概要 要素の集合を つに分割することを 回行って、どの 要素もどこかで分離されているようにすることができる。 向きの付いた分割についても同様の問題を考え、それぞれの構成法と最適性を示す。 向きの無い分割 問題例 無向グラフ があり、各辺には正の重みが付いているとする。 が与えられるので、 の条件下で 間の距離の最小値を求めよ。 解法 この問題は Dijkstra 法に少し手を加えると で解くことができるが、ここではその解法は思い浮かばなかったことにする。 を始点とする Dijkstra 法を行うと、どの に対しても への距離は となってしまうため上手く行かない。 そこで を取り、 を始点とし を終点とする距離を求める。 もし最適な が によって分離されているなら、すなわち を満たすなら、これで最適値が得られる。 を一様ランダムにとれば の確率でこれは達成されるが、決定性アルゴリズムを得たい