部分切除で、昨年4月に保険収載されたロボット支援下手術(ダヴィンチ)は、棒のような医療機器を医師が操る腹腔鏡下手術よりも、切除や縫合などでの機能性が優れているといわれる。ただし、保険適用になったのは、転移がなく7センチ以下で局所に留まる腎がん。ならば8センチの腎がんはどうなるのか。 「残念ながら7センチを(少しでも)超えた腎がんの部分切除は、保険適用になっていません。最近も、8センチ程度の部分切除を自費診療で受けられた患者さんがいます。保険適用の拡大に期待しますが、他の泌尿器系のがんに対する動きもあり、今しばらく時間がかかりそうです」

    【安達純子 ロボット手術最前線】腎がん、ロボット支援下手術の保険収載は7センチ以下 適用拡大のネックは医療コスト(1/2ページ)
  • 大腸がん治療に進展 小さな穴ひとつで手術できる新型期待、身体の負担少なく(1/2ページ)

    大腸がんの中でも、肛門に近いところに生じる直腸がんに対しては、自然肛門や排尿機能、性機能などの機能温存をより高めるため、ロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)が自費診療で実施されている。一方、全国ではまだ、直腸がんに対して6割以上が腹腔鏡下手術で行われている。大腸がんに対するロボット支援下手術を実施できる施設は、まだ限られたところでしか行われていない。しかし、この状況を変える動きが、今後、加速化することが予想されている。 「今、まさに、新たなロボットの開発が急ピッチで進められています。現状はダヴィンチしかありませんが、ダヴィンチも進化し、他のロボットも今後一気に登場してくることが考えられるのです。この発展は、大腸がん治療も大きく変える可能性があります」 こう話す東京大学医学部附属病院大腸・肛門外科教授の渡邉聡明副病院長は、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術も含め、大腸がん治療のスペシャリストで

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  • 直腸がん手術、ダヴィンチ治療で細かい神経の温存が可能(1/2ページ)

    大腸がんには、肛門に近い直腸がんや、その上のS状結腸、大腸の上の方に位置する結腸がんなどがある。中でも直腸がんは、がんの位置や大きさ、進行度合いによっては、肛門を切除して「永久人工肛門」をつけなければならない。また、直腸の近くには、排尿機能や性機能などに関与する神経も走行している。いかに機能温存をするか。それを実現するため、1990年代初頭に登場した腹腔鏡下手術で、近年、大腸がん治療が行われるのが一般的になった。 内視鏡や鉗子(かんし)などが先端についた細長い棒のような医療機器を医師が操る。拡大視効果により、開腹手術よりも骨盤内に位置する直腸やその周辺組織を精密に治療できるのが利点だ。全国で直腸がんに対して6割以上の手術が腹腔鏡下手術で行われている。そんな腹腔鏡下手術の進化版がロボット支援下手術(ダヴィンチ)だ。 「ロボット支援下手術は、術者にとっては、腹腔鏡下手術よりも行いやすい点が多く

    直腸がん手術、ダヴィンチ治療で細かい神経の温存が可能(1/2ページ)
  • 食道がんの手術に有効!ロボットアームの細くなった「ダヴィンチXi」(1/2ページ)

    ロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)は、ロボットアームの先端の医療機器が360度動き、患部を拡大して3D画像で映し出されるなど、精密な手術を行う医師にとっては、大変便利なツールと考えられている。消化器系のがんでは、胃がんが保険収載に向けた審査が行われているが、道がん、肝がん、膵(すい)がんなど、さまざまな臓器に対する研究が進んでいる。 「2015年に新たに導入した『ダヴィンチXi』は、従来機種と比べてロボットアームが細いので、道がんの手術も行いやすいと思います」 こう話すのは、ロボット支援下手術のオピニオンリーダー、藤田保健衛生大学病院総合消化器外科の宇山一朗教授。胃がんにおける腹腔鏡下手術の第一人者で、治療の発展のために2009年からロボット支援下手術を数多く行っている。その手腕を頼りに、今はまだ自費診療ながらも、ロボット支援下手術を希望する患者は後を絶たないという。 「ロボットアー

    食道がんの手術に有効!ロボットアームの細くなった「ダヴィンチXi」(1/2ページ)
  • ダヴィンチ治療で胃がん手術の合併症抑制 腹腔鏡下手術と比べて半減(1/2ページ)

    保険収載に向けた取り組みが行われている胃がんのロボット支援下手術(ダヴィンチ治療)。患者の身体に開けた小さな穴から医療機器を入れ、手術を行う点では、腹腔鏡下手術と変わらない。だが、ロボット支援下手術は、腹腔鏡下手術の進化版といわれ、胃がん手術の合併症も、抑制するのではないかと考えられている。 では、胃がん手術の合併症で問題となるのは何か。胃がん手術のスペシャリストで、ロボット支援下手術の保険収載に尽力する藤田保健衛生大学病院総合消化器外科の宇山一朗教授が説明する。 「胃がん手術の合併症としては、術後の膵(すい)炎に注意しなければなりません。胃のすぐ後ろに膵臓があるため、胃やリンパ節を取るときに触れるなどしてしまうと、術後の膵炎を起こしやすいのです」 膵臓は、血糖値をコントロールするインスリンを分泌する一方、脂肪などを分解するための消化液(膵液)を出している。術後の膵炎は、膵液が膵臓からしみ

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  • 保険収載されたロボット支援下手術 医師の膨大な訓練と適用の見極め必要(1/2ページ)

    小さな穴から先端に医療機器のついた医療機器を挿入し、医師が遠隔操作で手術を行う「ロボット支援下手術(ダヴィンチ)」は、前立腺がんの前立腺全摘術で2012年に保険収載された。 今や前立腺がんの手術では最先端治療から標準治療へと進歩した。ところが、ロボット支援下手術の中身をよく見ると、ロボットアームの先端についた鉗子(かんし)などの動きが、医師によって異なっていた。素早い医師もいれば、比較するとゆっくりの医師も。医療機器の操作に対する慣れもあるが、もうひとつ重要なのは経験といわれている。ダヴィンチをいかに使うか。そこに差が生じる。 「ダヴィンチを動かすのは医師です。機械が判断して自動的に手術をするのではありません。まだ、そのような機械は、開発されていないのです。そのため、医師の経験によっては、術後の機能温存などに差が生じることがあるのです」 こう話すのは東京医科大学病院ロボット手術支援センター

    保険収載されたロボット支援下手術 医師の膨大な訓練と適用の見極め必要(1/2ページ)
  • 「前立腺がん」6つの穴を用いて全摘 出血少量、小さな傷が残るだけ(1/2ページ)

    21世紀に入り、ロボット支援下手術(ダヴィンチ)が飛躍的に普及した。もともと米国で開発された機械だが、日は米国に次いで第2位の導入率になっている。従来の手術とどう違うのか、患者の恩恵とはなにか、そして、前立腺がんや腎がんの部分切除のみ保険収載されているが、今後の展開はどうなるのかなど、さまざまな角度からこのコーナーでは紹介していく。 そもそもロボット支援下手術とはなにか。東京医科大学病院ロボット手術支援センター長の大堀理教授が説明する。 「ロボット支援下手術では、ロボットアームの先端に医療機器がつき、それを患者さんの身体の穴(ポート)から挿入し、医師が遠隔操作して手術します。前立腺がんの全摘術では、6つの穴を用い、(1)キズが小さい(2)出血が少ない(3)患者さんの回復が早い(4)術後の合併症の抑制などのメリットがあるのです」 ロボットアームの先端には、患部を10~15倍に拡大できる内視

    「前立腺がん」6つの穴を用いて全摘 出血少量、小さな傷が残るだけ(1/2ページ)
  • 【家電の世界】気になった時にすぐ測定、結果はスマホで管理 オムロンヘルスケアの「上腕式血圧計」

    オムロンヘルスケアが3月1日から発売した上腕式血圧計「HEM-7600T」は、体とカフ(腕帯)を一体化することで、血圧が気になったときにすぐに測定ができるようにしたのが特徴だ。市場想定価格は1万9800円(税別)。 一般的な上腕式血圧計は、体とカフがチューブでつながっており、血圧計そのものが大きくなる傾向があった。 だが、今回の製品では、チューブレス化するとともに、体を腕に通して装着し、測定ボタンを押すだけという手軽さを追求。カフ内部の構造を改良することで測定精度も向上させ、左右どちらの腕でも装着しやすい方で利用することができるようにした。 表示部には、有機ELディスプレーを採用。測定結果のほか、測定中に体が動いたり、カフの巻き方が緩かったりした場合には、「再測定をおすすめします」といったメッセージを表示する。 「チューブレスなのでテーブルに置いても邪魔にならない。生活導線のなかに置

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  • 【ニッポン病院の実力】藤田保健衛生大学病院 がんのロボット手術、技術革新へ突き進む

    2014年10月、胃がんに対するロボット手術(ダヴィンチ)が、先進医療として承認された。胃がんの手術には、大きくおなかを開ける開腹手術と、小さな複数の穴から内視鏡などの医療器具を腹部に入れて治療する腹腔鏡下手術があり、ロボット手術は、腹腔鏡下手術と手法は同じだが、遠隔操作のロボットアームで治療を行う。腹腔鏡下手術よりも、3次元画像で患部を詳細に観察でき、ロボットアームによって手ぶれがなく、先端が360度以上動かせて細かい作業がしやすいなどの利点がある。 しかし、日における胃がんの腹腔鏡下手術の技術は、もともと世界トップレベル。 ロボット手術で腹腔鏡下手術を上回る実績を上げなければ、先進医療とは認められない。この状況下、胃がんの先進医療承認への道を切り開いたのが、藤田保健衛生大学病院上部消化管外科。 「1997年に開始した胃がんの腹腔鏡下手術では、小さな傷でも開腹手術と同じ治療を提供するこ

    【ニッポン病院の実力】藤田保健衛生大学病院 がんのロボット手術、技術革新へ突き進む
    mats_i
    mats_i 2015/02/25
    「ロボット手術で腹腔鏡下手術を上回る実績を上げなければ、先進医療とは認められない。この状況下、胃がんの先進医療承認への道を切り開いたのが、藤田保健衛生大学病院上部消化管外科」 【ニッポン病院の実力】藤
  • 心臓病患者に朗報! 体内に植え込んだままでも MRIが使える医療機器登場

    体内に植込んで心臓の働きを補助・回復させるICD(植込み型除細動器)やCRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)は、心臓病患者を致死性の不整脈や心不全などから守る重要な医療機器だ。 しかし精密な電子機器とあって、これを植込んだ患者はMRIを使用できないのがデメリットとされている。だが、昨年10月、条件付きMRI対応のICDとCRT-Dが登場。医療現場や心臓病患者の間で注目を集めている。 筑波大学附属病院循環器内科の青沼和隆教授は、「現代人に多い脳血管障害やがんの検査に欠かせないのがMRI。特に脳血管障害は心臓病がその発症に起因することもあるので、MRI検査が可能になったのは心臓病患者にとってまさに朗報です」と語る。 「これにより、例えば脳動脈瘤などの検査はより正確性が増し、今後はカテーテルなど患者の負担を軽減する治療法をとることも可能になります」 さらに、この機器が備える遠隔モニ

    心臓病患者に朗報! 体内に植え込んだままでも MRIが使える医療機器登場
    mats_i
    mats_i 2014/03/01
    「だが、昨年10月、条件付きMRI対応のICDとCRT-Dが登場。医療現場や心臓病患者の間で注目を集めている」 心臓病患者に朗報! 体内に植え込んだままでも MRIが使える医療機器登場
  • 【ニッポン病院の実力】最新の医療機器で地域医療の充実に寄与 - 政治・社会 - ZAKZAK

    mats_i
    mats_i 2012/11/22
    「そんな最先端医療機器の最新バージョンを揃えているのが、今年8月に開院した新百合ヶ丘総合病院だ。最新の医療機器の充実度は国内トップクラス。」 【ニッポン病院の実力】最新の医療機器で地域医療の充実に寄与
  • 災害時に強い“腹膜透析システム”最新事情 通院不要の人工透析も - 政治・社会 - ZAKZAK

    mats_i
    mats_i 2012/11/08
    災害時に強い“腹膜透析システム”最新事情 通院不要の人工透析も
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